すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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カテゴリ:すきわ日和( 215 )

公募展ギャラリーへ行こう2016の作品締切まで後ひと月です。

数寄和では、2010年より、夏の公募展ギャラリーへ行こうを開催してきました。
今年も公募展「ギャラリーへ行こう」を開催します。
その前に「ギャラリーへ49よく行こう」展を、西荻にて開催します。
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ギャラリーへ行こうを毎年行うなかでの繋がるご縁に感謝を込めて、
ギャラリーへ行こう受賞者展を開催した年もありました。
今年は、素描展を開催します。残念ながら、西荻のみの開催としますが、
今までご出品いただいた関西在住の作家さんも何人もご参加いただいております。
ぜひ、みなさん、ご覧くださいね。

公募展「ギャラリーへ行こう」に参加いただいた49名の皆さんによる色紙・葉書サイズの作品展です。
素描、スケッチ、ドローイング等いつもとちがう趣の絵が並びます。
足取り軽やかに、ぜひお出掛けください

数寄和   7/9 (土)-7/18 (月祝) 11:00-19:00 無休
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これは、昨年のDMです。さて、今年は、どのようなDMになりますでしょうか。

まずは、公募展「ギャラリーへ行こう2016」に、どうぞ応募してください。

ギャラリーへ行こう2016 作品募集


応募受付期間 7/21(木) – 23(土)必着

数寄和は東京都杉並区西荻窪と滋賀県大津市にギャラリー店舗を持つ表具・額装店です。

作家の卵が活動を続けていくためには、ギャラリーがまだ価値の定まっていない作品に

発表の機会を作ること、多くの人が自分の目で見て気に入った作品を購入すること、

双方が必要だと考えています。

制作者と鑑賞者をつなぐ公募展「ギャラリーへ行こう」は今夏で7回目となります。

さらに活気ある展覧会となるよう、魅力的な作品をお待ちしています。

http://sukiwa.net/wordpress/archives/2045
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数寄和大津では、「ギャラリーへ行こう2016」の前には、額セールを開催しております。

数寄和大津 6/20(月)-7/20(水) 13:00-18:00

休み 火曜日

   6/25(金)

   7/3(日) 4(月) 10(日) 14(木)



数寄和大津にて額縁セールをいたします。

油画、日本画、水彩画、版画、写真、葉書、色紙などの額縁、

作品に合わせた額縁のオーダーメイドを、

お手頃な価格でお求めいただけます。

ぜひお越しください。

また、お電話やメールでのお問い合わせもお気軽にどうぞ。
077-547-3209
otsu☆sukiwa.net(☆を@に変換してください。)
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数寄和大津では、「ギャラリーへ行こう2016」の次には、
絹と遊ぶ展・職人尽くし展を開催します。

「絹と遊ぶ展・職人尽くし展」
数寄和大津 9/2(金)-9/11(日) 12:00-19:00 火休

艶、透、うつくしい絵絹に魅力を感じた京都市立芸術大学院日本画専攻修了の8人による展覧会を開催します。

作品が出来るには作家の仕事だけではなく職人の力も必要です。

職人尽くし展では、人々のくらしと共にあるさまざまな職人を描きました。

ぜひご高覧ください。

出品作家

井手本貴子、魚住侑子、織田涼子、滝村彩子、直海かおり、前田恭子、森桃子、吉岡佐知
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絹は、紙よりも、古くからあります。
紙という字のへんは、糸。
古代の文字の糸へん。これは、お湯の中の繭から糸を取り出している、そのカタチ。
植物からつくる紙が発明されるまで、絵は何に描かれいたと思います。仏画を思い浮かべて下さい。今でもご集印軸は、絹本ですね。
たいへん美しい絹は、いったい、いつ頃出来たのでしょうか
紀元前3000年ごろ中国の黄帝の王妃が絹糸の発見したとの説、またカイコを育てて繭をとることを養蚕といいますが、紀元前5000年ごろには始まっていたという説もあります。
中国の黄河や揚子江流域で野生のクワコを家畜化し、
織物となり、それから、シルクロードもできました。
日本への養蚕技術が伝わったのは紀元前200年、弥生時代には絹の製法は伝わっており、律令制では納税のための絹織物の生産が盛んになっていたようです。
日本画は、和紙に描くことが一般的となった今では驚かれるかもしれませんが、大正以前、日本画基底材は絵絹が主流でした。
日本画の素地に使用するための糸密度を均整で緻密に織られた絹織物を絵絹といいますが、時代によって密度や織り幅に特徴がみられます。
ヨーロッパでは支持体としての絹の用例はほとんどないようですが、逆に極東ではごくありふれたもので、その歴史も中国の唐代にまで遡るといわれており、日本では、平安時代以降ようです。
画像は、数寄和の織った絵絹です。
ぜひ、「絹と遊ぶ展・職人尽くし展」へ、足をお運びください。
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暑い日が、これから秋彼岸までと続きます。

ぜひ数寄和大津へと足をお運びいただき、楽しい時間をお過ごしください。
筆あそびワークも、随時開催しております。20分1000円となっております。
こちらもお気軽にどうぞ。(数寄和大津 あさだ)
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by 555sukiwa | 2016-06-26 15:29 | すきわ日和 | Comments(0)

額セール開催中・スタッフ募集中の数寄和大津です。

皆さん、数寄和大津はナニ屋さんが、ご存知ですか。
お役にたつこと。その①表具全般②額縁③紙・絹・綿布③ギャラリー
④筆あそびワーク⑤対話型鑑賞会など鑑賞ワーク
何や?いろいろやな。はい。色々します。どうぞご贔屓にお願いします。
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額セールがはじまっています。
ひと月開催します。
この額も、あの額も、その額も、
よいご縁があったら、いいな。
喜んでいただく人の、しっくりとくる作品とともに飾っていただけるとよいな。と思います。

さて。
額の歴史はいつ頃から始まったのでしょうか。
額縁は、古代ギリシャ・ローマに、その起源があるようです。
額縁というよりは、壁画など、建築の一部として、縁から始まったようです。

日本でも、襖などを思い浮かべながら、やはり、建築の一部でもありますね。
軸装の単位は、建築の方の尺。着尺ではありません。

絵を飾る習慣は、今に、続いてもおりますね。といいたいのですが、
日々の感性が、少しずつ変わってきていますね。
電車を乗っていると、
多くのひとは、電車の窓からの風景をご覧になる姿に
まったくと言って出会わない、この頃です。
むかし、読んだ小説の一節の、電車の窓から、、、なんていうのは、
いま、あー、わかる、わかる、と思う人がいるのか、疑問に感じます。

それでも、わたしは、絵や書を、飾ってみてください。と、この額セールの折に
声を大にして言いたいと思います。

昨日は、夏至。
はやくも、だんだん日中が短くなりますね。
わたしは、昨日の夏至に、貴船から比叡山へいってきました。
比叡山へ行って、山頂から、最後のバスに乗って、坂本いきのケーブルへ。
その窓からは、琵琶湖が観えます。
あ!近江富士だ!三上山だ!
写真を何度も何度も撮りました。
写真家でもない私の写真。
感動している心とは違ったできばえです。
それでも、撮っているときに、思いました。
わたしって、なんて、近江富士がすきなんだろう♪
よかった。最後のバスに間に合わない場合を考えて、
京都へと、戻らずに、ほんとうに、よかった!と思いました。

絵を飾りませんか。
額に入れて、毎日、観ませんか。

額についてのご相談も、表具についてのご相談も、
ワークについてのご相談も、どうぞ。(数寄和大津 あさだ)

額セールのお知らせです。
6月20日~7月20日 午後1時から、午後6時まで。
火曜定休。6月25日、7月3日4日10日14日外回りのため、お休み。
ぜひ、額をみつけに、お越しください。
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ギャラリーへ行こう2016 作品募集

応募受付期間 7/21(木) ~ 23(土)必着

数寄和は東京都杉並区西荻窪と滋賀県大津市にギャラリー店舗を持つ表具・額装店です。

作家の卵が活動を続けていくためには、ギャラリーがまだ価値の定まっていない作品に

発表の機会を作ること、多くの人が自分の目で見て気に入った作品を購入すること、

双方が必要だと考えています。

制作者と鑑賞者をつなぐ公募展「ギャラリーへ行こう」は今夏で7回目となります。

さらに活気ある展覧会となるよう、魅力的な作品をお待ちしています。
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数寄和大津で、働きませんか?
アルバイト募集しょうと、思いたったのは、額セールの額たちのなかに一人いるからではありません。
もちろん数寄和大津がギャラリーとしてだけではなく表具、額、それから紙や絹についてのご相談を承るには、私一人よりも、かつて、そうであったように、優秀な相棒が必要だと感じております、、、、
数寄和大津で、バイトをする人は、、、
ギャラリーがすき。
近江、大津がすき。
日本がすき。
もの作りをするひとがすき。
五感を働かせるのがすき。
人と関わるのがすき。
パソコンをある程度さわれる。
そして、あさだと、気が合うひと!
そしてそして、数寄和の日頃は西荻においでの社長とも、気が合う方!
よかったら、働きにきてください。
数寄和大津あさだ
画像は、今も、親しくしている、数寄和大津のスタッフのひとびと。と、ひとり、作家もいます。
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お問い合わせは、数寄和大津 あさだまで。
大津市神領3-2-1 (077-547-3209)

本社ホームページも、どうぞ、ご覧ください。
http://www.sukiwa.net/
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絹と遊ぶ展・職人尽くし展

数寄和大津 9/2(金)-9/11(日) 12:00-19:00 火休

艶、透、うつくしい絵絹に魅力を感じた京都市立芸術大学院日本画専攻修了

の8人による展覧会を開催します。

作品が出来るには作家の仕事だけではなく職人の力も必要です。

職人尽くし展では、人々のくらしと共にあるさまざまな職人を描きました。

ぜひご高覧ください。

出品作家

井手本貴子、魚住侑子、織田涼子、滝村彩子、
直海かおり、前田恭子、森桃子、吉岡佐知
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by 555sukiwa | 2016-06-22 16:21 | すきわ日和 | Comments(0)

森の気 細川貴司展、終了いたしました。

西荻の数寄和からはじまり、数寄和大津へ。
緑が目にまぶしい五月が終わる頃、この展覧会も終わります。
森の気 細川貴司展、お越しくださった皆様、有難うございます。
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季節に合った、木々が伸び、花が咲き、果実が実ります。
数寄和大津の植え込みの花や木。
展覧会中は、あんまり、ゆっくりと見ていなかったら、
いつの間にか、
いっぱい花がついています。
花好きの母が、今日、何々が咲いたね。とか、言ってくれることで
気づくこと。
人って、ひとりで生きていませんね。
展覧会中でも、お越しくださる方が、時々、この木何の木ですか?とお尋ねいただくことがあり、
これは、エゴノキ、これは、、、とか、お話しながら、あらためて、木や花を観ている事もあります。

絵もやはり。
絵を観る方とおはなししながら、改めて、観ています。
そう観えはるんやな。とか、そうそう。とか、、、。

今展は森の気。
まるで、森の中にいるような時間をすごしていたようにも思います。
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薔薇二曲(北原白秋)
一  
薔薇ノ木ニ
薔薇ノ花咲ク。

ナニゴトノ不思議ナケレド。

二  
薔薇ノ花。
ナニゴトノ不思議ナケレド。

照リ極マレバ木ヨリコボルル。
光リコボルル。

一昨年、細川貴司先生の、御作品を拝見させていただいた時には、
薔薇の花がギャラリー内にいっぱいに咲いていました。
なんて、ロマンティックな御作品だろう♪と思いながら拝見しておりました。
片隅には、宝石箱か、宝箱のような、箱も展示していました。

それから2年たちました。
絵を描く人は、おさなごのような成長をされるようです。
たった2年の間に、
作家のなかに森が育っていました。
制作された森の絵。
森の気が、絵を観る人たちに、訪れます。
絵をみて、元気なひとが、話されます。
「よい時間を過ごさせていただきました」
「素晴らしい絵ですね」

絵を観ることの、この豊かさ。
森の絵をみて、森の気を感じれるシアワセ。


展覧会に足をお運びいただきました方々、どうも有難うございました。

素晴らしい御作品を、細川貴司先生、有難うございました。
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今夏も、ギャラリーへ行こう!を開催いたします!
まずは、
「ギャラリーへ行こう2016 作品募集」
応募受付期間 7/21(木) – 23(土)必着

数寄和は東京都杉並区西荻窪と滋賀県大津市にギャラリー店舗を持つ表具・額装店です。

作家の卵が活動を続けていくためには、ギャラリーがまだ価値の定まっていない作品に

発表の機会を作ること、多くの人が自分の目で見て気に入った作品を購入すること、

双方が必要だと考えています。

制作者と鑑賞者をつなぐ公募展「ギャラリーへ行こう」は今夏で7回目となります。

さらに活気ある展覧会となるよう、魅力的な作品をお待ちしています。


詳細は、表具・額装とギャラリーの数寄和ホームページをご覧ください。
http://www.sukiwa.net/
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by 555sukiwa | 2016-05-28 17:37 | すきわ日和 | Comments(0)

森の気 細川貴司展 はじまりました!!

素晴らしい絵が並ぶ、展覧会です。
ぜひ、お越しください。
昨日は、オペラ歌手の安田旺司さんが、お声を響かせてくださいました。
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絵がならんでいる。
それが、日常の、ギャラリーの空間。

一枚の絵があること。
そこには、絵を生み出した、作家がいて
そこには、絵をみる、ひとびと。
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そこ?
いやいや、此処です。ここに絵があります。
そして、人の笑顔や、語らいや。
数寄和大津ギャラリーは、10年、ここ瀬田の唐橋東詰と近江一の宮建部大社のちょうど真ん中あたりで、
企画展を開催しながら、現代を生きる作家の方々の制作した絵を皆様にご覧いただいてきました。
昨日からは、細川貴司先生の制作された、素晴らしい御作品が、まっしろなギャラリーの壁面に並んでいます。

そして・・・です!
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オープニングチャリティーコンサートを、開くことを、展覧会初日にさせていただくこととなりました。

芸術文化が、あって、ひとびとの、語らいが、豊かになります。
喜びを共有すること。
不安のなかにもある、喜びを共有すること。

オペラ歌手の安田旺司さんからの、ご提案で、熊本への応援としてのチャリティーコンサートです。

作家の細川貴司先生、素晴らしい御作品を有難うございます。
真っ白ではない壁。
作家が制作した素晴らしい作品。

お越しくださった方々は、
絵を楽しみ、
歌をたのしみ、
そして、熊本への応援もしてくださいました。
お集まりいただきました方々、有難うございました。

さて。
本日も、朝から、ドアを開ける方々とともに、絵について、
住みやすい町づくりについてなど、
語りながら、、、

よい一日を過ごしたいと思います。

どうぞ、皆様も、足をお運びいただき、
「森の気 細川貴司展」を、体感してください。

展覧会は、27日までです。(火休)
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森の気 細川貴司展

数寄和大津 5/14 (土)-5/27 (金) 13:00-18:00 火休

自ら削り出した木材に描かれる森の気配。
木の魅力に寄り添い制作する細川の新作を
ぜひご覧ください。

展覧会初日(14日)と、15日、作家の細川先生おいでです。

展覧会の詳細は、
表具・額装とギャラリーの数寄和ホームページをご覧ください。
http://www.sukiwa.net/
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by 555sukiwa | 2016-05-15 12:55 | すきわ日和 | Comments(0)

森の気 細川貴司展 14日より、はじまります!!

連休中、みなさま、如何お過ごしですか。
数寄和大津も7日8日とお休みさせていただきますが、
いよいよ14日より、細川貴司展がはじまります!!
ぜひ、お越しください。
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展覧会のタイトルは、森の気。
森っていう漢字は、木がみっつ。
人の生活する場に近い木立を林と呼び、
木々が深く茂ったところ、人の入らぬ樹海、原始林を、森と呼んでいた。
神の気配を感じるようなおこそかな様子を、森厳という。

森の木は、、、、
杜の木が、ご神木であるように、人の人生よりも、ずっと長い。
地球といっしょに生きてきたから、すっかり根を張っている。
そう、森の木は、気(エネルギー)に、満ち溢れている。。。

そうそう、3年ほど前に、木の詩をさがしてみたのです。
木の楽器を吹いていたこともあって、木が好きなので、
詩を探してみたくなったのです。
みなさんにも、ちょっと、紹介してみたい。
ステキな木の詩。ひとつ、ふたつ、、、。

「木」  田村隆一


木は黙っているから好きだ
木は歩いたり走ったりしないから好きだ
木は愛とか正義とかわめかないから好きだ

ほんとうにそうか
ほんとうにそうなのか

見る人が見たら
木は囁いているのだ ゆったりと静かな声で
木は歩いているのだ 空にむかって
木は稲妻のごとく走っているのだ 地の下へ
木はたしかにわめかないが
木は
愛そのものだ それでなかったら小鳥が飛んできて
枝にとまるはずがない
正義そのものだ それでなかったら地下水を根から吸いあげて
空にかえすはずがない

若木
老樹

ひとつとして同じ木がない
ひとつとして同じ星の光のなかで
目ざめている木はない


ぼくはきみのことが大好きだ
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田村隆一の「木」は、国語の教科書にも、載っているようですし、
現代詩文庫の、続々田村隆一詩集にも入っていると思います。

・・・じつは、谷川俊太郎の詩「生きる」が入っている「うつむく青年」の中にも、「木」というタイトルの詩があって、
わたしは、この「木」という詩も、ずっと気になりながら、生きてきたのです!(笑)
たいそうですが、心を持っているということは、そういうことだと思います。
人が生きていくのに、詩も絵も、、、芸術はとてもとても大切です。



                   谷川俊太郎



木がそこに立っていることができるのは
木が木であってしかも
何であるかよく分からないためだ




木を木と呼ばないと
私は木すら書けない
木を木と呼んでしまうと
私は木しか書けない




でも木は
いつも木という言葉以上のものだ
或る朝私がほんとうに木に触れたことは
永遠の謎なのだ




木を見ると
木はその梢で私に空をさし示す
木を見ると
木はその落葉で私に大地を教える
木を見ると
木から世界がほぐれてくる




木は伐られる
木は削られる
木は刻まれる
木は塗られる
人間の手が触れれば触れるほど
木はかたくなに木になってゆく




人々はいくつものちがった名を木に与え
それなのに
木はひとつも言葉をもっていない
けれど木が微風にさやぐ時
国々で
人々はただひとつの音に耳をすます
ただひとつの世界に耳をすます 



谷川俊太郎さんの木、いかがでしょうか。
「木」のイメージが、詩人の言葉から、どんどん広がっていきますね。

絵と詩には、共通するところがあって、
そう、つまり、人の暮らしとは、少し違ったところにあるように感じます。
だからこそ、やはり、人にとって・・・
生物であり、動物でもあり、それでいて、二足歩行の人にとって
とても大切な役割をしているように思います。
二足歩行の人は、見ることが大好きなのです。
目たす人で、見という漢字ができているんですよね。

・・・人の入れないところという、
その森を、家に飾って、毎日、見る。
なんだか、ワクワクしませんか。
その中には、入れないのだけど、その絵を見るなかで、心がおもうこと。
森のこと、木のこと、絵のこと、この絵を生んだ人のこと、、、さまざまな事を心が思うのではないでしょうか。

こんな事をブログに綴りながら、
いま、ふと、玉手箱を思い出しました。
ぜったい開けてはいけないのに、渡された箱のことが、子どもの頃は、よく解らなかったのです。
なんで、開けたらいけないのに、渡すの???????
多くのひとは、私と同じように、??????だったのではないでしょうか?
森が在ること。
森の絵があることで、森があることを思い出します。
同じ地球の上に、森があること。
根っこを地球に張り巡らした、木々。
神々しい、、、聖域の森。
観て、その気を感じながらも、、、そこには入っていけない。
入らなくても、森は、見ているわたしに、存在しています。
それが解るから、それを開けてはいけない。が、わかるような気がします。
森は、美味しいだけではなく、いのちに必要な空気ができるところ。
森は、地球に根を張り巡らしながら、生き物たちの家であり、、、
絵をみながら、感じる、何か、たいせつなこと。
絵には、そのような、役割があります。
物事をひとつの見方だけではなく、違った見方があることに気づいたり。
絵は、素晴らしいのです。

14日からの展覧会「森の気 細川貴司展」へと足をお運びください。
きっと、目からうろこの出来事があるように思います。
作家は、14日15日とおります。

そうそう、言い忘れておりました!!
画像を観て頂くとお分かりかと思いますが、細川先生は、木に絵を描いておられます。
なぜ、木に?と疑問に思った方、ぜひ、作家とおはなしください。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

「森の気 細川貴司展 」

数寄和   4/22 (金)-5/1 (日) 11:00-19:00 無休
数寄和大津 5/14 (土)-5/27 (金) 13:00-18:00 火休

自ら削り出した木材に描かれる森の気配。
木の魅力に寄り添い制作する細川の新作を
ぜひご覧ください。

展覧会初日(14日)と、15日、作家の細川先生おいでです。

展覧会の詳細は、
表具・額装とギャラリーの数寄和ホームページをご覧ください。
http://www.sukiwa.net/
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by 555sukiwa | 2016-05-06 16:52 | すきわ日和 | Comments(0)

本日は、数寄和大津の誕生日です。

ご縁ある、皆々様に、感謝の気持ちでいっぱいです。
作家の先生方、有難うございます。
足をお運びいただく方々、有難うございます。
職人さん方、ありがとうございます。
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画像は、斉藤典彦「うちのうみ」

2006年の4月22日は、斉藤典彦展「近江路」より、はじまりました。
また、10年目になります、昨年の4月22日も、斉藤典彦先生の個展を開催しました。
ご縁深き斉藤典彦先生。数寄和のスタッフ全員、先生への感謝と敬愛の気持ちでいっぱいです。
先生の制作された、御作品のなか、「うちのうみ」という御作品を、数寄和大津の玄関に、展示させていただきました。
このやわらかな色合いでありながら、この存在感。

線で描かれていないのに、
画面のなかに線が観えてきます。

よく見る日本の地図に線があります。
歴史年表の中にも、時代区分の線があります。
それぞれ、ひかれた、線があります。

絵とは、なんでしょうか。
あらためて、斉藤典彦先生の、描く、その世界を拝見しながら、
自然とできた、線のような、、、
此処と此処が、それぞれ存在した時の、
その分かれているところ、、、線が先ではなく、
線となってあらわれた、その線を、観ております。
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和の間のある、二階。
今回は、線を意識して展示しました。

昨年、秋韻というタイトルの展覧会をしました。
油絵の作家の方々4人の展覧会です。
岸本吉弘先生にご参加ご出品いただきました。
四季があり、山々が広がり、自然豊かな日本では、子どもの頃から、馴染んでいる、光合成がつくる、みどりという色。
子どもの頃から、馴染んでいる、黒っぽい線。

岸本吉弘先生の、描かれる世界の、スケールの大きさがあります。
小さな作品は、その世界のかけらなのか、、、。
ひょっとしたら、大きな作品も、先生の心や頭のなかにある、その世界の欠片なのかもしれません。
生命力のある、御作品。一枚の絵が、大きな大きな世界へと広がっていくように感じます。
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表具やの数寄和では、掛物は、床の間がないと掛けられないと思っておられる方々に、
ご提案させていただきたいことがあります。
ぜひお家に、現在作家の御作品の掛軸作品を飾ってください。
床の間でなくても、きっと、素晴らしい空間が出来ると思います。
その素晴らしい空間で、ご家族と、そしてお家へ遊びに来られるお客様と、楽しい時間をお過ごしください。

さて。
線について考えながらの、今回の、常設展示です。

墨描作品を制作されている、亀井武彦先生。
イラストレーターとして、世界でご活躍されてきました。
墨。紙。筆。水。
それらの組み合わせが、出来上がる作品に大きく関わり、作品が生まれます。
もし、紙がちがっていたら、、、
もし、墨がちがっていたら、、、
もし、筆がちがっていたら、、、
もし、水がちがっていたら、、、
同じようでも、全然、違った作品が生まれていたことでしょう。
古来より、墨の色は、人々に愛されてきました。
にじみや、かすれ、、、。
筆が描く、線があります。
墨描作品という呼び方が、ぴったりの、亀井先生の御作品です。


吉田加南子先生の、フランス詩を書いた、軸装作品。
吉田加南子先生は、詩人でもいらっしゃいます。
書かれた線と線と、、、が、文字をつくり、、
その文字と文字と文字が、言葉をつくり、
それらが、うたいだします。
口からでてくる詩。
手からでてくる詩。
手からでてくる詩は、そのなかに、線がいっぱいあります。


日本画家の森山知己先生。
先生の制作される御作品には、日本画の線をひいた御作品とともに、
この水の記憶シリーズのように、線を使わない御作品があります。
水の記憶シリーズのなか、夕焼け色の、この作品。
日本画では、岩絵の具という絵具が使われます。
自然からのいただきもの。
そのままで、美しい岩絵の具が、作家の手で、絵となります。
この色の美しさ!
作品へと広がります。

それぞれの御作品の魅力を、何度も観るなかで、わかってきました。
絵を観る楽しさは、観るからこそ、味わえるものだと思います。
ご紹介した御作品は、一部です。
たくさんの先生方、たくさんの御作品。
展示するときの、楽しさは、格別です。
ご縁のある作家の先生方、いつもいつも、有難うございます。
どうぞ、これからも、宜しくお願いいたします。
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常設展示中の数寄和大津では、上記、作品とともに、ご縁ある作家の先生方の、御作品を展示させていただいております。
どうぞ、近くにお越しの際には、お立ち寄りください。
どうぞ、お気軽に、ギャラリーへと足をお運びください。
そして、お気に入りの絵との出会いを、いまか、今かと、楽しみ多い人生にしてください。
人生に、一期一会を、どうぞ。
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「森の気 -晴嵐」

米唐檜に色鉛筆、油彩

108×128×11cm

撮影・末正真礼生

本日より西荻の数寄和より、開催しております展覧会のお知らせです。

「森の気 細川貴司展 」

数寄和   4/22 (金)-5/1 (日) 11:00-19:00 無休
数寄和大津 5/14 (土)-5/27 (金) 13:00-18:00 火休

自ら削り出した木材に描かれる森の気配。
木の魅力に寄り添い制作する細川の新作をぜひご覧ください。


展覧会の詳細は、
表具・額装とギャラリーの数寄和ホームページをご覧ください。
http://www.sukiwa.net/
夏の公募展「ギャラリーへ行こう2016」も、どうぞ宜しくお願いいたします。
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朝から、古文書の先輩から、先日仲間内で、なんという花なのか?と話しておりました花の画像がふたたび、、。
この花の名前をご存知のかたおいででしょうか。
きくもも??ほうきもも??やまもも??かしら。。。
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2016年4月22日満月夜。
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by 555sukiwa | 2016-04-22 17:11 | すきわ日和 | Comments(0)

松江利恵展、終了いたしました。

足をお運びくださいました方々、
気にして下さった方々、有難うございました!
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松江さんの絵を観る人たち。
こんなに丁寧な仕事をされている。
驚きながら、ご覧になる。
作家ご本人に会いたかったという人がたくさん居ることの、
有り難さ。
残念ではありましたが、
それだけ、松江さんの絵が愛されているっていうこと。
松江さんの描かれる絵の寂寥感。哀愁。
そこに、物語があって、その絵の前にずっと長い時間、立っておられるひとたち。

松江さん!ぜひ、これからも、制作、がんばってください。
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本日も、
氏神さまである、近江一宮節分祭で、墨流し券が
当たった、ちいさな方がお越しくださいました。

ちいさな人が、墨流しで、水をいっぱい含んだ葉書が
乾く間、お父さんと、お母さんと、絵を楽しそうに、ご覧になっている様子をみていると、
こちらも、とても嬉しい。

絵をみること。
絵をかくこと。

どちらも、素晴らしいこと。

今日、作家のひとの描いた絵をみて、
生まれてはじめて墨を磨った3歳の女の子が、
どうか、これからも、もっと絵とあう機会がありますように。

どうぞ、皆様も、気楽に、数寄和大津へと遊びに来てくださいませ。

おひとり20分1000円の、「筆となかよしの時間」ワークを始めます。
大人も子どもの、気楽に、数寄和大津で、筆を持つ時間をもってください。
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3月25日のイベントにも、ぜひ!
お問い合わせ申し込みは、数寄和大津077-547-3209

表具・額装とギャラリーの数寄和
http://www.sukiwa.net/index.html
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by 555sukiwa | 2016-03-06 18:42 | すきわ日和 | Comments(0)

松江利恵展が、はじまりました!!

朝から、可愛いお客様。
松江利恵展をご覧いただきながら、
雲の色のはなし。
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葉っぱ、
いちまいの葉っぱのなかにある、
葉っぱを彩る色とりどりのいろ。
いちまいの葉っぱのいのちの有様を思う瞬間。

雲、
そらにある雲は、
さまざまな天気を含んでいるのだから、
その雲の色は、実に豊かなんだって、
雲をずっと見ていると、きづく。
雲は、白かったり、黒かったり、灰色だったり、
お日さまや、夕焼けの色を、讃えたり。。。

空、木々、そして・・・
その隙間をねこがあるいてく。
そして、
そして・・・
蝶が、春へと、とんでゆく、、、。
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絵を描くちいさなひとは、
絵を見開いた、瞳で、みる。
絵を観るちいさなひとは、
絵を描く。
かくこと。
みること。
どちらも、たのしい。
かくこと。
みること。
はなすこと。
ひとであるって、とても、おもしろい。
って、
ちいさな巨人のつぶやき。

・・・ギャラリーへ行こう!!
今日、最初のお客様は、ちいさなおきゃくさま。
松江利恵さんの絵をたのしんで、墨流しや、お絵かきも楽しんでくださり、
そして、実は、元気なんですって、冗談や、笑顔がいっぱいになって、ギャラリーから、おうちへ。
ちいさな子どもたちにも、ぜひ、ギャラリーへ足を運んでいただけたらいいな。って、いつも思う、わたしも、嬉しい。
松江さんの描かれた猫の、それぞれのかたちに、楽しそう。
どの猫さんが、好き?
こっちが、好き。
やっぱり、こっちが、好き。
う~ん。こっちも、好き。

絵のなかの猫さんたちは、好きって、言われるたびに、嬉しそうです♪


ぜひ、お子様連れで、展覧会へと足をお運びください。
みなさまのお越しをお待ちしております!!(数寄和大津 あさだ)
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今展は2014年 数寄和賞の松江利恵の個展です。

「生き物が生じてから還るまで―それぞれの違う時間軸が交錯する様を、
水面に広がる波紋が重なり合う様に描きたいと思っています。」―松江利絵

数寄和大津 2/27(土)-3/6(月) 11:00-18:00 火休

作家の卵が創作活動を続けていくには、ギャラリーが価値の定まっていない作品に発表の機会を作ること、そして多くの人が自分の目で見て気に入った作品を購入すること、双方が必要だと考えています。
弊社では2010年から毎年夏に公募展 「 ギャラリーへ行こう 」 を開催しています。
若い人たちの意欲作が集まり、入選作を楽しむお客様に加え美術関係者のご来場も増えています。
同展では優秀な作品の出品者に、当ギャラリーでの個展開催を賞として贈っています。

数寄和大津
大津市神領3-2-1
077-547-3209

表具額装とギャラリー 数寄和 www.sukiwa.net
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by 555sukiwa | 2016-02-27 15:40 | すきわ日和 | Comments(0)

2月27日午後2時より、対話型鑑賞会を開催します。

2月27日より、ギャラリーへ行こう2014数寄和賞受賞作家の
松江利恵さんの個展を開催します。
皆様のお越しを心より、お待ちしております。
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今展は2014年 数寄和賞の松江利恵の個展です。

「生き物が生じてから還るまで―それぞれの違う時間軸が交錯する様を、
水面に広がる波紋が重なり合う様に描きたいと思っています。」―松江利絵

数寄和大津 2/27(土)-3/6(月) 11:00-18:00 火休

作家の卵が創作活動を続けていくには、ギャラリーが価値の定まっていない作品に発表の機会を作ること、そして多くの人が自分の目で見て気に入った作品を購入すること、双方が必要だと考えています。
弊社では2010年から毎年夏に公募展 「 ギャラリーへ行こう 」 を開催しています。
若い人たちの意欲作が集まり、入選作を楽しむお客様に加え美術関係者のご来場も増えています。
同展では優秀な作品の出品者に、当ギャラリーでの個展開催を賞として贈っています。

数寄和大津
大津市神領3-2-1
077-547-3209

表具額装とギャラリー 数寄和 www.sukiwa.net
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・・・それは、そうと、、、
大阪本町に、松尾芭蕉の終焉地がありました。

石碑が、あって、此処だとわかりました。

石碑の役割は、今も昔も重要だと、いつも思いながら、
石碑を、しみじにと拝見します。

そこに書かれた、字体も、魅力のひとつですね。

私も、いつか、石碑に、字を書かせていただけるように
なりたいです。
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by 555sukiwa | 2016-02-21 15:18 | すきわ日和 | Comments(0)

あたたかなバレンタインデーですね。

庭の梅が、いつしか、満開。
このあたたかな日は、いったい、どういうわけでしょうか。
バレンタインデーだからでしょうか?
2月27日からは、展覧会で、絵のあたたかさを味わっていただこうと思います。
ぜひ♪
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松江利恵展 「星霜のかさね」

■ 今展は2014年 数寄和賞の松江利恵の個展です。

「生き物が生じてから還るまで―それぞれの違う時間軸が交錯する様を、
水面に広がる波紋が重なり合う様に描きたいと思っています。」―松江利恵

数寄和大津 2/27(土)-3/6(月) 11:00-18:00 火休  
大津市神領3-2-1  
077-547-3209

作家の卵が創作活動を続けていくには、ギャラリーが価値の定まっていない作品に発表の機会を作ること、そして多くの人が自分の目で見て気に入った作品を購入すること、双方が必要だと考えています。
弊社では2010年から毎年夏に公募展 「 ギャラリーへ行こう 」 を開催しています。
若い人たちの意欲作が集まり、入選作を楽しむお客様に加え美術関係者のご来場も増えています。
同展では優秀な作品の出品者に、当ギャラリーでの個展開催を賞として贈っています。
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by 555sukiwa | 2016-02-14 16:44 | すきわ日和 | Comments(0)


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