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すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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「滋賀を書く」展覧会のお知らせ♪

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「フランス詩を書く」という書展を開催して随分たちました。
筆で何かを書くことは簡単なようで難しく…
難しいようで実はたいへん愉しい事なのだと思います。
そして豊かなことだと思います。
筆を持ちませんか。その前に、ぜひこの展覧会へ足をお運びください。

10月12日は、からはしの日。
という訳で、今年はその一週間後に瀬田唐橋大綱引合戦があります。
このブログすきわ草子でも、何度となくお知らせしてきました。
この唐橋について地元のひとがお話することの一つに俵藤太の勇敢なお話がありますね。
唐橋を渡ろうとする俵藤太は大蛇と会います。
実はこの大蛇。この大蛇は勢多の唐橋で、怖がり渡らない人ばかりのなか、
このような動じない人が現れるのを待っていた龍神様だったようです。
近江富士と言われる三上山の大百足を退治してもらいたい。と懇願します。
藤太は快諾して三上山に臨みます。
三上山を7巻き半する大百足が現れ、藤太は矢を射ますが
大百足には通じません。
最後の1本の矢に唾をつけ、八幡神に祈念して射るとようやく大百足を退治することができます。
藤太は龍神の娘から、米の尽きることのない俵などの宝物を贈られた…ようですよ♪めでたしめでたし♪

今年の勢多唐橋の綱引のイベントをお聴きした時、おもわずこの大蛇をおもいました。勇敢な俵藤太さんのことも!
ぜひ唐橋で大蛇のような大きな綱と、それを引っ張り合う勇敢な方々のお姿を拝見したいものですね♪
全国へと呼びかけられたこの大イベント開催時刻は交通規制もあるようです。
http://www.seta-karahashi.com/

さて。
この日は数寄和では、もちろん「滋賀を書く」展を開催中です。
秋と言えば、スポーツも文化も楽しめるよい季節ですから、
どうぞ数寄和大津へと足をお運びいただき、
筆で書かれた滋賀の魅力を楽しんでいただきたいな。と願い開催します展覧会です。
スポーツも文化も…と言いましたが、なんと大津ジャズフェスティバルもあります。(19日20日の両日)
晴やかなイベントばかりのある大津となります。
そうそう、12日は大津祭の宵宮。13日は大津祭。
20日は建部大社にて勢多市も♪
ぜひぜひ大津へ遊びにきてくださいね♪
「滋賀を書く」展覧会のお知らせ♪_f0203477_14504155.jpg

筆で書かれた作品の魅力ってなんでしょうか。
勢多の唐橋は、琵琶湖で唯一流れる瀬田の唐橋に架かっています。
瀬田川は宇治川と名をかえ、桂川と合流し、淀川となり、大阪湾へと流れていきます。
びわ湖の水は、多くのひとの、いのちの水ですね。
今年のように暑い日々がつづいた夏。
ほんと水って、有り難い存在だなと思います。
夏野菜を食しながらも、お水がいっぱい含まれていることを感じます。
人の身体の中には、いっぱいのお水があります。
自然のなかの一員である人…人は、そういう存在なんだ!!と思いますね。
お水の存在は、とてもとても大きいです。
いのちの星の地球にはお水がいっぱいありますね。

この水を使って墨をすり、水をつかって漉いた紙に、水たっぷりの身体の「私」が感じた何か、書き表したい何か、書き残したい何かを、水と相性のよいやわらかな筆で書くのです。

これって、ステキだと思いませんか。なんだかこれだけ思ってもドキドキします。

現代ではパソコンで打ち間違った文字を消す。
すぐに打ち直す。
この時代、この道具が大事にされることもたいせつなことだと思います。
この世界とのつながりに欠かせない道具だとパソコンに向かいながら思います。
よく出来た道具ですよね。必要があり、道具はできます。

筆っていう柔らかな道具は、消えない字を、書き残します。
筆を使う時間、とても集中します。
あっ!!思った線でなかった…気持ちの立て直しをしながら書いたり、えいっ!!!!!と気合を入れて書いたり…伝わりますようにと祈りながら書きます。
筆で書いた言葉は、なんだか温かみがあります。元気があります。
だから、ぜひ「滋賀を書く」展覧会に足をお運びいただき、そして筆を持つ人になってくださいね。
日本の文化について世界のひとから訊かれたときに、
筆による筆で表現した日本人の感性の魅力をぜひ伝えてください。

…そして、その書の作品を保存する役割の表具の素晴らしさも、合わせてお伝えしていただければ幸いです。(数寄和あさだ)

「滋賀を書く」

勢多の唐橋が塗り替えられて、はや一年が過ぎました。
橋は人とひと、町とまちを繋ぐ大切な存在です。
唐橋のある滋賀の魅力を書で表現していただきました。

池田若邨 猪飼宜妙 今井みつ子 大田左卿 押谷呉璧 
小谷抱葉 神田浩山 神野白帝 北川邦之 志田好雨
藤居孝弘 藤田恭敏 本城研石 松沢麻美 吉田礼子

数寄和大津

会期 10月12日(土)~10月20日(日)
時間 午前11時~午後6時
やすみ 13日(日)・15日(火)
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☆数寄和からの大切なお知らせです!
数寄和はギャラリーでもありますが、表具やでございます。
額装・軸装・パネル・カリブチと平面作品の展示や、美しい紙と制作のお手伝いをさせていただきます。
表具やですから、もちろん暮らしのお手伝いもさせていただきます。
気になる絵や書はありませんか。
軸装や額装にして、お家に飾ってみませんか。
屏風や襖絵なども、ぜひ、数寄和にお手伝いさせてください。
お気に入りの作品と会える喜びを味わいに、数寄和ギャラリーへと、どうぞ、足をお運びください。いつも皆様の愉しんでいただける展示をしております。お待ちしております。

日本の伝統を大切にし、そして現代の美しい空間づくりをお考えの皆様。
アナタのお家のお気に入りの空間づくりのお手伝いを数寄和がします。
どうぞ、宜しくお願い致します。

☆数寄和Sukiwaホームページ
http://www.sukiwa.net/
Facebookでは、「額表装&Gallery 数寄和」で、検索してくださいね!いいね!を宜しくお願いいたします。
☆耳よりなお知らせです!!
西荻の数寄和では、「詩」を味わい楽しむイベントを開催しております。
詳細は、数寄和HPまで、宜しくお願いいたします。(数寄和あさだ)

☆見てみてみて!!と、おもう近江からのお知らせです!
・近江一の宮 建部大社(氏神さまです!)  http://takebetaisha.jp/
・勢多唐橋大綱引合戦(10月にあります!)   http://www.seta-karahashi.com/
数寄和大津ギャラリーでは、「滋賀を書く」展覧会中です!!
・御猟野乃社 賀茂神社(来年は12年に一度の午年です!)  http://kamo-jinjya.or.jp/
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「滋賀を書く」展覧会の前に、ひとつ大事な展覧会がありますので、合わせてお知らせいたします。

「静かなものたち」 木村まどか
数寄和大津 9/29(日)- 10/7(月) 11:00-18:00 火休
        10/4(金) 20:00まで
木村まどかさんはこの展覧会について次のように語っておられます。
「大きな広がりと時間を持った自然の姿に惹かれます。
ただそれ自身の姿を完成させる為に生き、他者への主張、繋がりを越え、静かな意志をもって佇む姿に美しさを感じます。
慌ただしく、一瞬で過ぎ行く私達の生命とは異なる時間を持ち、在り続ける美しさを、表現のテーマとしています。」

大作と小品10数点展示致します。
ぜひご高覧ください。

なお、数寄和大津ギャラリーでは「対話型鑑賞会」致します。
今回は、対話型鑑賞を一緒に学び、今も一緒に学びを続けている岡崎さんがファシリテーターとして登場。
10月6日の予定です。
①午後3時頃
②午後5時半
どちらも30分から40分ぐらいの鑑賞会となります。
「対話型鑑賞」って??複数の人でひとつの作品を鑑賞しながら、観たこと・見えたことについて話す・きくをすることで、より深く作品鑑賞ができます。
ぜひご参加ください。
もっと絵が好きになりますよ♪絵を観ることが楽しくなりますよ♪

お問い合わせ、ご予約は数寄和のあさだまで。
画像は、木村まどかさんの「星座」です!!
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地球を覆う空は途切れることなく繋がっていて
地球はやはりまるい星なのだ…
そうおもえることの幸福感。

まあるい地球のあさ。
まぁるぃ地球のよる。

夜と朝が繋がっていることは、
おやすみの、あとの
おはようという誰かの笑顔が教えてくれる。
おつきさまが夜の小道を輝かしながら
あたらしく輝くあさへと、ゆっくりと押しやってくれる…
夢をゆっくりと、観よう。
お日様の光に照らされて、
あさがやってくる。(あ)
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by 555sukiwa | 2013-09-23 14:56 | ふるさと
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