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すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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笛を吹き、筆を持ち、生きていこう♪

身体の中に空気が入る。身体の中の空気が出る。
人のいのちが存在しているのは、誠に不思議なことである。息をはく。そして、新たな息を吸う。そして、やはり、息をはく。繰り返し、繰り返し、いのちを存在させる、息。
笛を吹き、筆を持ち、生きていこう♪_f0203477_14351294.jpg

最近、人が亡くなった話をきくことが多い。
昨日も、聞いた。
笛好き仲間の死。

笛をどんなに好きか?
その会話は電車を待つプラットホームで始まり、電車の中でも笛への想いを聞いた日。
ふつふつと思いだすなか、
窓の外の風が
吹く―

今、風の中に、その人の魂は、在る。

風が吹く。
木々が
ゆれる。
木々が、なる。
風の音楽。
風の―

…ねぇ、寒くない?
ダイジョウブ。
フエ、ヤメチャダメダヨ。
イキガ、ツヅクカギリ。

笛吹きの音楽は、ずーっと、つづくのだ。

風が吹く。
町の中を

風が吹く。
山を

風が吹く。
人へ向かって

風が
吹く―

…止めないよ。
息がつづく限りやめないよ。

風が一瞬、 耳となり、
遮る雲から、
太陽が笑う。

そして
私の心がつぶやく
笛好き仲間との嘗ての会話に
笑っている太陽に
つづく私の声が在る

笛の音楽を奏でよう。
風のうたのように、笛を吹こう。
風と、木と、人と、人の、
音楽。

奏でよう。
私の、息。

(お正月を終えてから、人が亡くなった話を聞くことが何回かあった。何回もあった。詩集の中にも死があった。)
嘗て、人に言った言葉が心で舞うときがある
生きよう、生きようと思って…
今も哀願の言葉が心で舞うのは、どうしたものか。
舞う言葉に心が騒がしい。
生命に始まりがあるのなら、終わりもある。
当たり前のことなのに、なぜ、受け入れられないのだろう。
けれど、今はまだ、解らなくてもよいというように、
私という身体が存在している、今日。

太陽が、見える。
この目に。
風が、頬にあたる。
冷たいと感じる、この心にも吹く風が。

言葉を書きたい。
うたいたい。
存在する、私のうた。
息をはく。息を吸う。
息をはく―
私のうたが、その間を流れだす
私のうたが、紙の上に流れだす

笛を吹き、筆を持ち、生きていこう♪(あ)
笛を吹き、筆を持ち、生きていこう♪_f0203477_14365741.jpg

数寄和からのお知らせです。
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詳細につきましては、ホームページをご覧ください。

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☆数寄和(すきわ)ホームページ
http://www.sukiwa.net/
by 555sukiwa | 2011-02-09 14:51 | おと
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