すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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そして、聴こえたアイラブユー♪その5

大津歴史博物館では、「湖都大津 社寺の名宝」展。
滋賀県立近代美術館では「伝統と革新 日本画の時代」展。
どちらも11月23日迄です。
「ジパン具」展(11月8日迄です。)で、日本画家の及川総子さんとお会いしました。
数寄和大津に来て下さった及川さん。
ジパン具展の、及川さんの制作された長い平押し紙(六寸×六尺)に描かれた作品を拝見し、離れてみたときの作品の存在感について話しながら、日本画の余白や、光と闇、そして空間へと話が弾みました。
及川さんと、またお会いできる日を楽しみにしながら、時間があれば行きたいとお聞きした「湖都大津 社寺の名宝」展へ、行ってきました。(報告です♪)
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仏像や仏画の魅力ってなんなのでしょうか。
仏像では、いわゆる良いと言われるものは、なんだか脱力感があるように感じます。昨年、大阪市美術館「三井寺」展でも展示されていた如意輪観音菩薩坐像の美しさ。脱力しながら、芯はあり…穏やかで落ち着いているカタチです。観ている私の心も穏やかになります。
「湖都大津 社寺の名宝」展では、何度みても脱力している満月寺(浮御堂)の木造聖観音坐像や、数寄和大津から徒歩2分の建部大社の木造女神坐像と、観あきないカタチは、芯はあるのですが、必要以上の力が抜けてゆったりとしています。

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何かを願うときに向き合う像が、ゆったりしていることは、大切なことのように思います。
このゆったりした落ち着きの中に、観ている側の心が動くスペース、つまり余白のようなものがあるのではないでしょうか。
時間の流れをゆったりとするような、そのようなものが、この落ち着きのあるカタチの中に、あるように思います。

…向き合う仏像(仏様)は、観る私を観ておられるのではなく、心臓のドキドキの速さを聴いておられるのかも知れません。…落ち着いたほうがいいよ…落ち着いたね…みたいに…(笑)




余韻。余白。力を抜くこと。空間。日本の感性。古き良きもの、新しき良きもの…さまざまなことを感じながら、歩こう♪歩こう♪(つづく…)
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by 555sukiwa | 2009-11-05 20:01 | すきわ日和 | Comments(1)
Commented by 及川聡子 at 2009-11-06 12:43 x
4日はありがとうございました。
とても楽しく興味深いお話をさせていただき感謝しております。
「仏像の脱力感」というのは、悟りの状態の具現化なのかもしれませんね。そのお姿を見て、心が穏やかになるのはその為ではないだろうかと思いました。
「仏像の脱力感」と「余白」とをつなげる555sukiwa さんの視点に、とてもはっといたしました。「余韻。余白。力を抜くこと。空間。」私も余白の意味と心のありようについて、制作を通りもっと深く考えていきたいと思います。
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