すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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以心伝心・カタチの考察

心奪わるもの。
心癒されるもの。

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美しい日本の春の花、桜。今年の桜にも、たくさん思い出ができました。
花はどうして、美しいのでしょうか。そして何故、みんな撮りたがるのでしょうか?
こうやって桜を撮ってみて思うのですが、同じ桜でも、一人一人観ているところが違うのですよね。似ているけれど違う。桜のピクチャー。
違うけれど頷く、日本の花。
「美しいね!」「うん!!」(美しさに言葉がなく、ただ、ただ、うなずくのでした…)

言葉にならない感動ってありますね。
絵画も音楽もそうですよね。言葉がなくても、人に伝わるものがあります。
言葉にならない言葉を言葉にすること、それが文学ですね。
詩や小説。言葉にすることで、人に伝わるものがあります。

ユリ目ヒガンバナ科スイセン属の水仙。
ワーズワースの詩「水仙」。
ワーズワースの詩と生体分類の文章を読みくらべる機会が中学生の頃にあったことを思い出しました。
ちなみに、この詩は、妹と旅したときに出会った水仙の群を、書いたようです。(妹と仲良しなんて、宮沢賢治みたい!)

谷また丘のうえ高く漂う雲のごと、
われひとりさ迷い行けば、
折りしも見出でたる一群の
黄金(こがね)色に輝く水仙の花、
湖のほとり、木立の下に、
微風に翻りつつ、はた、踊りつつ。(田部重治訳より一部抜粋)

このような詩なのですが、どうでしょうか?
ユリ目ヒガンバナ科と言われても、、、うーん、あの水仙の香りを思い起こせず、やはり詩ってステキ!!っと思った中学生の私でした。今は、ユリ科は香りの好いものが多いのね!っとも思いますが、人の心を揺さぶるのは詩ですね。ワーズワースの感動が感動を呼ぶというところでしょうか。

水仙の花言葉には、神秘があります。
言葉による感動。言葉にはならずことばではないカタチで伝わる感動。うごめいているものを捉えること。カタチにすること。理想のカタチ。魅力あるカタチ。
カタチにしたいもの。感動が伝わるカタチ。

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ギリシャ神話。水に映った自分の姿(カタチ)に恋した美少年ナルキッソスの想いは、応えがなく、そのまま憔悴して最期を迎えます。そして、水辺でうつむきがちに咲くスイセンに生まれ変わります。スイセンは水辺であたかも自分の姿(カタチ)を覗き込むかの様に咲くのです。

中国。仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙。という言葉があり、そこから、日本でも水仙というようです。

春の訪れとともに咲く水仙は、海外では希望の象徴であるようです。

さて、あなたにとっての水仙の魅力は?
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by 555sukiwa | 2009-04-15 14:15 | かたち | Comments(0)
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