すきわ草子 |
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昨日は同じ瀬田の地に在る滋賀県立近代美術館へ、自転車で。
琵琶湖があり、大空が広がる、滋賀は風景がよい。 自転車にのって、せたいち!をしようではないか!どうですか? 今朝、庭をみると、この時期の花、木蓮の蕾が、昨日よりも、また大きくなっている。 一番上の蕾が空へと姿勢よく伸びている。 そして、地面の近くでは、クローバーが、同じようで同じではなく、いっぱい、咲いている。 この中にある四葉のクローバー。三つ葉は不幸ではなく普通であること。(相変わらずあるってことだろうか) 四葉は幸運。ついてる!(確かに、一枚葉が多くついている!) 若い作家が、石山駅で、自転車を借りて、ここまで、やってくる。 また東京から来た若い作家がいう。 ・・・瀬田川に沿って、石山寺や立木の観音さんあたりまで行きたいです。 (わかった、どうぞ、わたしの自転車で、どうぞ) 自転車のスピードや、開放感があって、見える風景がある。 風を感じて、お日様の光を受けて、瀬田川の流れる水の音をきいて、 鳥たちの美しい声をきく。。。 ひろい滋賀は、車も、いい。 でも、自転車も、いい。 歩くのも、きっと、いい。 歩く昔の旅人は、ここで歌い詠み描いた。 というと、歩きたくなるのだけどー。 今日は、せたいち(自転車)について考えよう。 瀬田には、坂がある。上り坂があり、それが帰りは下り坂となる。 そうなると、登るとき、くだるとき、の、自転車のスピードが違うことに気づく。 のぼるとき、くだるとき、の、目の前が、地面のとき、空のとき、と違うことに気づく。 自然が教えるさまざまなこと。 芸術も、自然から、さまざまなことを習う。・・・生きた音。生き生きとした線。生命力のある言葉は、生きているわたしが生むことができる。 当たり前であるのだけど、不思議なことある。上り坂、くだり坂。 この当たり前であるのだけど、不思議なことに気づくと、その気づきこそが智慧となり、 生きている間にある、上り坂、地面ばかりが風景のときに、役立つように思うのである。 、、、ずっと先には、到着したい、その場が待っていることに、自転車を乗って目的地に到着したという体験上、確信が持てる私がいる。つまり、自転車を乗ることは、生きる力を養う事にもなる。 大層な言い方だけど、そんな気がする。 さてさて、、、 せたいちで、まわっていただきたいところ、、、、建部大社や石山寺や滋賀県立近代美術館はもちろん、 他に、へぇ~!知らなかった!というところを、時々、ブログでお知らせしてみよう。と、おもう今日である。 瀬田の唐橋東詰の龍宮(橋守神社)。ここで、俵藤太(藤原秀郷)と近江不二(三上山)について、なるほど!子ども向けの昔話と思いきや、歴史と関連しているではないか!!と驚いてくださる方もおいでかもしれない。 その百足退治の伝説で知られる俵藤太(藤原秀郷)の後裔(9代目?)の、 平安末期の代表的歌人西行法師。 この方がいっとき瀬田小学校の南の忠魂碑付近に住んでいたことがあるっていうのも、 自転車で、時空をこえ、その場に訪れていただけたらなとおもう。 大津の花は桜である。滋賀の花は、もみじ。確かに、桜ももみじも、美しいところがいっぱいある、滋賀、大津である。。。 桜をたくさん詠んだ西行法師の和歌に「願わくば花の下にて春死なんその如月の望月のころ」 「せた」を自転車で走ると、時空を超えるとおもう。瀬田は、勢多と書いた。 近江一宮建部大社の、ご祭神のヤマトタケル、、、(この方の名も、ある時期まで、ヤマトタケと読んだという説もある)それにしても、ヤマトタケルさまは、連歌を最初に詠まれたひと。 「 倭 建命 にひばりつくばをすぎて いくよかねつる 御火焼の老人 かがなべてよにはここのよ ひにはとをかを」 そして、たいへん有名な、この歌も、美しい。 「倭は 国のまほろば たたなづく 青垣 山隠れる 倭しうるはし 倭 建命」 この季節、瀬田川沿いに自転車を走らせながら 咲こうとする桜、 笑っている桜、 舞う桜に いっぱいいっぱい出会いながら、 花の寺の石山寺までいくのも、とても素晴らしい、心晴れする旅のようにおもう。 せたいちでは、きっとたくさんの石碑もであうこととおもう。 奈良街道につながっていた? 太神山はこっち? その昔、瀬田には、国府もあった。 ぜひ、「せたいち」を、はじめよう。 ・・・そうそう、文化ゾーンまで、新生美術館(現在、滋賀県立近代美術館)まで、 丘を、自転車で、のぼっていこう。 そこに、美がある。 なんだ坂、こんな坂♪ 森の気 細川貴司展 数寄和 4/22 (金)-5/1 (日) 11:00-19:00 無休 数寄和大津 5/14 (土)-5/27 (金) 13:00-18:00 火休 自ら削り出した木材に描かれる森の気配。 木の魅力に寄り添い制作する細川の新作を ぜひご覧ください。 現在、数寄和大津は、常設展示中です。 桜の花の絵も、鹿の絵も、あります。 春です。 ぜひ、足をお運びいただき、絵を楽しんでください。(数寄和大津 麻田有代) 表具と額装 ギャラリーの数寄和 http://www.sukiwa.net/
by 555sukiwa
| 2016-03-28 14:28
| ふるさと
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