すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
メモ帳

「西川芳孝展 絹に描く2」数寄和大津展、開催中♪♪

何かを、観ること。
何かを、記憶のカタチにすること。
何かを、表現すること。
筆をとおして。素材の上に。
f0203477_11242778.jpg

西川芳孝さんは、30歳代に入ったばかりの、若手作家さんです。若手日本画家です。

さて、今回の展覧会では、小さなそれぞれのいのちに、一歩一歩と近づき、生きものと作家の小さなささやきのような会話が、そこにあるようです。

観る人に何かを、訴えるような眼をした子犬。
プクプクとした、猛獣からは、程遠い虎の児。
西川さんの描いたカラス。ちいさなカラダを生かすために、口にするちいさな食べもの。
桟橋の下の光を受けた川の水。
そして、絹に描かれた、白い画面の作品「ふきのとう」。
早春、フキは、葉よりも先に花茎が伸び出し、これを蕗の薹(フキノトウ)と呼んでいます。
フキは、日本原産の植物でキク科フキ属の多年草で、
北海道から九州まで、全国の山野に自生しているそうです。
冬に黄色の花を咲かせるところから「冬黄」といわれ、それがつまって「ふき」と、いわれるようになったと、されています。
茎は地上には伸びず、地中で地下茎となり横に伸びるようです。
ふきのとうは、フキの花芽のことで、だいたい3月~5月にみられますから、春の季節を表現します。
独特な芳香と苦味があり、天ぷらや和え物などとして、食します。
雌雄異花であり、食べ頃のこの状態で摘まんでみて柔らかければ雌株、硬ければ雄株のようです。
雌花は受粉後、花茎を伸ばし、タンポポのような綿毛をつけた種子を飛ばすようです。
ふきのとうは、秋田県の花でもあるようです。秋田県には、2メートルほどにも伸びる秋田蕗があります。
コロボックル(コロポックル)ということば、お聴きされた人も多いことと思います。…ご存知ですか?
フキはアイヌ語でコロコニや、コルコニといい、アイヌ語のコロポックル(コロボックル)は蕗の葉の下の人(フキの葉の下に住む妖精)という意味のようです。…少し、話しが広がり過ぎましたが、一枚の絵をみていると、題材にされているものの存在が、当たり前のようで、不思議な存在に思えてきます。てんぷらで食していたふきのとうが、より身近になったり、不思議な存在になったりします。
2次元、平面作品の魅力です。

絹だけではなく、手すきの紙を素材とした作品群の面白さは、観る人を作品へと、一歩さらに一歩と近づけていきます。
小さな作品の中の物語…。
じっくりみると、描かれた風景の中に、人びとがいる作品。
大きな、蜘蛛が、描かれた作品。
頭を抱え、考えるひと…。

西川芳孝さんにとって、それぞれの新たな素材との関わりは、
いままでの大作でみる描くことが大好きな西川さんの眼とは、また少し違ったもののようにも感じます。
そこには、小さないのちがあります。
ちいさないのちを活かすなにか。
それぞれのいのちに緩やかに流れる日々の時間。
作品の中に流れる、いのちの物語。

西川芳孝さんは、6月30日、7月1日に数寄和大津にご在廊予定です。

関東の若手作家さんであります。
どうぞ、この機会に、西川芳孝さんと、作品と、お会いしていただければ…と思います。

御高覧を御待ちしております。
☆展覧会の詳細につきましては、
数寄和ホームページをご覧ください。
http://www.sukiwa.net/index.html
また、ブログすきわ草子にも、関連記事を数回にわたり書き込みました。

どうか、宜しくお願い致します。

f0203477_11252363.jpg

☆お知らせ☆
「新風会ー青麦の章ー」
高島屋大阪店6階アートサロン
2010年6/30(水)~7/6(火)
10:00AM~8:30PM(初日は8時まで開場/最終日は4時閉場となります)
数寄和の「手すきの紙と遊ぶ」展の折りにご出品いただいた
織田涼子さん、中原麻貴さん、伴戸玲伊子さんの若手女性日本画家の3人展です。
瑞々しさ、愛らしさ、華やかさ、それぞれ個性のある魅力的な作品を観ることが出来る展覧会です。
御高覧のほど、どうぞ、宜しくお願い致します。

f0203477_13105087.jpg

[PR]
by 555sukiwa | 2010-06-27 11:30 | かたち | Comments(2)
Commented by 及川聡子 at 2010-06-30 21:02 x
麻田さん、ご無沙汰いたしております。
今日、明日は西川さんがいらいているのですよね。
西川さんからご案内をいただいておりながら、
どうしても上京できず、大津はなお遠く、
とても残念に思っております。
ブログで、展示を拝見できますのを楽しみにしております。
カラスも拝見したいですし、
私は軍鶏もずいぶん飼ったので、ぜひぜひ拝見したいです。
西荻で、西川さんのファイルを見せていただいて、
とても感銘を受けました。
胸に迫る、切実さがあって、
しかもとても真っすぐなものを感じました。
またいつかの機会に、作品を拝見し
西川さんにもお会いしたいと願っています。
Commented by あさだ at 2010-07-01 15:29 x
及川聡子さん、コメント有難うございます♪♪
西川芳孝さんにも、及川さんのコメントお伝えいたしました。
<< 絹に描く2展、の、短冊に願いご... 坂を上ると♪~てくてく歩くと♪... >>


最新のトラックバック
http://venus..
from http://venuspo..
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..
第1回三井寺句会完了!!!
from Ban'ya
瀬田の唐橋へ 数寄和で揮毫
from Ban'ya
「鳥」 「風」
from magnoria
ライフログ
検索
うずら卵
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧