すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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ジヲカキテ言葉ヲショクス 其の三

さざなみや志賀の都はあれにしを
むかしながらの山ざくらかな
平忠度(「花の詩(天来書院)」より)

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さざなみの(志賀の都の枕詞)、志賀の都(天智天皇の大津の宮)は荒れてしまったのに、むかしながらの(長等山にかかる)山桜は咲いていることよ。このような歌です。

作者の平忠度(たいらのただのり)は、平清盛の弟で、平安期歌人でした。

「行きくれて木の下かげを宿とせば花やこよひの主ならまし」
一の谷の戦で戦死したおりに、忠度の箙(えびら)に結び付けられた文を取ってみたところ、この歌が書き付けられていたと伝わっています。

忠度の歌には、怒りも哀れも突き抜けて、何とか自分が捉えたいもの・繋がりたいものへと思いを馳せながら、すべてを包み込もうとした心があるように思います。

梅の花夜は夢にも見てしがな闇のうつつのにほふばかりに(忠度集)
恋ひ死なむ後の世までの思ひ出はしのぶ心のかよふばかりか(新拾遺)

ブラジルから来られた方に、桜の印象をきくと、すぐ散って驚いたと言われます。
日本の花。日本人の美意識。
それまでは、花と言えば梅だったのに、花と言えば桜になった時代。
潔く散る花、桜。花に心を通わせて、在るうた。

ブログ「吉備高原の季節」に美しい山桜の画像がありました。
いつも美しい自然の画像があるブログです。
http://kibikougen.blogspot.com/
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石楠花が美しくすきわ庭に咲いています。
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by 555sukiwa | 2009-04-20 14:35 | ひと | Comments(2)
Commented by なおみ at 2009-04-20 15:46 x
今日はありがとうございました!お会い出来ず残念でした(;_;) 春の素敵な歌、たくさんあるのですねぇ!もっとたくさん知りたいです(*^_^*)
Commented by 555sukiwa at 2009-04-20 16:30 x
なおみさま、コメント有難うございます。
ほんと、擦れ違いばかりで、すみません。
美しい画、美しい歌、そして美人!!
まことに日本はすてきですよね!
美しい画と美しい歌探しの旅はまだまだ続きますので、宜しくお願い致しますね!
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