すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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人には添うて見よ、馬には乗ってみよ、そして絵は飾って観よう!

秋の七草は、鑑賞する七草です。
春の七草は、人日の節句(五節句の一つで、1月7日)に七種粥を食することで、ご存じの方が多いと思います。
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秋の七草に直接何かをする行事は特に無かったようです。
秋。野の花が咲き乱れる野原を花野(はなの)と呼びます。
日本では古来より、この花野を散策して短歌や俳句を詠むことが、行われています。
★秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花 山上憶良 
(万葉集・巻八 1537)
★萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 姫部志(をみなへし) また藤袴 朝貌の花  山上憶良 
(万葉集・巻八 1538)

♪万葉時代からの秋の七草。
ひっそりと秋の到来を知らせてくれる植物です。
女郎花(おみなえし)オミナエシ科
尾花(おばなは、薄(すすき)のことです)イネ科
桔梗(ききょう)キキョウ科
撫子(なでしこ)ナデシコ科
藤袴(ふじばかま)キク科
葛(くず)マメ科
萩(はぎ)マメ科

♪江戸時代に数寄者(すきしゃ)が新秋の七草を選んだそうです。
・竜胆(りんどう)・オシロイバナ・トロロアオイ・ヒオウギ・ゴジカ・夕顔(ゆうがお)・烏瓜(からすうり)と、外来種も入っていたようです。

♪昭和10年頃、新聞に発表された別の新七草。
・葉鶏頭・ヒガンバナ・ベゴニア・菊・オシロイバナ・イヌタデ・コスモス。

ご存じのように菊といえば、重陽の節句(五節句の一つで、9月9日)ですね。
昔は、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わして祝ったりしていたようです。

松尾芭蕉の菊の句を紹介します。
★草の戸や 日暮れてくれし 菊の酒
★山中や 菊はたおらぬ 湯の匂  奥の細道、山中温泉の湯を賞賛して

9月になりました。
秋ですね。皆さまも、ぜひ、花野を楽しんでください。
そして、絵描きの描いた風景も楽しんで頂ければと思います。
画像は、斉藤佳代先生の作品「秋草」です。(額装は数寄和です。)
作家紹介は、数寄和ホームページ内にございます。
斉藤佳代先生。草花を愛する作家のあたたかな眼差しが作品の香りとなっています。
http://www.sukiwa.net/
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by 555sukiwa | 2009-09-04 15:39 | すきわ日和 | Comments(0)
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