すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
メモ帳

こうふくの風なり。すきわの風なり。スキワノ風ナリ。

京都伏見稲荷大社の本宮祭が終わりました。鳥居が、描いてある風鈴を買いました。
大きな団扇に、好きをいっぱい書き、風をおくります。
風鈴が、美しい音を奏でます。
f0203477_14361986.jpg

好きと数寄は、同語源です。

室町時代の禅僧であり、歌人であった正徹という人の歌論集「正徹物語」には、
「歌の数寄に付きてあまた有り。
茶の数寄にも品々あり。
(なるほど♪と思い、筆をもち、書きました。)
(まだまだ、正徹物語は、続きます…)
先ず茶の数寄と云う者は、茶の具足をきれいにして、建盞・天目・茶釜・水差などの色々の茶の具足を、心の及ぶ程たしなみ持ちたる人は、茶数寄也…(略)」とあり、
この頃から、風流を好む意として、数寄という言葉が使われたようです。
当時、和歌や連歌は一人で楽しむ文芸ではなく、人々が寄り合って楽しむ集団の文芸であったようです。その寄合の場では、茶の湯や香や花も楽しまれていたようです。

正徹の弟子正広が編纂した家集「草根集」には和歌一万千余首、また、正徹は、書家でもありました。

♪湖月
にほの海の霧ふきたつる程ばかり月に見えたる秋のしほかぜ (正徹)

にほのうみとは、琵琶湖の古称です。
鳰(かいつぶり)は、滋賀の県鳥であります。

東国への旅を思い立った正徹に、「なぐさめ草」という紀行文があります。
都を離れ、逢坂の関を越え、近江へと♪つづく東への旅です。

数寄和本社は、東京にあります。
滋賀は大津。数寄和大津。

どうですか。
今年の夏は、数寄和の「ギャラリーへ行こう」へ、足を御運びいただけませんか。

心に、風がふくような
心で、光をかんじるような
こころでかんじるものがあることに
こころが感じることがあることに
一枚の絵をとおして―

(…そうだな、
ことしのなつは、数寄和のギャラリーへ行こうかな)
f0203477_14381453.jpg

☆数寄和からのお知らせです。
作家の卵が創作活動を続けていくには、
ギャラリーが価値の定まっていない作品に発表の機会を作ること、
そして多くの人が自分の目で見て気に入った作品を購入すること、
双方が必要だと考えています。
作家を志す人たちに小品の意欲作を発表していただく機会を作りました。
多くの力ある作品が集まり、活気ある展覧会になることを願っています。

☆夏季特別企画「ギャラリーへ行こう」(7月31日~8月29日まで)☆
(開催は7月31日(土)からですが、作品は8月12日(木)まで受付しております。)
詳細につきましては、数寄和ホームページをご覧いただけますと幸いです。
http://www.sukiwa.net/
f0203477_156860.jpg

(追記 7月30日)
おいなりさんと呼んでいる伏見稲荷大社は、
平成23年御鎮座1300年。
家には、お稲荷さんの日本手ぬぐいや、風呂敷などがあります。
農業を営み、五穀豊穣を願った、いにしえの日本の人々、そして今日の人々。

八百万の神さまを祀る、たくさんの神社が日本にはあります。
杜(もり)と水。
神社には、必ずあるお水。
御水で手と口を清め、かしわ手を打ち、御礼とお願いを言います。

いろんな伝統的なものには、型があります。
神様へのご挨拶と、かしわ手は、知らずしらずに、親から子へと、伝わってきた響きのように思いますが、いかがでしょうか。
神様にお願い事をしたら、そう、自分が願ったことに向かって、努力します。一歩ずつ一歩ずつ、前に進んでいます。
神様が、ニコニコ笑ってごらんになって下さっています。

いつもお世話になっている現代日本画家の森山知己先生のホームページに興味深い記事があります。最近の記事には、技術の言葉、説明のための言葉とあります。http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/

言葉というと、誰にでも通じると思いがちですが、認識が違うとなかなか通じません。
日本の中にあって、外国に無いものも多くあります。
表具や日本酒もそうですよね。

そして、コミュニケーションのツールは、言葉だけではありません。けれども、出来たら、その内容を言葉にして、人々に伝えようとします。そして、みんなのものとなって、それが、伝統や文化となるように思います。人から人へと伝え、伝わる文化となっていくように思います。

色について学んだ人たちには、色についての共通認識があったり、ピアノを学んだ人たちの共通認識があったりするように、日本画にも、共通認識がある筈ですよね。
森山知己先生の日本画のお話し面白いので、ぜひ、一度、ホームページをご覧ください。

…幼い私に、ピアノの先生は、ほらほら、大雨が降ってくるときのようにね。と言葉で言います。そのためには、指をこうしてとか、肩の力は抜きましょうとか、最初の音には、アクセントをつけましょうねとか。
人から人へと、何かを伝えるには、多くのコミュニケーションのツールが必要のようです。豊かですね。

数寄和のホームページも皆様のお役にたつことも多くあるように、思います。
作家紹介のページには、森山知己先生のご紹介もございます。
森山知己先生と同世代であり、数寄和大津が開廊した2006年春の展覧会「近江路」の斉藤典彦先生のご紹介もございます。

ぜひ、コミュニケーションを楽しみましょう。
そして、ぜひ、数寄和に足をお運びください。
より楽しい時間を過ごせることと思います。
f0203477_15791.jpg

[PR]
by 555sukiwa | 2010-07-29 14:40 | ふるさと | Comments(0)
<< 数寄和の「ギャラリーへ行こう」... 数寄和「ギャラリーへ行こう」…... >>


最新のトラックバック
http://venus..
from http://venuspo..
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..
第1回三井寺句会完了!!!
from Ban'ya
瀬田の唐橋へ 数寄和で揮毫
from Ban'ya
「鳥」 「風」
from magnoria
ライフログ
検索
うずら卵
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧