すきわ草子 |
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「さて どちらへ行こう 風がふく」これは、種田山頭火のうたです。…風を感じるということ。
大正生まれの山頭火は、自由律俳句を詠んだ俳人です。 季語や5・7・5のお約束を無視し、自分のリズムを大切にしました。 旅人であった山頭火。 「まっすぐな道でさみしい」という有名な句があります。 道は、旅人の歩く道ですが、また、ながい人生のようでもあります。 まっすぐな道はさみしい… いろんなものと出会いながら関わりながら 生きている実感を持ち、人は存在しているのだと思います。 人気のない道を歩くとき、歩の速さに合わせていろんなものが目に入ってきます。また目がいろんなモノを追います。 何かと関わろうとして。また、生きているからこそ♪ 高く広がる空。そして、道の脇には、草花や石っころ…いろんなモノが見えます。 旅人には、季節を感じる植物とともに、お日様の光の強さ、そして風を感じるものとして在るように思います。 季節があります。 季節とともに、風が、山が、川が…自然が在ります。 (画像は、重吉さんのうたです♪) 西荻の数寄和で開催中の「絹に描く 斉藤典彦」展。 展示中の作品は、いわゆる抽象画。 具体的なものが描かれているわけではありません。 だけれど、この間、お客様に懐かしいという感想をお聞きしながら、なるほど!と思いました。 現代日本画家の斉藤先生は、作品のタイトルにも、観る私に懐かしさが沸き起こってくるような、そのようなつけ方をされています。 例えば、DM作品の「蒼山(あおやま)」にしても、蒼と山で蒼山なのです。訓読みのあおやまは、子どもの頃に慣れ親しんだ、わたしの心にある山のように思えるのです。 それぞれの作品を拝見しているとー。 まるで山道を、 まるで川沿いを、 一人歩いているときに感じるような気持ちが、ふつふつと湧いてきます。 …あっ!桜の蕾が膨らみだしたな… …あっ!なんて心地よい風が吹いてきたんだろう。わたしも風になりたいな… …あっ!柳の枝が風に吹かれ、舞っている… …あっ!今年は、随分とはやく芽吹いてきたな… …そういうと、子供の頃は、花の香りでは、あの花が好きだったな。… そんな気持ちがふつふつと思い出されてきます。 季節の風が吹く。 季節の雨がふる。 お日様も、この季節の光が射す。 そう日本には四季があります。 日本の山があります。 日本の川があります。 こころのなかに…この日本のふるさとがあり、あたたかな気持ちが湧いてきます。 さみしい気持ちが、かなしい気持ちが、楽しい気持ちが、 そして何より此処にいてその瞬時に感動した気持ちがあります。 季節には、自然とともにあった、私のこころがあります。 現代日本画家の斉藤典彦先生の作品を拝見しながら、涙を流す人がおられるのは、おそらくこのようないろんな感情がふつふつと湧きおこるからだと思いますが、どうでしょうか。 もちろん何よりも先生の作品が美しいから、観る人が感動するからだと思います。 ぜひ、この機会に何度も足をおはこびください。 今日という日にしか見れない絵の表情が楽しんでいただけると思います。 絹に描かれた斉藤典彦先生の作品をじっくりと味わってください。 また、お気に入りの作品と出会われた方は、ぜひ、毎日お楽しみいただけるよう、お求めください。 宜しくお願いいたします。(数寄和 あさだ) 「斉藤典彦 展 絹に描く」 東京展 2012年 3月17日(土)~ 4月1日(日) 11:00~19:00 無休 大津展 2012年 4月7日(土)~ 5月5日(土) 11:00~18:00 休廊 火曜、15日、16日 イベントワークVTS予定日 ・4月7日 展覧会初日 午後2時より(約40分) ・4月29日 昭和の日 午後2時より(約40分) ・5月5日 こどもの日 午後2時より(約40分) 各回10名 無料 予約優先 また、3名様以上でお越しで、VTS体験をご希望の方は、お知らせください。 「絹に描く 斉藤典彦」展詳細は、HPにて http://www.sukiwa.net/ 西荻から帰った次の日。 ふと、黒田三郎のうた「紙風船」を思い出したので、返歌をつくりました。 大好きだったうたです。 息をいれ、ふくらんだ虹色の紙風船は、丸く…地球のように、まるく、それでいて、すぐに、へしゃがり、また息をいれ、膨らませながら… …私は、中也のうたもよく重ねて想いました。 …それでもね、息を入れて、生きてる私の息をいれて、虹色の紙風船をまるくして、地球のようにまるくして、ほおりあげるのです。 詩人になった気持ちで、黒田三郎さんの歌へ返歌をうたっていました。 よほど東京への旅がよかったようです♪ 筆をもって書いてみました。 ♪会える日も会えない日も♪と、タイトルをつけました。 誰にでも、詩人になる日がありますね。 あなたも、歌ってみてください♪ やさしい風を感じながらー。(あ) (白猫と黒猫がいました。 白猫のことが大好きな黒猫は、白猫の模様になって、いつも一緒にいることにしたそうです。(あ)) ♪すてきいっぱいのお知らせですので、どうぞ♪ お知らせです。 ・数寄和大津の氏神さまである近江国一之宮建部大社の公式サイトが公開となりました。 http://takebetaisha.jp/ スペシャルコンテンツ「日本武尊物語」があります。拝見してみてください。 お知らせです。 ・パントマイムといえば、伝三Fさん。 今年は、伝三Fさんのパントマイムがたくさん楽しめます。 まずは、4月27日は神戸のホテルトアロードにて「ゴーホーム」 この作品は、別れもありますが、再会もあります。伝三さんの描く、美しい別れと美しい再会は、心を温かくしてくれます。 お知らせです。 ・いつもお世話になっているアレクサンダーテクニークの新海みどり先生のワーク集大成!あったまがリードして…なんだか、耳から離れない先生の言葉のリズム♪ 今までは必要だった癖も、要らなくなったら素敵に別れましょうと、身体は思っているようです♪ 「新しい姿勢術」姿の勢いワークショップ 京都にて6月2日にあります。 http://ameblo.jp/alliance-kyoto/entry-11166627311.html お知らせです。 ・近江(滋賀)御猟野之杜 賀茂神社 お馬さんの、そして人と人の縁結びの神社です♪ (何度かご紹介しておりますので、近江だよりにて、ぜひ、ご覧ください♪お馬さんにのる、私の画像もございます♪) 日本初の国営牧場の地に天平8年、賀茂大神を迎え創建された神社です。 1300年の日本の馬の魂が宿る神社です。 現在、新しいお社を、宮大工の棟梁の大村さんが、つくっていてくださいます。 ぜひ、足をお運びください。 賀茂神社ホームページ http://kamo-jinjya.or.jp/ ここから、数寄和からのお知らせです。 ・4月22日数寄和大津ギャラリーにて ~春の二日月夜に~ 雅楽古典曲の調べから 笙、龍笛、高麗笛 正倉院復元楽器の「竽」「排簫」のひびき 笙演奏 田島和枝さん 笛演奏 中村香奈子さん 詳細は、http://sukiwa.net/otsu/をご覧くださいませ。 ・気になる絵や書はありませんか。 軸装や額装にして、お家に飾ってみませんか。 屏風や襖絵なども、ぜひ、数寄和にお手伝いさせてください。 お気に入りの作品と会える喜びを味わいに、数寄和ギャラリーへと、どうぞ、足をお運びください。いつも皆様の愉しんでいただける展示をしております。お待ちしております。 日本の伝統を大切にし、そして現代の美しい空間づくりをお考えの皆様。 アナタのお家のお気に入りの空間づくりのお手伝いを数寄和がします。 どうぞ、宜しくお願い致します。 ☆数寄和Sukiwaホームページ http://www.sukiwa.net/ …追伸です。Facebook、はじめました。 「額表装&Gallery 数寄和」で、検索してくださいね。 ご覧いただき、有難うございます。(数寄和あさだ)
by 555sukiwa
| 2012-03-24 17:35
| ふるさと
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