すきわ草子 |
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ご縁ある、皆々様に、感謝の気持ちでいっぱいです。
作家の先生方、有難うございます。 足をお運びいただく方々、有難うございます。 職人さん方、ありがとうございます。 画像は、斉藤典彦「うちのうみ」 2006年の4月22日は、斉藤典彦展「近江路」より、はじまりました。 また、10年目になります、昨年の4月22日も、斉藤典彦先生の個展を開催しました。 ご縁深き斉藤典彦先生。数寄和のスタッフ全員、先生への感謝と敬愛の気持ちでいっぱいです。 先生の制作された、御作品のなか、「うちのうみ」という御作品を、数寄和大津の玄関に、展示させていただきました。 このやわらかな色合いでありながら、この存在感。 線で描かれていないのに、 画面のなかに線が観えてきます。 よく見る日本の地図に線があります。 歴史年表の中にも、時代区分の線があります。 それぞれ、ひかれた、線があります。 絵とは、なんでしょうか。 あらためて、斉藤典彦先生の、描く、その世界を拝見しながら、 自然とできた、線のような、、、 此処と此処が、それぞれ存在した時の、 その分かれているところ、、、線が先ではなく、 線となってあらわれた、その線を、観ております。 和の間のある、二階。 今回は、線を意識して展示しました。 昨年、秋韻というタイトルの展覧会をしました。 油絵の作家の方々4人の展覧会です。 岸本吉弘先生にご参加ご出品いただきました。 四季があり、山々が広がり、自然豊かな日本では、子どもの頃から、馴染んでいる、光合成がつくる、みどりという色。 子どもの頃から、馴染んでいる、黒っぽい線。 岸本吉弘先生の、描かれる世界の、スケールの大きさがあります。 小さな作品は、その世界のかけらなのか、、、。 ひょっとしたら、大きな作品も、先生の心や頭のなかにある、その世界の欠片なのかもしれません。 生命力のある、御作品。一枚の絵が、大きな大きな世界へと広がっていくように感じます。 表具やの数寄和では、掛物は、床の間がないと掛けられないと思っておられる方々に、 ご提案させていただきたいことがあります。 ぜひお家に、現在作家の御作品の掛軸作品を飾ってください。 床の間でなくても、きっと、素晴らしい空間が出来ると思います。 その素晴らしい空間で、ご家族と、そしてお家へ遊びに来られるお客様と、楽しい時間をお過ごしください。 さて。 線について考えながらの、今回の、常設展示です。 墨描作品を制作されている、亀井武彦先生。 イラストレーターとして、世界でご活躍されてきました。 墨。紙。筆。水。 それらの組み合わせが、出来上がる作品に大きく関わり、作品が生まれます。 もし、紙がちがっていたら、、、 もし、墨がちがっていたら、、、 もし、筆がちがっていたら、、、 もし、水がちがっていたら、、、 同じようでも、全然、違った作品が生まれていたことでしょう。 古来より、墨の色は、人々に愛されてきました。 にじみや、かすれ、、、。 筆が描く、線があります。 墨描作品という呼び方が、ぴったりの、亀井先生の御作品です。 吉田加南子先生の、フランス詩を書いた、軸装作品。 吉田加南子先生は、詩人でもいらっしゃいます。 書かれた線と線と、、、が、文字をつくり、、 その文字と文字と文字が、言葉をつくり、 それらが、うたいだします。 口からでてくる詩。 手からでてくる詩。 手からでてくる詩は、そのなかに、線がいっぱいあります。 日本画家の森山知己先生。 先生の制作される御作品には、日本画の線をひいた御作品とともに、 この水の記憶シリーズのように、線を使わない御作品があります。 水の記憶シリーズのなか、夕焼け色の、この作品。 日本画では、岩絵の具という絵具が使われます。 自然からのいただきもの。 そのままで、美しい岩絵の具が、作家の手で、絵となります。 この色の美しさ! 作品へと広がります。 それぞれの御作品の魅力を、何度も観るなかで、わかってきました。 絵を観る楽しさは、観るからこそ、味わえるものだと思います。 ご紹介した御作品は、一部です。 たくさんの先生方、たくさんの御作品。 展示するときの、楽しさは、格別です。 ご縁のある作家の先生方、いつもいつも、有難うございます。 どうぞ、これからも、宜しくお願いいたします。 常設展示中の数寄和大津では、上記、作品とともに、ご縁ある作家の先生方の、御作品を展示させていただいております。 どうぞ、近くにお越しの際には、お立ち寄りください。 どうぞ、お気軽に、ギャラリーへと足をお運びください。 そして、お気に入りの絵との出会いを、いまか、今かと、楽しみ多い人生にしてください。 人生に、一期一会を、どうぞ。 「森の気 -晴嵐」 米唐檜に色鉛筆、油彩 108×128×11cm 撮影・末正真礼生 本日より西荻の数寄和より、開催しております展覧会のお知らせです。 「森の気 細川貴司展 」 数寄和 4/22 (金)-5/1 (日) 11:00-19:00 無休 数寄和大津 5/14 (土)-5/27 (金) 13:00-18:00 火休 自ら削り出した木材に描かれる森の気配。 木の魅力に寄り添い制作する細川の新作をぜひご覧ください。 展覧会の詳細は、 表具・額装とギャラリーの数寄和ホームページをご覧ください。 http://www.sukiwa.net/ 夏の公募展「ギャラリーへ行こう2016」も、どうぞ宜しくお願いいたします。 朝から、古文書の先輩から、先日仲間内で、なんという花なのか?と話しておりました花の画像がふたたび、、。 この花の名前をご存知のかたおいででしょうか。 きくもも??ほうきもも??やまもも??かしら。。。 2016年4月22日満月夜。
by 555sukiwa
| 2016-04-22 17:11
| すきわ日和
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