すきわ草子 |
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日本画家小泉淳作先生が描かれた天井画「双龍図」のある建仁寺さん。
建仁寺・西来院さんで、宮澤賢治の「やまなし」、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を朗読で楽しみました。 花は、陽ざしを浴び、華やかに咲き誇ります。 数寄和大津ギャラリーにも、時々、遊びに来てくれる朗読家の馬場精子さん。 先日の展覧会「薄氷 及川聡子展 絹に描く1」にも、もちろんお越しいただきました。 馬場精子さんの朗読による「やまなし」と「蜘蛛の糸」を聴きに建仁寺・西来院さんへと行きました。 上方からの光。そのような存在を感じる二つの作品。 お庭を見ながら、自然光を取り入れたままで、朗読と邦楽を味わさせていただきました。 光のいっぱいある、あの世。 真っ暗な、あの世…。 あの世とは、どういう処でしょうか。 この世で無いのが、あの世なのでしょうか。 天と地獄の間が、この世なのでしょうか。 真っ暗な地獄へと、天から垂れ下がってきた「蜘蛛の糸」。 光の方へと、蜘蛛の糸を登っていく地獄にいるひと。 日向(ひなた)と日陰(ひかげ)。光と影。 どちらも、この世に在る言葉ですね。 「やまなし」では、2枚の幻灯の映し出す世界があります。 恐い処へと行ったお魚。恐い存在のカワセミ。美味しいお酒になるであろう、やまなし。 いのちといのちの関わりを思うと、光と影を感じますね。 この世にある、光と影。 朗読と邦楽を楽しみ、西来院さんを後にすると、舞子はんの姿をみつけました。 可愛らしい舞妓はんの後姿は、やはり可愛らしく感じます。 舞妓さんは、裏である後姿も美しいのですが、 花は、光を向き咲きますので、裏からみる花は、あまり美しく感じません。 日本の文化のひとつ、華道・生け花は、どうでしょうか。 いける花の足元の美しさと花の向きについて、熱心に教えていただいたお華の先生の言葉を思い出します。 いのちをいかすということを教えてくださったのだと思います。 人の知恵の結晶である文化。 生きている間に、活かせることが多くあるように思います。 先日、筆を持って、短冊に書いた八木重吉のことばを、ふたたび書きたくなりました。 「綺麗な桜の花をみていると、そのひとすじの気持ちにうたれる」 ひとひらの花びらも、蕾も、それぞれ、いのちのカタチ…。 比べることの出来ない、どちらも愛しいカタチです。 どちらも描けるように、なりたいものです。 そのようなことを一心に思っていると、 ちいさないのちに会います。 みぃつけた♪♪おもわず笑顔になります♪♪
by 555sukiwa
| 2010-04-26 16:11
| かたち
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