すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
メモ帳

奈良の東大寺のお水取り(そして、聴こえたアイラブユー♪その22)

新春の亀井武彦先生の展覧会へ奈良から来られた方が、もうすぐ奈良はお水取りと話して帰られた。奈良国立博物館では、特別陳列「お水取り」が開催中。十一面観音様は秘仏で拝見することはできない。「見る・見える」のお応えを頂戴したような…。
f0203477_16265112.jpg

奈良に春を呼ぶと言われる「お水取り」。
正式には修二会と言うようです。
東大寺の二月堂で、一度も中断することなく一年に一度行われてきたこの行事は、実忠和尚によって752年に始められ、十一面観音さまにお詫びをし、そして幸せを祈願するそうです。観音様は、二月堂の大観音とお水取りの小観音さんとが、いらっしゃる…そうです。
奈良国立博物館では、二月堂縁起の絵巻も拝見することができます。
東大寺二月堂では、「南無観、南無観…♪」と練行衆のお坊様たちのリズミカルな声明を拝聴しながら、秘仏の観音様に手を合わさせていただきます。
f0203477_16271167.jpg

一度も中断されることのなかった、お水取り。
何かを止めることなく続けることの大変さは、私の今日までの日々を思い出しても、なかなか難しいことのように思います。
よほどの決心をしていても、中断しなければならないような理由が出来ることが多いのが人生のようです。
病気や怪我で出来ないこともあるでしょう。
おうちに不幸があって続けられない場合もあるでしょう。
それでも、継続する力を持つことは、可能かもしれません。
752年から一度も中断されなかった行事があることの素晴らしさ。しみじみと感じました。
「お水取り」へと、導いてくださった人に感謝したいと思います。
人と人の出会いは、とても不思議です。昨日まで、そのような事を考えたこともなかったということを、この瞬間、考えられるのは、人との出会いがあってのこと。嬉しいことだけでなく、にがい薬のように感じた出会いや出来事も、やはり今日の私を作っています。
今日の私があるのは、今日までの日々のなか、お会いした皆さんのお蔭だと感謝せずにはいられません。
f0203477_1628966.jpg
絵巻である二月堂縁起にも描かれている鵜。
お水取りの行事に遅れてきた遠敷明神がお詫びに特別のお水を出すとおっしゃったそうで、黒白の鵜が岩から飛び出し、豊かな水が湧き、桜が描かれています。まさに春がやってきたような画面を拝見しながら、思わず笑顔になります。
この屋根にも、鵜がいました♪
f0203477_16291629.jpg

根のついた竹。
夜には、灯りとなります。
おたいまつ。
f0203477_16301727.jpg
昼の二月堂。
二月堂の周りを一めぐりします。
豊かな水があります。
今朝は雪がチラチラしていましたから、もちろん寒いのだけれど、長い歳月を経て創られてきた空間に居ることは、たいへん心地好いと感じます。
集印帳(朱印帳)を忘れずに持ってきたので、お願いしに二月堂の横の建物へと行きました。薬湯があります。昨年の正倉院展を思い出しながら、薬湯をお土産にしたいと思います。光明皇后さまって、みんなの幸せを考えた女の人で、字もステキで、凄いなと思っています。
歴史をみると、ステキな生き方の人がいて、若輩者の私も出来るだけ、ステキに生きようと思います。
f0203477_1632677.jpg

石の階段にも、模様が!!
下っていく道は、一つではありませんでした。
この道をご一緒していた方々に教えていただきました。
石の模様を楽しみながら下る道。
ギャラリーで働く私には、「絵がある人生の豊かさ♪」と通じるような愉しい模様のある石段の道で、嬉しく感じました。
f0203477_16331419.jpg

二月堂を後に、四月堂へと向かいました。
そして、やはり、集印帳(朱印帳)をお願いしました。
四月堂では仏像を拝見することが出来ました。
そして、ご一緒させて頂いていた方々と、少し休憩(つまりお茶タイムとなりました♪)。
そして―…(汗)朱印帳をいただきに行って、なんと、階段から落ち、転んでいました!!(ひゃ~…おどろきました!!)
一寸先は闇とは言いますが、ちょっと、痛いし恥かしい状況…。
…何故??理由は、後ろを見ずに一歩下がったら、階段がなかったからなのですが、もっと深い理由があるように感じました…。
f0203477_16341532.jpg
お水取りでは、五体投地といい、身体を叩きつける作法があります。おそらく鎌倉以降は秘仏となり、見ることが出来なくなった十一面観音さま。752年から一度も中断されずに行われたお水取りは、声明でお詫びしながら祈るだけではなく、身体を叩きつけお詫びして、幸せを祈ります。
大切なものが見えるには、心の在り方が大切なのだと、二月堂の十一面観音様と、四月堂の千手観音様と普賢菩薩様から教えていただいたようです。見る・見える…心が大切なのだと思いました。
怪我はもちろんなく、ご一緒していた方々にご心配していただき、いつもながら人って有難いな♪と思いました。(ほんと、有難うございました♪)
薬湯に浸かる幸せ。この手のある幸せ。継続は力なり!やな~♪♪と思わずにはいられません!!
朝のお日様も、夕がたのお日様も、美しい一日でした。(あ)
f0203477_1635291.jpg

☆数寄和からのお知らせです。
伊藤比呂美さんによる詩人の聲を西荻の数寄和にて。
詳細は後日お知らせいたします。

☆数寄和と数寄和大津からのお知らせです。
若手作家の卵のみなさま。12月30日の記事(初春墨寿展と、シーズプログラムと、たまご。)でもお伝えいたしましたが、数寄和、数寄和大津にて、シーズプログラムを始めました。
日程など詳細につきましては、数寄和(すきわ)、数寄和大津(すきわおおつ)ホームページをご覧ください。

☆そして、やはり数寄和と数寄和大津からのお知らせです。
お家に眠っている絵や書はありませんか。
軸装や額装にして、お家に飾ってみませんか。
軸や額だけではなく、屏風や襖絵など、お家の空間をいままで以上にステキな空間にされる時には、ぜひ、数寄和にお手伝いさせてください。
そして、お気に入りの作品に出会うために数寄和ギャラリーへと足を運んでいただくのも、楽しいひとときだと思います。現代作家の作品が、ギャラリーの白い壁面に展示されています。お気に入りの作品と会える喜びを味わいに、どうぞ、足をお運びください。
日本の伝統を大切にし、そして現代の美しい空間づくりをお考えの皆様。
アナタのお家のステキな空間づくりのお手伝いを数寄和がします。

☆数寄和(すきわ)ホームページ
http://www.sukiwa.net/
f0203477_1812018.jpg

[PR]
by 555sukiwa | 2011-03-05 16:50 | ひと | Comments(1)
Commented at 2011-03-09 17:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
<< 身体の緊張、心の緊張 「見る・見える」について考える... >>


最新のトラックバック
http://venus..
from http://venuspo..
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..
第1回三井寺句会完了!!!
from Ban'ya
瀬田の唐橋へ 数寄和で揮毫
from Ban'ya
「鳥」 「風」
from magnoria
ライフログ
検索
うずら卵
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧