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すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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本日は、数寄和大津の誕生日です。

ご縁ある、皆々様に、感謝の気持ちでいっぱいです。
作家の先生方、有難うございます。
足をお運びいただく方々、有難うございます。
職人さん方、ありがとうございます。
本日は、数寄和大津の誕生日です。_f0203477_16495324.jpg

画像は、斉藤典彦「うちのうみ」

2006年の4月22日は、斉藤典彦展「近江路」より、はじまりました。
また、10年目になります、昨年の4月22日も、斉藤典彦先生の個展を開催しました。
ご縁深き斉藤典彦先生。数寄和のスタッフ全員、先生への感謝と敬愛の気持ちでいっぱいです。
先生の制作された、御作品のなか、「うちのうみ」という御作品を、数寄和大津の玄関に、展示させていただきました。
このやわらかな色合いでありながら、この存在感。

線で描かれていないのに、
画面のなかに線が観えてきます。

よく見る日本の地図に線があります。
歴史年表の中にも、時代区分の線があります。
それぞれ、ひかれた、線があります。

絵とは、なんでしょうか。
あらためて、斉藤典彦先生の、描く、その世界を拝見しながら、
自然とできた、線のような、、、
此処と此処が、それぞれ存在した時の、
その分かれているところ、、、線が先ではなく、
線となってあらわれた、その線を、観ております。
本日は、数寄和大津の誕生日です。_f0203477_16542267.jpg

和の間のある、二階。
今回は、線を意識して展示しました。

昨年、秋韻というタイトルの展覧会をしました。
油絵の作家の方々4人の展覧会です。
岸本吉弘先生にご参加ご出品いただきました。
四季があり、山々が広がり、自然豊かな日本では、子どもの頃から、馴染んでいる、光合成がつくる、みどりという色。
子どもの頃から、馴染んでいる、黒っぽい線。

岸本吉弘先生の、描かれる世界の、スケールの大きさがあります。
小さな作品は、その世界のかけらなのか、、、。
ひょっとしたら、大きな作品も、先生の心や頭のなかにある、その世界の欠片なのかもしれません。
生命力のある、御作品。一枚の絵が、大きな大きな世界へと広がっていくように感じます。
本日は、数寄和大津の誕生日です。_f0203477_16563491.jpg

表具やの数寄和では、掛物は、床の間がないと掛けられないと思っておられる方々に、
ご提案させていただきたいことがあります。
ぜひお家に、現在作家の御作品の掛軸作品を飾ってください。
床の間でなくても、きっと、素晴らしい空間が出来ると思います。
その素晴らしい空間で、ご家族と、そしてお家へ遊びに来られるお客様と、楽しい時間をお過ごしください。

さて。
線について考えながらの、今回の、常設展示です。

墨描作品を制作されている、亀井武彦先生。
イラストレーターとして、世界でご活躍されてきました。
墨。紙。筆。水。
それらの組み合わせが、出来上がる作品に大きく関わり、作品が生まれます。
もし、紙がちがっていたら、、、
もし、墨がちがっていたら、、、
もし、筆がちがっていたら、、、
もし、水がちがっていたら、、、
同じようでも、全然、違った作品が生まれていたことでしょう。
古来より、墨の色は、人々に愛されてきました。
にじみや、かすれ、、、。
筆が描く、線があります。
墨描作品という呼び方が、ぴったりの、亀井先生の御作品です。


吉田加南子先生の、フランス詩を書いた、軸装作品。
吉田加南子先生は、詩人でもいらっしゃいます。
書かれた線と線と、、、が、文字をつくり、、
その文字と文字と文字が、言葉をつくり、
それらが、うたいだします。
口からでてくる詩。
手からでてくる詩。
手からでてくる詩は、そのなかに、線がいっぱいあります。


日本画家の森山知己先生。
先生の制作される御作品には、日本画の線をひいた御作品とともに、
この水の記憶シリーズのように、線を使わない御作品があります。
水の記憶シリーズのなか、夕焼け色の、この作品。
日本画では、岩絵の具という絵具が使われます。
自然からのいただきもの。
そのままで、美しい岩絵の具が、作家の手で、絵となります。
この色の美しさ!
作品へと広がります。

それぞれの御作品の魅力を、何度も観るなかで、わかってきました。
絵を観る楽しさは、観るからこそ、味わえるものだと思います。
ご紹介した御作品は、一部です。
たくさんの先生方、たくさんの御作品。
展示するときの、楽しさは、格別です。
ご縁のある作家の先生方、いつもいつも、有難うございます。
どうぞ、これからも、宜しくお願いいたします。
本日は、数寄和大津の誕生日です。_f0203477_1703995.jpg

常設展示中の数寄和大津では、上記、作品とともに、ご縁ある作家の先生方の、御作品を展示させていただいております。
どうぞ、近くにお越しの際には、お立ち寄りください。
どうぞ、お気軽に、ギャラリーへと足をお運びください。
そして、お気に入りの絵との出会いを、いまか、今かと、楽しみ多い人生にしてください。
人生に、一期一会を、どうぞ。
本日は、数寄和大津の誕生日です。_f0203477_1742359.jpg


「森の気 -晴嵐」

米唐檜に色鉛筆、油彩

108×128×11cm

撮影・末正真礼生

本日より西荻の数寄和より、開催しております展覧会のお知らせです。

「森の気 細川貴司展 」

数寄和   4/22 (金)-5/1 (日) 11:00-19:00 無休
数寄和大津 5/14 (土)-5/27 (金) 13:00-18:00 火休

自ら削り出した木材に描かれる森の気配。
木の魅力に寄り添い制作する細川の新作をぜひご覧ください。


展覧会の詳細は、
表具・額装とギャラリーの数寄和ホームページをご覧ください。
http://www.sukiwa.net/
夏の公募展「ギャラリーへ行こう2016」も、どうぞ宜しくお願いいたします。
本日は、数寄和大津の誕生日です。_f0203477_1755976.jpg

朝から、古文書の先輩から、先日仲間内で、なんという花なのか?と話しておりました花の画像がふたたび、、。
この花の名前をご存知のかたおいででしょうか。
きくもも??ほうきもも??やまもも??かしら。。。
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2016年4月22日満月夜。
by 555sukiwa | 2016-04-22 17:11 | すきわ日和
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