すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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銀河鉄道の夜と、星の王子さま

穴(あな)かんむりの、空。
穴冠の、窓。
穴や空間に関わる意味を表す穴冠の字。
穴居とは、洞穴に野宿することらしい。
穴の向うは、時をこえ。
f0203477_1459735.jpg
あのね、
目は心の窓っていうんだよ。

あのね、
鼻で息を吸うんだよ。
腹式呼吸とか、呼吸法には、いくつもある。

あのね、
口から、話し言葉がでるよ。
それでね、
穴から出た言葉は、いつか消えるよ。

あのね、むかしむかし、洞窟で、絵を描いた人がいる。
その人は、もういないけど、絵は残っているよ。
あのね、むかしむかし、亀の甲羅に字を刻んだ人がいる。
その人は、もういないけれど、字は残っているよ。
木に残っている字や、石に残っている文字がある。
紙や絹に残っている絵や物語がある。
楮のいのちをいただき漉きあげた紙や、
蚕のいのちをいただき織りあげた絹に、
かかれるものがたり。

巻物を広げていくと、その中には、読み続けたい物語がある。
かく人は、かき続けたい物語があるのだろう。
だから、
その中の一本の線にも、込められた想いが現れている。
その中の一語にも、込められた想いが現れる。
その中の一色にも、込められた想いがある。
ひとひらの絵も一片の書も、そのモノを語る。

あなかんむりの、そら。
銀河鉄道の夜も、星の王子さまの星も、ある。
目が見えるモノ、心で見るモノ。
穴の向うは、時をこえ。

(画像は、詩人の吉田加南子先生の編・訳、「愛のフランス詩集(天来書院様発行)」より、言葉を選んで、かいた2年前の作品です。)

f0203477_1501734.jpg

☆数寄和大津ギャラリーでは、花の絵を展示しております。
梅、桜、ヒヤシンス。
そして、桃の節句のおひなさま。
絵のある空間。すてきです。

☆数寄和東京では、2月27日より、「薄氷 及川聡子展 絹に描く1」が開催されます。透明感溢れる作品を描く及川聡子さん。今展では、絵絹に制作していただくことで艶が生まれたように感じます。
まだまだ寒い日々が続きますが、その分、空気は澄んでいて気持ちのよい季節です。
まあたらしい春へと向かう季節です。
どうぞ、展覧会へと、足をお運びください。
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by 555sukiwa | 2010-02-24 15:10 | すきわ日和 | Comments(0)
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