すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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山下和也展 絹に描く3 より(数寄和大津にて)

ふるさとのやまに向かひて
言ふことなし
ふるさとのやまはありがたきかな
石川啄木
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(山下和也作品部分)

石川啄木は、明治時代の歌人であり、詩人であります。
岩手の曹洞宗の寺の住職の子どもとして生まれました。
曹洞宗は、鎌倉時代に宋に渡った道元から始まった、禅宗のひとつです。
さて、中国から、渡ってきた、禅。
開祖は、達磨大師。
(前回のすきわ草子では、可愛い~♪とみなさんからお声をいただいているダルマさんを描いた画像がありますので、まだの方は、ご覧くださいね♪)

水墨画は、禅とともにやってきました。
東福寺の画僧であった明兆など、仏教に関わる絵が大半だったようです。
絵では、日本的なものとして大和絵がありました。
和漢のものが、少しずつ、交じってきます。
そんな中で現れたのが雪舟です。雪舟も禅僧です。
そして、日本独自の水墨画を確立した人です。
禅は、お茶や、お花や、多くの日本文化と関わっていますね。

さて、今展。
山下和也さんは、絵絹に、山水画を描かれました。
山があります。
どこかで見たような、山。
でも、風景が、そのまま、絵になっている訳では、ないようです。
この景色は、山下和也さんの、みたい景色なのでしょうか。
みた景色なのでしょうか。

心のなかにある日本の景色を思い出しながら、
会場を歩きます。

春があります。
夏があります。
秋があります。
冬があります。

それは、過ぎた季節か、これから廻ってくるそれぞれの季節なのか…、わかりませんが、なんだか懐かしく感じる絵です。

宵があります。
夜があります。
月があります。
山があります。

(日本の山水画って、なんなのだろう?
山下和也の山水画って、なんなのだろう?)
そんなことが、頭のなかを、めぐります。
頭でみていても、わからないので、心でみることにします。(笑)
♪ふるさとのやまに向かひて
言ふことなし
ふるさとのやまはありがたきかな 石川啄木♪
悲しいうたをよんだ石川啄木です。
このうたは、どうでしょうか。
私は、このうたが、昔から好きです。
なんだか悲しいことがあっても、
ふるさとの山が、包んでくれている、
悲しみも洗い流してくれる…
いつも私がみる瀬田の唐橋から見る景色にも、あっているうたなんです。
日本的な景色を想う、うたのように感じます。

山下和也さんの山水画作品にも、
みる人の心が洗われるようなものを感じます。
大作は、豊かな水が、七色の光を浴びながら、流れています。
虹があらわれます。
世界は、きっと、美しい光で、繋がっているのでしょう。
そんなことを、感じる絵です。

3種類の絹に描かれた作品は、それぞれ面白い味があります。
墨で描かれたもの。美しい日本の絵の具で描かれたもの。
この力の抜けた線は、どうやって、描かれたのかしら?
と、感じたりします。
これは、この絹だからこそ、出た味のようだなと思ったりします。
にじみ。発色。織物の絹だから、でる味。
日本の絵に使われる柔かく弾力のある筆をつかった、
それぞれの表現は、
光沢のある絹の上で、
豊かになっていきます。
蚕の繭から糸をとり、
出来あがった絹の織物は、古くからあります。
いのちの上に描かれた、絵。(これを、三度ほど、リピートしてほしいです。文化って、なんて豊かなんだろうと思いませんか。)
見る人も、また、この豊かさを、愉しんでいただけると思います。
ぜひ、足をお運びください。
展覧会は、数寄和大津21日までです。
西荻の数寄和 5月26日から6月2日です。
どうぞ、ご覧ください。(あ)
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☆数寄和と数寄和大津からのお知らせです。
今年も、ステキな扇子がございます。
今年は、岩手ご出身の斎藤敏文さんの作品を扇子に仕立てました。
東北へのおもい、みんなで頑張ろうのメッセージを込めた作品は、この夏に、やさしい風をおくってくれると思います。
Toppiシリーズの売上の一割を義援金とさせていただきます。
ほかにも扇子を取りそろえております。
ぜひ、数寄和でMY扇子をみつけて、この夏を乗り切ってください。

☆数寄和と数寄和大津からのお知らせです。
数寄和では、絹に描くという展覧会を、若手作家と共に、昨年より、はじめました。
日本の伝統的な素材の紙や絹。
表具の魅力と共に伝え残したい。と、数寄和は、考えております。
絹に描かれた作品の展覧会も三回目を迎えることが出来ました。
5月14日より、開催させていただきます。
お時間許しましたら、足をお運びください。

「山下和也展 絹に描く3」
数寄和大津 5/14(土)-5/21(土)  11:00-18:00 火休
数寄和 5/26(木)-6/2(木)  11:00-19:00 無休
ぜひ、ご覧くださいませ。

☆「絹に描く1」の作家及川聡子さんは、宮城のかたです。
及川さんのサイト(http://www.oikawa-satoko.com/)から、
展覧会のお知らせです。
「及川茂・聡子 父娘」展
 しばたの郷土館(柴田町)
 2011/4/26-5/29

☆「絹に描く2」の作家さんは、西川芳孝さんは千葉のかたです。昨年の展覧会の様子は、すきわ草子でアップしてあります♪

☆数寄和と数寄和大津からのお知らせです。
若手作家の卵のみなさま。シーズプログラムと、
夏季特別企画「ギャラリーへ行こう」へのお知らせです。
まずは、シーズプログラムについてです。
数寄和は、毎月第4金・土・日曜日、ギャラリー空間を若手作家に開放いたします。
数寄和大津は、毎月第1金・土・日曜日、ギャラリー空間を若手作家に開放いたします。
作品発表の場所として活用してください。瑞々しい作品・人との出会いを期待しております。
詳細につきましては、数寄和(すきわ)、数寄和大津(すきわおおつ)ホームページをご覧ください。
第2回「ギャラリーへ行こう」につきましても、ぜひ、ホームページをご覧ください。

☆西荻の数寄和からのお知らせですl
プロジェクト「La Voix des Poe`tes 詩人の聲」
詩人、小説家、エッセイスト、翻訳家として活躍されている伊藤比呂美さんによる詩人の聲を5月22日に開催いたします。
多くの方と一緒に伊藤比呂美さんの聲を楽しめたらと思います。
詳細は、数寄和ホームページをご覧ください。

☆そして、やはり数寄和と数寄和大津からのお知らせです。
気になる絵や書はありませんか。
軸装や額装にして、お家に飾ってみませんか。
屏風や襖絵など、ステキな空間にづくりを、ぜひ、数寄和にお手伝いさせてください。
数寄和では、現代作家の作品が、ギャラリーの白い壁面に展示されています。お気に入りの作品と会える喜びを味わいに、どうぞ、足をお運びください。

日本の伝統を大切にし、そして現代の美しい空間づくりをお考えの皆様。
アナタのお家のステキな空間づくりのお手伝いを数寄和がします。
どうぞ、宜しくお願い致します。

☆数寄和(すきわ)ホームページ
http://www.sukiwa.net/
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by 555sukiwa | 2011-05-19 18:16 | ふるさと | Comments(0)
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