すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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シルクロード(絹の道)、光の色。

蚕の繭からとった繊維を絹と呼びますが、この絹の生産は、古代中国よりはじまりました。
漢の時代には、養蚕の方法や織りが、かなり発達したようです。
古代中国の特産品であった絹が、中央アジアを横断する古代の東西交通路(貿易路)であるシルクロードを通り、広がります。
日本にも、弥生時代には、伝わっていたようです。
江戸時代には、生産量も、質も、たいへん発達していたそうです。
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さて、数寄和ギャラリーの壁面に展示させていただく現代日本の平面作品。
日本の絵画は、古来より、紙だけではなく、木に描かれることもあります。
そして、絹に描かれることもあります。
衣としての絹もありますように、絵を描くために織りあげた絵絹もあります。
表具用の裂(きれ)も、絹のものが多くあります。
絵絹の風合い。
光沢があります。
すきわ草子で、よく話題にした手すきの紙の味。
紙も絹もそれぞれのよさがあります。
持ち味を活かしながら、作家が素材と向き合うことで、生まれてくる作品があります。
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日本画の題材には、上記の画像のように、白い雪も、白い花もあります。
白い紙や白い絹の上に描かれた画面のなかの白。
そのようなことに思いを馳せてみると―、
雪のなかの花の存在、その花の根っこ辺りの土が気になるように、素材の存在が大切に感じられます。

先日話題にしました蓮の花ではありませんが、作家の手によって生まれた作品…。
平面作品は、その中に、大切なものが既にあるようです。

西荻窪にある数寄和では、
及川聡子展 「薄氷」 絹に描く1につづき、
6月5日より「西川芳孝展 絹に描く2」が始まります。
詳細は、数寄和ホームページをご覧いただけますと、幸いです。
東京展会期の6/5と6/6は数寄和も参加している「西荻茶散歩」が開催されいてます。
なお、大津展は、6月26日からはじまります。

人類の歴史の中に、実に多くのモノがあります。
それぞれのモノには、作った人の愛情があります。
美味しいパンにも、美味しいお茶にも、愛情を感じます。
人と人の間には、愛があります。親子愛、夫婦愛、兄弟愛、家族愛、師弟愛と、親しい関係には愛があります。しかし、愛というものは、、親しい人にだけではなく、その人自身から多くの人へと向けられたものであるように思います。仕事というカタチをとって、愛を伝える…多くの仕事は、そのようにもあるような気もします。はたして愛は、どのようなものでしょうか。
愛という具体的ではないものを、作品としてカタチにする人たちを作家とか芸術家と呼ぶのではないでしょうか。

よい絵だな…と思うモノには、作家の愛を感じます。
よい音楽だな…と思うモノにも、愛を感じます。
そして、もちろん、よい文学作品にもです。

親しい人同士の愛。永遠の愛だとよいのですが、幸せばかりが続くのが人生では無いようです。
暗い画面にも、微かに光があります。そして絵の存在を感じます。
光よ!っと、叫ばなくても、静かな画面が、そっと光の存在を定かにしてくれます。
この中に、愛があると感じます。
芸術は、人にとって美味しいパンやお茶と同じぐらい必要なもののように思うのですが、如何でしょうか。
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by 555sukiwa | 2010-05-19 15:09 | かたち | Comments(0)
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