すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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奈良へ出向きました。其の参(白毫寺と正倉院展)

万葉集に歌われている山。若草山、春日山の南にある高円山(たかまどやま)。
この山のふもとに、天智天皇の第七皇子である志貴皇子の離宮があって、
その山荘を寺にしたと伝えられる白毫寺があります。
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このお寺の創建については、諸説があるようです。
天智天皇が願われてのこと…。
秋彼岸(9月下旬)の頃に咲く萩はもう散っておりました。
境内には、万葉歌碑がありました。
「高圓之 野邊乃秋芽子 徒 開香将散 見人無尓」

近くに板札があり、この歌碑についての説明があります。
高円の野辺の秋萩いたづらに 咲きか散るらむ 見る人なしに 笠金村(万葉集第2―231)
霊龜元年(715年)秋九月、志貴皇子(しきのみこ)の逝去される時作れる挽歌に対する反歌である。と、記せられております。

この挽歌である万葉集第2―230です。
志貴親王(しきのみこ)の薨(かむあが)りましし時の歌一首
あづさゆみ てにとりもちて ますらをの さつやたばさみ たちむかふ たかまとやまに はるのやく のびとみるまで もゆるひを なにかととへば たまほこの みちくるひとの なくなみた こさめにふれば しろたへの ころもひづちて たちとまり われにかたらく なにしかも もとなとぶらふ きけば ねのみしなかゆ かたれば こころぞいたき すめろきの かみのみこの いでましの たひのひかりそ ここだてりたる


梓で作った弓を手にもった立派な男が、矢を手に挟んで立ち向かう的という名を持つ高円山に、春になり枯れ草を焼く野火かと見えるほどに燃える火を、あれは何ですかと尋ねると、道をやって来る人は、涙を雨のように流し、着ている衣をぐっしょり濡らして、立ち止まって私に語るには、何の役にも立たないのに、どうして尋ねるのですか。そのようなお言葉を聞くと泣けてきます。それを語れば心が痛みます。あれは天皇の皇子の御葬列の手に持った松明の火が、あんなに照り輝いているのです。

反歌の意
高円山の野辺の秋萩は、むなしく咲いては散っているのだろうか、見る人もいなくなったのに。

板札の説明を拝見しておりますと、この歌碑の線上に皇子のお墓(春日宮天皇陵)があるようです。
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境内には、寒桜である子福桜が咲き始めていました。
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ここから、奈良の町並みが見えます。
先日行った垂仁天皇御陵も遠くに見えるようです。
(すきわ草子の記事、奈良へ出向きました。其の壱、其の弐をご覧ください。)
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白毫寺(びゃくごうじ)には、たくさんの仏像がありました。
閻魔(えんま)さまも居られました。
お不動様、お地蔵様の石仏もたくさんありました。
見晴らしのよいこの場所は、お日様の光も空気も美しいです。
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奈良国立博物館では、第63回正倉院展がはじまりました。展示されていた豪華な太刀。
今回は、香に関わるものがたくさん展示されていたように思います。
展示ケースの香木から香りがしないかと鼻を働かせている人の多かったこと♪
展覧会は、11月14日迄です。
正倉院展とともに、秋の美しい風景を楽しむことが出来ます。
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2年前から聴きたかった鹿の鳴き声をききました。
子どもの泣き声かと思うような高い鳴き声です。
万葉集のなかには、美しい歌があります。
心が引き裂かれる想いがあったような歌も多くあります。
歌にすることや歌うことで、人の豊かな感情の流れとなります。
川の流れも噴水も…流れのある水が美しいように、
音楽の調べが美しいように、
詩歌(しか)♪は、うつくしいものですね。
ねっ、鹿(しか)さん♪(数寄和あさだ)
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☆お知らせのお知らせです。
・岡本太郎と信楽展(11月1日~12月18日)
滋賀県立陶芸の森 信楽産業展示館(月休)

・近江(滋賀)御猟野之杜 賀茂神社
日本初の国営牧場の地に天平8年、賀茂大神を迎え創建された神社です。
1300年の日本の馬の魂が宿る神社です。
賀茂神社ホームページ
http://kamo-jinjya.or.jp/

・「抱きしめてBIWAKO」に参加しましょう♪
びわ湖一周235km。25万人で手をつなぎ、抱きしめよう。
11月6日(日曜日)12:00
http://dakibiwa.com/
この日(10時~)、彦根港にて、瀬田名物!夕照カレーが100食限定販売されるそうですよ。
名産・瀬田しじみのうまみ!です。ぜひ♪
ここ数寄和大津ギャラリーでは、軸の巻きかた、保存の仕方を伝授したいと思います。
ぜひ、数寄和大津へ、この機会に遊びにきてくださいね。
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☆数寄和のお知らせでございます。
どうぞ、宜しくお願い致します。
まずは、西荻の数寄和からのお知らせです。

・稲葉真弓さんによる詩人の聲を10月30日に、開催いたします。
多くの方と一緒に稲葉真弓さんの聲を楽しめたらと思います。ぜひご来場ください。

☆さて、数寄和大津ギャラリーでは、すてきな額縁を展示しております。
絵描きであり、きこりでもあり、そしてカラスと馬と花を愛し、
自然を描かれている若山卓さんの、現在展示中の馬の絵もステキです。
額縁が欲しいけれど、何をお家で楽しもう?と、
お考えの方は、ぜひ、どうぞ。
若山卓さんの作家紹介は、数寄和HPにてご覧ください。
数寄和HP作家紹介では、作品をご覧いただきたい作家の方々と作品を御紹介しております。
どうぞ、宜しくお願い致します。
http://www.sukiwa.net/index.html
若山卓さんの、ブログ「カラスときこり」も、どうぞ。
http://wakayamataku.gunmablog.net/

数寄和大津ギャラリー2Fの和の空間では、書の掛物の作品も展示中です。
ぜひ、足をお運びいただき、ご覧いただけますと、幸いです。
…時々、留守がございますので、ご連絡いただけますと、幸いです。
近くにお通りの際には、ぜひ、お立ち寄りくださいませ。

☆若手作家の卵のみなさま、どうぞ、数寄和のシーズプログラムにトライしてください。
西荻の数寄和では、毎月第4週目の金・土・日に開催しております。
数寄和大津では、毎月第1週の金・土・日に開催しております。
http://www.sukiwa.net/otsu/index.html

☆数寄和と数寄和大津からのお知らせです。
ステキな扇子がございます。
今年は、岩手ご出身の斎藤敏文さんの作品を扇子に仕立てました。
東北へのおもい、みんなで頑張ろうのメッセージを込めた作品は、やさしい風をおくってくれると思います。
Toppiシリーズの売上の一割を義援金とさせていただきます。
ほかにも扇子を取りそろえております。
ぜひ、数寄和でMY扇子をみつけてください。

☆そして、やはり数寄和と数寄和大津からのお知らせです。
気になる絵や書はありませんか。
軸装や額装にして、お家に飾ってみませんか。
屏風や襖絵なども、ぜひ、数寄和にお手伝いさせてください。
お気に入りの作品と会える喜びを味わいに、数寄和ギャラリーへと、どうぞ、足をお運びください。

日本の伝統を大切にし、そして現代の美しい空間づくりをお考えの皆様。
アナタのお家のお気に入りの空間づくりのお手伝いを数寄和がします。
どうぞ、宜しくお願い致します。

☆数寄和Sukiwaホームページ
http://www.sukiwa.net/
Facebook、はじめました。
宜しくお願いします。
額表装&Gallery 数寄和で、検索してくださいね。
数寄和大津のホームページからも、ご覧いただけます。
http://www.sukiwa.net/otsu/

数寄和からのお知らせでした。
ご覧いただき、有難うございます。(数寄和あさだ)
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近鉄奈良駅前。行基菩薩さまの御像のある噴水。
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by 555sukiwa | 2011-10-29 16:01 | 美観 | Comments(0)
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