すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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花頭窓は、火灯窓とも呼びます。灯りって?(花頭窓は、先回の記事にあります♪)

京都タワーは、京都の街を照らす灯台をイメージして1964年に出来たそうです。
どんなに暗いイメージの絵も、目に見えます。つまり、光があるという事を、絵を前にして、感じます。
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街の灯台であるとの京都タワー。
京都駅に着いた旅の人、
そして、京都から旅発つ人々に、カメラを向けられる日々のようです。

灯りって、人にとってどんなに大切なんでしょうか。
街の灯台から、すぐ浮かんだのが、チャップリンの「街の灯」。
ご存じの方も多いと思いますが、あらすじに私の感想を入れながら…

浮浪者の男が盲目の花売り娘に恋をします。
何とか、目が見えるにしたいと思います。懸命にお金をつくります。
盲目の花売り娘は、最初からこの浮浪者を金もちだと誤解していました。
目が見えるようになった花売り娘が、浮浪者と再会するのは、見えるようになった目で見たからではありません。

…恋は盲目という喩えがありますが、この浮浪者は、盲目の花売り娘と出会って、愛を学びます。
盲目の花売り娘も、この浮浪者と出会い、心に灯りがともったように思います。勿論、実際に目が見えるようになるのですが…
花売り娘の目が見えるようになって、想像していた白馬に乗った王子様の顔はなく、心が触れ合う度に触れあった手同士が再会します。
花売り娘は、浮浪者に少しばかりのお金を渡そうとして、手に触れ、この人だったのだと気づくのです…

チャップリンの「街の灯」。
この愛の行方の答えをみつけるのは、見たひと自身という終わりかたをしているのが、素敵です。
チャップリンは、意味のある言葉そのものではなく、意味のある言葉を見つけることの大切さを、映画を見る人に伝えてくれます。

見えるということ。
誰かが、心に灯りをともしてくれるとき、何かが、見えるようにも思います。
もちろん、お日様の光が感じられる日々は、灯りは、心へ射しているでしょう。

ギャラリーで働きながら、絵と向き合ってみると、
こんなに暗い絵!!!っと驚く絵もあります。
けれど、「こんなに暗い絵!!」だと解るのは、絵が光とともに存在するからだと思います。

「ここには、光が、ある」と、感じること…。
何か辛いことに出くわした人にとって、大きな意味のあることです。

2年前に初めて数寄和大津でギャラリートークをしました。
「よい絵とは?」がギャラリートークの内容でした。
実のところ、良い絵とは、どのようなものか?と絵描きの方々に教えて欲しかったのですが―、
問いかけてしまうと、自らの答えが必要となります。
そして、考えます。
私にとっての良い絵。
人々にとっての良い絵。
良い絵を考え出すと、生き方や在り方、愛について考えます。

一人ひとり、愛の捉え方は違います。
一人ひとり、生き方は違います。

余白のある絵に多くの人が魅力を感じるようです。
これは、みる人が、こう思いますと、絵と対話できるからだと思います。
余白の存在価値は、相手を信じ預けることのように感じます。
手がつなぐ手。この存在によって、手の輪郭がはっきりすること。手がもつモノの存在により、手としての輪郭がくっきりしてくること。
絵もまた…絵も、見る人の存在により、絵としての存在がくっきりとしてくるように感じます。

作り手と、みる人。
良い絵とは、作り手の心が表現されている絵。
良い絵とは、見る人に真直ぐ向き合っている絵。
作り手のココロと、みる人のココロに、光の橋がかかるとき。
良い絵だ!!!って、思うような気がします。
これって、絵だけでは、ありませんね。

灯り。光。…そうかぁ♪
鳥の写真のご紹介♪
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2年前のギャラリートークでも、自ら見ることの大切さが話題となりました。
素敵なギャラリートークをしてくださった若手作家の若山卓さんと山下和也さん。
お二人のブログもぜひご覧ください♪
若山卓さんのブログ「カラスときこり」
山下和也さんのブログ「よもやま解体新書」
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by 555sukiwa | 2010-05-06 15:53 | かたち | Comments(1)
Commented by 織田 at 2010-05-08 00:33 x
見る人と絵。
先日ご一緒させていただいた華展でのお話、思い出しました。その節は、ありがとうございました。

見る人と私。絵と私。
お話してくれる相手がいるから自分の中を見渡せる時が多く、相手もそうであったらいいのにと思います。
対話の先に、すこしでも、
「それわかる〜」という瞬間が欲しいなと思うのですが、
はたして絵での対話はどうなりますやら。
明日も良い瞬間がありますように♪
よろしくお願いします。
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