すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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カテゴリ:すき!和( 18 )

今日から、芭蕉「新しみは俳諧の花」展覧会開催。

柿衞文庫開館25周年記念特別展。
平成21年10月3日(土)~11月23日(月・祝)
現代日本画家斉藤典彦先生の屏風作品「しぐれの」の展示もございます。

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柿衞文庫様のホームページ
http://www.kakimori.jp/

この展覧会では、たくさんの関連事業が催されるようです。
11月7日には、「作品を語る 芭蕉を語る」作家座談会Ⅱが催されます。(有料、申込必要)
いつもお世話になっている現代日本画家斉藤典彦先生や、大野俊明先生のお話も拝聴させていただけます。今からとても楽しみです。
徳島県立近代美術館専門学芸員の森芳功様が聞き手をなされます。
皆さまも、実りの秋の楽しみの一つである芸術・文化を味わいに出かけませんか。


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さて、松尾芭蕉様は、近江にたいへん御縁のある方でした。
展覧会始まりの日は、今年の中秋の名月。
月を詠まれた俳句には、瀬田が入っているものもあります。
「名月はふたつ過ぎても瀬田の月 芭蕉」
この句は、元禄4年瀬田川に舟を浮べて宵待ちの月を愛でながら作。
また、同じ年に大津市膳所にある義仲寺での作として、
「三井寺の門敲かばや今日の月  芭蕉」
芭蕉様は、木曽義仲には一種の想い入れがあられたようです。大津市膳所の義仲寺に、芭蕉様は草庵無名庵、また芭蕉様の願いでお墓も義仲寺にあります。
「義仲の寝覚めの山か月悲し  芭蕉」
この句は、元禄2年奥の細道の旅での作です。
福井県今庄町に木曽義仲の城があったそうで、
名月の晩に詠まれたそうです。






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元禄4年、前夜の義仲寺に於ける月見に引き続き、十六夜の月を賞すべく、湖上を船で、芭蕉様御一行。

「やすやすと出でていざよふ月の雲 芭蕉」

「十六夜や海老煎る程の宵の闇 芭蕉」


芭蕉様の月の句、まだまだたくさんございます。
芭蕉様、たくさんの俳句がございます。
現代も、多くの作家の方々が、芭蕉様の俳句に触発され、それぞれの表現をなされております。
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by 555sukiwa | 2009-10-03 12:20 | すき!和 | Comments(0)

音と書によるコラボレーション

人間国宝の、尺八演奏家の、そして近江は大津ご出身の、山本邦山先生。
東京藝術大学学長の宮田亮平先生の書。
お二人のご共演が、琵琶湖の浪の音が近くに聴こえる大津市民会館で、ありました。

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数寄和大津ギャラリーの展覧会情報を、
「あーとねっと・しが(滋賀の文化を創造し、楽しむ空間)」にて、お知らせしていただいております。
三浦幸子「猫の時間」展を、お願いしようとしましたら、
新着イベント情報として、正派白菊会様と、
山本邦山先生のコンサートのお知らせがありました。
宮田亮平先生のお名前もございます。





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お二人のご共演でもあり、山本邦山先生のご家族と宮田亮平先生のご共演。とても、素晴らしかったです。

宮田亮平先生は、慈のもとの字を書いて下さいました。
慈は、滋(滋賀の滋でもあります!)と通じて、糸束を並べた形で、増える・養うの意味があります。そして、下には心(心臓の形)です。いつくしむは、大切にする、かわいがるの意。
深い愛情の慈愛。潤いをもたらす雨の慈雨。情けをかける慈悲。

ひとつの字が、言葉が、人を幸せに出来ると、「書」から頷けます。

琴と尺八と三味線とうた。日本のそれぞれの音を堪能しました。
尺八の音は、、日本の四季に吹くそれぞれの風を感じる楽器です。
琴は、平安時代の文学作品である源氏物語の和歌などにもたくさん出てきます。
正派白菊会様が、演奏して下さった曲。古今の和歌もありました。
人が声を発したときから、一方で音楽と続き、一方で文学がはじまった…と、このようなコンサートで改めて思います。
なんと、豊かな文化を私たちは、持っているのでしょうか。
有難いことですね。

司会の松下功先生の、お話の愉快だったこと。



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良い秋の収穫の日でした。
正派白菊会様のコンサートは、毎年秋にされるようです。
来年も楽しみです。

それまでは、山本邦山先生のCDを聴き、楽しみたいと思います。
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by 555sukiwa | 2009-09-07 14:09 | すき!和 | Comments(0)

展覧会情報です!

ほしのは展。石田大成社ホールにて開催中です。
「ほしのは展」(日本画のグループ展)は、8月29日まで開催中です。
数寄和に来て下さる作家の直海香さんの素敵な作品もあります。
会場では、着物姿の美しい直海香さんとお会いしました。
直海さんの作品。キラッとしていて涼しげな作品です。
画像は部分です。会場で作品全体の空気を感じながらご覧いただくと、作家の作品に対する思いや様々なことを感じることが出来ると思います。
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また、会場では、昨年の数寄和大津のギャラリートーク「良い絵とは?」でも、
御世話になった作家の山下和也さんと偶然お会いしました。
仏画も描かれる希有な作家です。
9月末から個展「mirror image」があります。
名古屋 ギャラリー名芳洞blanc にて。
山下和也さんのブログに詳しい情報があります。
☆よもやま解体新書
http://blog.goo.ne.jp/kazuyajack/


数寄和に遊びに来てくれる大野麻里さんの「鳥展」は、
京都同時代ギャラリー内gallery shop collageにて、9月15日~9月20日まで。
大野麻里さんの作品は、かわいい可愛い鳥です。
♪赤い鳥、小鳥。なぜ なぜ 赤い?赤い実をたべた♪と思わず忘れかけていた童謡(北原白秋 作詞)を口ずさむほどの可愛らしさです。

ぜひ、展覧会へ、足を運んでください。

そして…数寄和・数寄和大津の展覧会「猫の時間 三浦幸子」へも、足を御運びいただけると幸いです。
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by 555sukiwa | 2009-08-23 11:59 | すき!和 | Comments(2)

いつか王子様が

太宰治。お伽草紙。走れメロス。
若々しい元スタッフ2人との会話を思い出す。
「さぁ、私も君たちの仲間に入れてくれ」って、王様は言ったよね?


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「さぁ、姫。この金貨で好きなものをお好きなだけ。姫は美しいお心ですから、若い芸術家を応援したいのでしょ?」
「まぁ、王子様。なんて心の広い方!」
そして、姫はたくさんの芸術作品を買いました。
なんたって心の広い王子様のお城です。たくさん飾ることができました。
若い芸術家たちは、食べることに困りませんでした。
着る服にも困りませんでした。なんにも困りませんでした。
なぜか作品は、姫の好きな桃色のものばかりでした。
姫以外の人には、もはや芸術はなんの意味も持ちませんでした。


「太宰のお伽草紙は、おもしろいね」っと、元スタッフと話したのは、2年前の夏。彼らがマレーシアに行く前だったと思う。
私には、別に、心うった太宰の言葉があると言ったような…
「わびしさ。それは、貴重なこころの糧だ。」

芸術を愛する人にお金持ちはあまりいない。
なぜなら芸術はすべての人のものであるからだ。
だから、桃色の作品ばかりが出来る訳ではない。
生き方が作品を形づくる。心打たれるさまざまな作品。

数年前、若い作家と偶然会って、一緒にお茶をしたときに、鞄から出された小さな小さなパンをいただいた記憶がある。移動中にお腹が空いたら食べると聞いた。旅人みたい人やなっと思った。この人から、すごい深い緑をみたと聞いた。私には、もう旅人にしか見えなかった。きっと不思議で素敵で観飽きない絵が描ける人だと思う。

わびしさを人の心を打つ作品と変換できる若い芸術家がいる。
心から上手く育って欲しいなっと、思う。
途中で息切れしないで欲しいなっと思う。
私にお金がいっぱいあったらなっと思う。
でもお金より、心を打つ美しいものが世界中の一人一人のひとに一つずつあったら…そんなことを願いたい。
信の中に不信がある。不信は頑固であるが、信の中の一部。信がないと不信は無い。
メロスが友情を信じ走ったように、走る。歩く。メロスの信が、王様の不信を砕いた。
世界は、明日と今のこの瞬時が、繋がりつづく。


明日に希望を持とう。
私の仕事は、数寄和大津ギャラリーで、絵を素敵に伝えること。
目の前にいっらしゃるこの方には、この絵が素敵に観えるだろうと、気がつけること。
手渡せること、手渡す努力をすること。
自分に希望を持とう。
必ず出来ろと信じよう。
明日に 希望を 夢を持とう。

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by 555sukiwa | 2009-07-23 12:22 | すき!和 | Comments(0)

嬉しいね♪

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懐かしのスタッフが遊びに来てくれました♪
なんと!本社から社長も来ました!



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ロビン・ロイドさんのCDができたようです。
去年から、待っていたCD。
聴くのが楽しみです。
ロビン先生は、これからしばらくアフリカです。

ロビン・ロイドさんのHP
http://www.robbin-muse.info/
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by 555sukiwa | 2009-06-27 19:53 | すき!和 | Comments(2)

夢見よう 今はその時

「愛のフランス詩集」天来書院発行
吉田加南子先生訳詩の本から、
森山知己先生の桜の作品を思い出しつつ。
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和の紙。
昔の人は、一枚の紙をどれだけ大切にしたのか?
美しい肌の紙。
料紙。金銀砂子を振ったり、イノシシの牙で面をツルツルにしたり、文様をすり込んだりと、どんなに誠心誠意、その上に字を書いたのかしら?
金額では無い。いのちのある紙。
美しい紙と向き合う。
薄利多売には、ありえ無い。
ほんとうの豊かさ。

春に桜の話ばかりをしていたら、森山先生から桜が描かれたお葉書をいただきました。絵が描けるってステキですね。
森山知己先生は、この歳になったから気づくこととして、紙のこと、線のこと、画のことを、お話下さいます。
森山知己先生の桜と月の絵。幻想的で美しいです。

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私は、まず、出来合いの千鳥うちわに、一度も練習していない言葉と、桜を書いてみました。
かけがえのない一枚の紙に書くための根性を育てるためです。
これから、少し練習していこうと思います。夏のお便りを作成したいと思います。

長い付き合いの友人たちは、私の字を私らしい可愛い字と言います。可愛いが似合っていた!!ことを思い出しながら、森山知己先生のように、この歳になったから気づいたことは、あるかしら??と考えました。
思う事は、自分の持ち場を守ることの大切さと、今出来ることをやることと、相手から頂いた心を大切にできるように努力することです。

私にとって書く事は、まだ小学生だったころ、言葉の大切さを教えてくれた恩師に始まり、あの人この人と、何人かのはっきりと頷くことのできる人との出会い・関わりによってふくらんだ世界でもあります。言葉を如何に心に刻みつけるか?どのように言葉を届けるか?飛ばせるか?の作業でもあります。

…紙の上で会える。
今は亡き詩人とも、紙の上で会っているように思います。

今、書いた言葉は、訳をされた吉田加南子先生と天来書院さまの仕事があってのことです。
”夢見よう…
今こそは妙なる時”
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by 555sukiwa | 2009-06-22 14:32 | すき!和 | Comments(4)

みのり

すきわ庭に夏野菜のきゅうりが実りました。
可愛いので、見てください。

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近いうちに、大切なともだちとあいます。
夏のお便りを作りました。
…思いが、カタチとなったうちわです。
…思い出ばなしに花がさきそうです。

(ただ絵が数寄(すき!))
(ただ字が数寄(すき!))

うちが関わる作家の方々や、うちの常連さんたちを
思い浮かべます。
ただ絵が数寄であったり、ただ字が数寄であったりすることの豊かさを思います。

こんなに豊かな作家の方の作品を愉しめるコツは
簡単です。
ただ数寄(すき!)であること。


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きゅうりを作ってみると、きゅうりに恋します。
(きゅうり、すき!)そして…です。
はじめてプロの凄さがわかるというもの。
プロは、ただ数寄プラス愛があるのです。
数寄たす愛わ作品という式になります♪

すき!エネルギーって凄い!プラスエネルギー♪♪

平安時代末の今様と呼ばれる歌謡を好んだ後白河法皇の梁塵秘抄(りょうじんひしょう)から。
遊びをせんとや生れけむ、
戯れせんとや生れけん、
遊ぶ子供の声きけば、
我が身さえこそ動がるれ。



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by 555sukiwa | 2009-06-20 16:39 | すき!和 | Comments(0)

待っていました♪


斉藤典彦先生と、作品「しぐれの」と、大津にも来ていただいた佐竹先生と、新入社員と・・・そして…。
本社へ斉藤典彦先生の展覧会へ行ってきました。
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本社には、新入社員が二人働きはじめてくれています。
メールと、電話で「はじめまして」。

一人の方とお顔を見て「こんにちは」。
新入社員ではないのですが、ショートカットの良く似合うFさんと「ひさしぶり~!」

斉藤典彦先生!
先生の作品「しぐれの」の大きさ(迫力)が本社の壁面を大きく大きく見せています。
絵の魅力は、空間を変化させます。

お土産のひよこ豆をお出しして、
まだまだひよこの数寄和大津を忘れないでください!とアプローチ♪
(笑われました!笑いを取るのが上手な私です♪)

生憎の雨降り。
待っていてくれた忠犬ハチ公にはお会いできました。
名犬リクにはお逢いできませんでした。(涙)
お会いできなかったもう一人の新入社員から、新幹線に乗り込んだ私へ、メールが届きました。
大津にはやく行きたいです!
待っていますね!

愉しみにしていた「しぐれの」を拝観させていただいた日は小雨の降る日。寒くはなかったのですが、雰囲気づくりをお天気に手伝ってもらったような気もします。
雨もまた良し。

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by 555sukiwa | 2009-05-06 12:14 | すき!和 | Comments(2)


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