すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
メモ帳

<   2009年 10月 ( 13 )   > この月の画像一覧

らぶりぃ♪

アサヒビール大山崎山荘美術館では、「睡蓮池のほとりにて―モネと須田悦弘、伊藤存」展がはじまりました。モネの「睡蓮」を、いつも観ることの出来る美術館です。展覧会初日に拝見させていただきました。
f0203477_14271274.jpg
大山崎山荘美術館の魅力は、お庭や景色、円盤オルゴールと、常に在るものでそれでいて、移りゆくもの…季節により、時間帯のより変わる風景。オルゴールの曲も、一音一音が現れ、消え、現れ、消え、を続けます。そして、睡蓮。現れ、消え、現れ、消え…そこは、時間がゆったりと流れています。
大山崎山荘への坂は…たいへん、急です …。
この坂のお陰で、美術館からの眺めの素敵なこと!!
(なんだ坂、こんな坂なのです。)
この坂で、らぶりぃな、赤い実を発見しました♪
赤い実がなる木は、リンゴの木、センリョウ(千両)、マンリョウ(万両)、ピラカンサなど。
そしてこれは、お赤飯の上などにある葉にみえますので、南天…ですよね?
南天は、難を転ずるに通ずることから縁起の良い木、福寿草とセットで、「災い転じて福となす」ともいわれる木です。
実は南天実という生薬で咳止めの薬として用いられるようです。
自然からの恩恵、人々が創ってきた文化芸術と、生きていく中での知恵や工夫は、たいへん多いですね。
豊かさ・豊穣は、モノと経済という直線的な関係ではなく、大きなまるの縁(円)で繋がっていたり、小さなものが、らぶりぃ♪なカタチとなって現れたりすることであったり…と、生命力を感じるモノ・コトのように思います。
ぜひ、大山崎山荘美術館へ、出かけましょう♪

大山崎山荘美術館様のホームページ
http://www.asahibeer-oyamazaki.com/index.html

f0203477_1427563.jpg


数寄和(本社)では、11月7日から「手すきの紙と遊ぶ」展が始まります。この展覧会は、職人が一枚一枚丁寧に漉いた紙を使って、若手日本画家の方々の制作された作品が展示されます。
この展覧会、大津は11月21日からです。この日より、石山寺「もみじライトアップ」で、コンサートなども催されます。
あき爛漫。
「手すきの紙と遊び」展も、近江の美しい風景も、楽しんでいただけることと思います。足を御運びいただけますと幸いです。
数寄和のホームページ
http://www.sukiwa.net/
[PR]
by 555sukiwa | 2009-10-29 14:30 | 美観 | Comments(2)

芭蕉「新しみは俳諧の花」柿衞文庫開館25周年特別展

「旅人と我名よばれん初しぐれ 芭蕉」―笈の小文の旅立ちの宴(送別の宴)での句。
現代日本画家斉藤典彦先生の屏風作品「しぐれの」もご覧になれます。
芭蕉「新しみは俳諧の花」展~11月23日(月・祝)迄

柿衞文庫様のホームページ
http://www.kakimori.jp/
f0203477_18272659.jpg

この展覧会では、たくさんの関連事業が催されるようです。
11月7日には、「作品を語る 芭蕉を語る」作家座談会Ⅱが催されます。(有料、申込必要)
現代日本画家斉藤典彦先生や、大野俊明先生のお話も拝聴させていただけます。
徳島県立近代美術館専門学芸員の森芳功様が聞き手をなされます。
皆さまも、実りの秋の楽しみの一つである芸術・文化を味わいに出かけませんか。
現代も、多くの作家の方々が、芭蕉様の俳句に触発され、それぞれの表現をなされております。


「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る 芭蕉」
旅人であった芭蕉は、病床についても夢のなかで、枯野を走っていたようです。

芭蕉の笈の小文の序文からです。「西行の和歌における、宗祇の連歌における、雪舟の絵における、利休の茶における、その貫道するものは一つなり。しかも風雅におけるもの、造化にしたがひて四時(四季)を友とす。見るところ花にあらずといふことなし。思ふところ月にあらずといふことなし・・・」

さて、笈の小文序文に出てくる西行(1118~1190)の歌もご紹介します。
「つねよりも心ぼそくぞ思ほゆる旅の空にて年の暮れぬる 西行」
「今よりは花見ん人につたへおかん世をのがれつつ山に住まへと西行」
「白川の梢を見てぞなぐさむる吉野の山にかよふ心を 西行」
「惑ひきて悟り得べくもなかりつる心を知るは心なりけり 西行」
「世の中を夢と見る見るはかなくもなほ驚かぬわが心かな 西行」
「春風の花を散らすと見る夢はさめても胸のさわぐなりけり 西行」
西行の旅。西行の和歌。
そして―
芭蕉の句。
笈の小文の旅中、護峰山新大仏寺にて、
「さまざまのこと思ひ出す櫻哉 芭蕉」
むかし、爛漫と咲いていていた桜の花が、時もたち様々なことが変わりましたが、ただ一つ変らず今も盛りと咲いています。

「この道や行く人なしに秋の暮れ 芭蕉」
何処までも続く秋の道、その先を見ても後ろを見ても旅人の姿はありません。

旅人であること。孤独と向き合うこと。モノと向き合うこと。心と向き合うこと。

f0203477_18281912.jpg

昨日お越し下さったお客様と、阿修羅展の話をしました。
夜、宮澤賢治が俺は一人の修羅なのだと歌っていたことをおもいだしました。

心象スケッチ 春と修羅より 「春と修羅」
心象のはいいろはがねから
あけびのつるはくもにからまり
のばらのやぶや腐植の濕地
いちめんのいちめんの諂曲模様
(正午の管楽よりもしげく
琥珀のかけらがそそぐとき)
いかりのにがさまた青さ
四月の気層のひかりの底を
唾し はぎしりゆききする
おれはひとりの修羅なのだ
(風景はなみだにゆすれ)
碎ける雲の眼路をかぎり
れいらうの天の海には
聖玻璃の風が行き交ひ
ZYPRESSEN春のいちれつ
くろぐろと光素を吸ひ
その暗い脚並からは
天山の雪の稜さへひかるのに
(かげらふの波と白い偏光)
まことのことばはうしなはれ
雲はちぎれてそらをとぶ
ああかがやきの四月の底を
はぎしり燃えてゆききする
おれはひとりの修羅なのだ
(玉髄の雲がながれて
どこで啼くその春の鳥)
日輪青くかげろへば
修羅は樹林に交響し
陥りくらむ天の椀から
黒い木の群落が延び
その枝はかなしくしげり
すべて二重の風景を
喪神の森の梢から
ひらめいてとびたつからす
(気層いよいよすみわたり
ひのきもしんと天に立つころ)
草地の黄金をすぎてくるもの
ことなくひとのかたちのもの
けらをまとひおれを見るその農夫
ほんたうにおれが見えるのか
まばゆい気圏の海のそこに
(かなしみは青々ふかく)
ZYPRESSENしづかにゆすれ
鳥はまた青ぞらを截る
(まことのことばはここになく
 修羅のなみだはつちにふる)

あたらしくそらに息つけば
ほの白く肺はちぢまり
(このからだそらのみぢんにちらばれ)
いてふのこずえまたひかり
ZYPRESSENいよいよ黒く
雲の火ばなは降りそそぐ

宮澤賢治の「どんぐりと山猫」では、山猫とどんぐりたち(誰が一番偉いか答えの欲しいどんぐりたち)をみて、まるで奈良のだいぶつさまにさんけいするみんなの絵のようだ―と山猫から葉書をもらい、仲裁に来た一郎は思います。
「このなかで、いちばんえらくなくて、ばかで、めちゃくちゃで、てんでなっていなくて、あたまのつぶれたようなやつが、いちばんえらいのだ」一郎からの知恵で、山猫は、どんぐりたちに言います。
一番偉いのは、一番偉くない人…。
俺はひとりの修羅なのだという賢治。
西行よりも、芭蕉よりも、後の時代の人の賢治。

f0203477_18345096.jpg

これからも孤独と向き合う人が、現れるでしょう。
[PR]
by 555sukiwa | 2009-10-25 18:35 | ことば | Comments(0)

まいた種子が芽吹く、花から実へと変容する、今は秋。

爛漫の秋。
吹田メイシアターで、しが県民芸術創造館での演奏会を終えた、マツタケダイスケさん。
泊昭雄写真展「la」を観に来て下さいました。
f0203477_14303429.jpg

la♪la♪la♪la♪la♪la♪la♪la♪la♪… … …
ステキなもの、すきなもの、いっぱい♪

泊昭雄さんの写真集第5作目は、「la」ハワイ語で、太陽。
私たちは、太陽の光とともに、歌を口ずさむのでしょう♪
泊昭雄さんの5作品目の写真集「la」。この写真集とともに、写真展が巡回しております。
展覧会を、すでにご覧いただいた方々には、風景のなかに身をおいているように思うと、温かみのある作品を楽しんでいただいております。

泊昭雄さんの写真集には―
ゆっくりと少しずつ流れるモンゴルの風景を旅して撮りおろした作品写真集「オモムロニ」
懐かしくもあり またあらためて新鮮さを覚える大切な音楽とともに旅をし、撮りおろした写真「フウロウ」(この写真集に、太陽の塔、亀、、、があり、私はla♪la♪la♪です♪)
写真集「カワタレ」、写真集「インテリア」。
インテリア(INTERIOR)は、目に映るものすべてであり、そよぐ風やさざ波, 草木のざわめき ...など、 誰も彼もが感じることができるものであるということを体感することができると泊昭雄さん。

写真展―
…青い、あおい海ではなかった。
そこに、その人が、居た。
その人は、悲しかったり、天真爛漫の笑顔であった日が、あったのだろうか。
悲しみの日に、その人が観た海に、いつもと同じ波があった。
いつもと違う波もあった。いつもと同じ波と、いつもの違う波が、寄せてくる。
いつもと同じ波の音。いつもと違う波のおと。
青かった海が、夕日に染まる前に、帰ろっと、その人は、家路に向かいはじめた…。
―「la」展から、私が感じた海の風景でした♪lalala……♪

作品(写真)を観ながら、一人ずつ違った感じ方もあります。それは、どうしてでしょうか。
けれど、みんなlaを感じる泊昭雄さんの、それぞれの写真(作品)です。
どうぞ、足を運んでlaを感じてください。

f0203477_14312013.jpgマツタケダイスケさんと、いつもながらのおしゃべり。
マツタケダイスケさんの、「吹田メイシアター」と「しが芸術創造館」の演奏会について話しました。
マツタケさんも、良く御存じの、若山卓さんも出品して下さる数寄和の「手すきの紙と遊ぶ」展について話しました。
二人ともよく存じ上げている山下和也さんの展覧会「mirror image」について話しました。
マツタケダイスケさんの観てこられた唐橋ギャラリーの展覧会について話しました。数寄和で開催中の泊昭雄さんの作品について話しました。
芸術に関連することをお話しながら、豊かな時間を過ごします。

マツタケダイスケさんのブログを今朝みると、数寄和を紹介していてくれました。有難うございます。私もご紹介しますね♪

♪マツタケダイスケさんのブログ「una corda」
http://jiri2.jugem.jp/

♪若山卓さんのブログ「カラスときこり」
http://wakayamataku.gunmablog.net/

♪山下和也さんのブログ「よもやま解体新書」
http://blog.goo.ne.jp/kazuyajack/

♪ギャラリー唐橋さん(数寄和大津ギャラリーとは、瀬田の唐橋の真ん中と東詰辺りの近さです。)
http://www.g-karahashi.com/index.htm

今は、秋。
春は桜、秋は紅葉と…爛漫を楽しみたいものですね。爛漫とは、光り輝くさま、明らかにあらわれるさまであります。
世界は、常に爛漫であります♪
石山寺のもみじライトアップは、数寄和大津の手すきの紙と遊ぶ展と同じ11月21日からです。記念コンサート九音九成があります。2006年度 準ミス・インターナショナル日本代表 和迩信子さんのトークもあるようです。源氏物語千年紀のオープニングイベントにて光源氏役もされました。

美しい風景、美女、歴史―。そして、伝統から育まれた現代の美術について若手の現代日本画家とともに追求している「手すきの紙と遊ぶ」展へと、足を御運びください。
どうぞ、宜しくお願い致します。
f0203477_14235437.jpg

[PR]
by 555sukiwa | 2009-10-23 14:39 | かたち | Comments(0)

そして、聴こえたアイラブユー♪その4

大山崎山荘美術館には、常にモネの睡蓮が拝見できます。
「民藝と仏教美術」展では、柳宋悦に認められた、棟方志功の版画作品を観れます。仏教の世界には、蓮のはながあります。
華厳経の世界。仏の慈悲の光が毘盧遮那仏に集約されているそうです。

f0203477_1715358.jpg


奈良の大仏様。
皆さんよく御存じの大仏様は、毘盧遮那仏(びるしゃなぶつ)。正式名を毘盧舎那仏坐像といい、無限の宇宙の果ての果てまで照らし出す光の意味であり、宇宙の真理をすべての人に照らし、悟りに導く仏様だそうです。

この奈良の大仏様、当初、奈良ではなく、近江国紫香楽宮の近くの甲賀寺(滋賀県甲賀市)に造られる計画であったそうです。
東大寺建設にあたり、近江から、奈良へ材木が運ばれたようです。

聖武天皇は743年、大仏造立の詔といって、天皇からの命令を出されました。

…私は徳うすい身でありながら、天皇になり、国民のすべてを幸福にしなければならないとつねに志してきた。
そして今、ようやく人々を私の仁政でうるおすことができたが、まだすべての国民を仏教の恩恵に浴させてはいない。
そこで、何とかして、仏の威光と霊力により、天下が安泰になり、万代の幸福を願うことによって、この世の生命がみな栄えることを望むものである。
 ここに菩薩の大願を発して、廬舎那仏一体をつくることにする。国じゅうの銅を溶かして大仏を造り、山を削って大仏殿を造り、広く仏法を世界に広めようと思う。
そして、私もそして我が民も、ともに仏の功徳に浴して、悟りにいたろうではないか。
 天下の富をもつ者は私であり、天下の権勢をもつのも私である。この富と権勢によって、尊い像をつくる。この富と力をもってすれば、かんたんにできる。もし人々の中で、一本の枝草やひとにぎりの土をもって、助けつくろうというものがあれば、これを許せ。…このような、内容です。

f0203477_16392387.jpg

さて、先日、名古屋はギャラリー名芳洞blancにて、拝見いたしました、山下和也さんの個展「mirror image」展。
新しい仏様は、双頭盧舎那仏というお名前だそうです。
大仏様と同じ盧舎那仏様。
この名古屋で拝見した仏様。二つの頭を持つ、無限の宇宙の果ての果てまで照らし出す光、つまり仏の慈悲の光が集約された仏様です。慈悲とは、仏様の愛です。
拝観した初日に此処から宇宙と対話すると水墨でのウォールドローイング作品に記してあったのを思い出します。
なぜ、この新しい仏様が、ピカピカに感じたのかも、解りました。双頭盧舎那仏だったからです。

ところで、蓮の上にたち二つの頭(顔)があり、ふた組の手(はなを持つひと組の手と、鉢に稚児を持つひと組の手。)がある訳ですが、稚児に向けられた頭(顔)には、金の眼があります。
これはどういうことでしょうか。

インド原産の蓮。蓮は、はすとも、はちすとも言います。これは、実の入った花床(花中央の黄色部分)に、たくさんの穴があいていて蜂巣(はちす)に似ているからのようです。
蓮は漢名からで、種子が連なってつくことからといわれます。
おそらく、子孫繁栄のイメージがあって、アジアの多くの国の国花でもあります。

山下和也さんの仏画「双頭盧舎那仏」様、存在する稚児と向き合ってはじめて、仏様の慈悲の眼である金の眼、つまり実際の愛の眼を開かれたのではないでしょうか。

仏教では西方浄土の極楽は神聖な蓮の池、と信じられているため、寺の境内にハス池を 造るようになったようです。
多くの仏典に、蓮華の名で登場し、仏像の台座にもその形がよく使われます。葉は蝋状になっているため水をはじきます。

児童雑誌「赤い鳥」の芥川龍之介の「蜘蛛の糸」にも、蓮が出てきます。
そして、民藝の、棟方志功の作品にも蓮があります。

古代エジプトで神聖視されたのは蓮ではなく睡蓮だったようです。


f0203477_1129799.jpg 昨日は、数寄和大津ギャラリー定休日でした。
久しぶりにつけたテレビから、昭和と平成の歌謡曲がいっぱい流れていました。
昭和の一位の曲は、イルカの「なごり雪」。♪…去年よりずっときれいになった…のですからもちろん、一位です♪♪
そして、平成の一位の曲は、SMAPの「世界に一つだけの花」。♪…特別な Only one…が、ナンバー1ではない一位です♪♪



さて、あなたのすきな花は、なんですか?
去年のあなたと今年のあなた、どちらのあなたが好きですか?
また、それは、どうしてでしょうか?

(歩こう、歩こう、アイラブユーの心を持って♪ …つづく… )

f0203477_1415927.jpg

[PR]
by 555sukiwa | 2009-10-21 16:47 | すきわ日和 | Comments(0)

滋賀で、近江で…観れます!

「大正期、再興院展の輝き~大観・観山・靫彦・古径・御舟~」
滋賀県立近代美術館  10月25日迄
泊昭雄写真展「la」は、数寄和大津26日迄です!
…近江(滋賀)というと、芭蕉様♪

f0203477_1434722.jpg


「大正は、なぜか、熱かった…」とかかれたポスター。
滋賀県立近代美術館の開館25周年記念の展覧会「―日本画創造の苦悩と歓喜―大正期、再興院展の輝き~大観・観山・靫彦・古径・御舟~」展。

大正という時代、つまり明治時代の最末期の人々、これに続く人々…。この時代の人々は、美術の世界だけではなく、文学の世界も熱かったように思います。
今村紫紅、川端龍子、前田青邨…
小野竹橋、村上華岳…竹久夢二…
高村光太郎、梅原龍三郎、安井曽太郎…
武者小路実篤、志賀直哉、有島武郎、柳宋悦、中川一政、岸田劉生…
そして、海外に眼を向けると、みなさんもよく御存じのタゴール、チャップリン、ピカソなどの巨匠がいます。

時代からの、そこで制作されたそれぞれの作品からの、様々な刺激があります。向き合う作家の眼があります。それぞれの作家の進んできた道と、そしてそこから進んだ道。
高村光太郎が詩作品「道程」で、僕の前に道はない。僕の後ろに道は出来る…と、うたったように、古き良きもの、そして新しき…悪しきものではなく、新しき良きものへと、道が出来た時代だったのではないでしょうか。


日本画創造の苦悩と歓喜とありますように、展覧会を拝見して、大正は、やはり熱かったように感じます。ぜひ、滋賀県立美術館の展覧会へ行きましょう。
そして、車なら、5分ぐらいの数寄和大津へも、ぜひお越しくださいませ。数寄和大津で開催しております、写真家泊昭雄さんの「la」展につきましては、数寄和大津ギャラリー案内をご覧いただけると幸いです。

秋です。鳰のうみ(琵琶湖)のある近江の風景は、たいへん美しいと思います。



f0203477_13571760.jpg
そして―
現代日本画家の斉藤典彦先生のお知らせです。
懐かしい斉藤典彦「近江路」展(数寄和大津ギャラリーの開廊時の展覧会タイトルです!)

現在、NYにあるDillon Galleryにて
「NORIHIKO SAITO  EXHIBITION」が開催されております。オープニングレセプションには、大勢の方が来場してくださいました。この展覧会は11月7日まで開催しております。

また、日本では柿衞文庫開館25周年記念特別展「芭蕉―新しみは俳諧の花―」展が開催中です。11月23日迄です。
斉藤先生の屏風作品「しぐれの」をご覧頂くことができます。
お近くにお越しの際には、足をお運び下さい。



f0203477_13501586.jpg


そして―
11月21日から、数寄和大津ギャラリーでは、「手すきの紙と遊ぶ」展が始まります。
織田涼子さん・高田学さん・田中明子さん・中原麻貴さん・
伴戸玲伊子さん・若山卓さんが出品作家の方々です。
(詳細は、数寄和大津ギャラリー案内をご覧いただけると有難いです。)
そして、この日から石山寺は、もみじライトアップです♪
ステキなイベントも毎夜行われます。「九音九成」といい、一夜に一音ずつ奉納されます。観音さまと音を観る會とあり、
秋も深まる石山寺で、それぞれの音色を楽しみたいですね。

滋賀で、近江で…
それぞれの美しいものが、ございます。
美しい風景。
そして現代の作家の、それぞれの熱い思いを持って制作された、それぞれの作品があり…観れます!
どうぞ、お越しください。
お待ちしております。
[PR]
by 555sukiwa | 2009-10-19 13:58 | 近江 | Comments(0)

ハワイ語の太陽やお日さまです。「la」

新聞広告やポスターなどを手掛ける写真家の泊昭雄さん。
泊さんの写真集「la」の発表とともに展覧会が巡回しています。
只今、数寄和大津ギャラリーは「la」です♪
f0203477_11425880.jpg


展覧会の空間は、観る人とともに創られていきます。

笑顔の彼女。
ここにも、la♪ la♪ la…♪

f0203477_11452857.jpg

泊さんが撮った、写真。
そこにあった、光と湿度。

展示される作品と。
展示される空間と。

泊さんの写真と、空間と、観る人の

 「la」



f0203477_11442028.jpg
[PR]
by 555sukiwa | 2009-10-18 11:53 | ピクチャー | Comments(0)

木と 木と き と

森山知己先生の個展のお知らせ
会期:平成21年11月25日(水)~12月1日(火)
   最終日は午後4時閉場
場所:天満屋岡山店様にて
 

「木」
日本画家の森山知己先生のブログ「吉備高原の季節」 に、「栗の赤ちゃんは今」というタイトルの記事がありました。イガ付きの実り、立派な姿の実り2と記事が続いていました。
森山知己先生のブログは、森山知己先生のホームページ内にあります。
ホームページには、個展のお知らせも勿論あります。
http://plus.harenet.ne.jp/~tomoki/

「木」
日本画家の若山卓さんのブログのタイトルは、「カラスときこり」。
11月に数寄和・数寄和大津である「手すきの紙と遊ぶ」展の出品作家でもございます。
http://wakayamataku.gunmablog.net/

f0203477_1224613.jpg

「き」
太陽の色。
ひまわりの色。
しあわせの色。


「木」
あいうえおの木というタイトルで人形劇用の台本。
鉛筆で書いたきおく。10年以上前の。
伝えたかったこと…。
人の心の中には、一本のあいうえおの木がある。
…ことばの力を、信じてた。
思いは、通じたり、通じなかったりする。
鉛筆の芯は、力加減で、ポキポキ、おれるんだな…。

「木」
わたしの携帯電話の中に大きな筆の画像がある。
それで木と書く。
弾力のある筆で、木と書く。
やはり、木と書く。

森という字。
その上に、丸を描く。
満月にみえる。
みみずく。
眠る動物の親子。

森ということば。
その上に丸を描く。
太陽にみえる。
森の朝。
森の動物。
森。
林へと、
草原へ、町へ、海へとつづく。
町のあさ。
人々の朝へ―
―とつづく。


―しんじたいもの。ことばの力。
本にことばがある。本以外にことばがある。
本は、すき。
でも、本だけでは、無いとも思う。
ことば。

あいらぶゆーの気持ちをもって、歩く。
あいらぶゆーの気持ちで、かく。
ことば。

f0203477_1265711.jpg


山下和也様、よもやま解体新書の記事「森」、たしかに拝読いたしました。
二日に渡り、記事をつくっていてくださいましたね。
はやく、お返事しようと思いつつ…
歩くなかで、つづきことばを、書けると感じます。
どうぞ、宜しくお願い致します。
[PR]
by 555sukiwa | 2009-10-16 12:09 | ことば | Comments(3)

そして、聴こえたアイラブユー♪その3

二つの顔。なぜ?
巨匠ピカソのことば「私は対象を見えるようにではなく、私が見たままに描くのだ。」
山下和也さんに聞いたことば「自分のみたいものを描く。」

f0203477_1549337.jpg

数寄和大津ギャラリー休廊の火曜日。

問いかけと、応答を探しに、ふたたび、名古屋の地を踏んだのでありました。

鏡。
エンデの「鏡のなかの鏡」
ひとつずつ、独立しながら、不思議に関連した話の詰まった本。
エンデのカメ、エンデの龍。
先を見れる古代からの生き物である、カメを愛したエンデ。
雨乞いに応える、幸せの龍…。

山下和也さんの展覧会のタイトル「mirror image」
この展覧会へ寄せる詩を作ってブログ記事にしたのは、9月12日の事でした。

問いかけに対する応答が、あるのだろうか応答。
名古屋ギャラリー名芳洞blancの一室に、
「普賢延命菩薩」様(仏画)と「普賢新生菩薩」様(仏画)が並ぶ。
その向かいに二つの顔をもつ仏様の画。
この仏様、顔は二人分、手も二人分である。
胴体と脚は、一人分である。
顔に対しての手。胴体に対しての足。
顔には、頭がある。胴体には、心がある。
と、考えたらどうだろうか。
一人分の手には、花がある。
一人分の手には、お椀に小さな仏様。
どうも、一つの顔と小さな仏様は、母と子にも見える。
誕生の図にみえる。

なぜ、二つの顔が必要なのか?
生きている一人のひとは、向き合う人により、いくつかの様々な顔を持つ。
これは、鏡の作用で、母の私の感じ方・捉え方ということか?

山下和也さんの今展「mirror image」では、展覧会中に描かれている山水画が中央にある。
どこに、鏡の作用があるのか。
塔が水に映っていた…。

…ながく見ていると、紛れもなく、一筆一筆に向き合っていたであろう山下さんを感じ取れた。
山下和也さんの襖絵(水墨画)の蓮をながくみていた頃が、懐かしい。
あれから、作家は、30歳を過ぎたのである。新生菩薩様の制作を経た。

今展の新しい仏様の胴体と脚は、一人分である。
一人の人は、多くのことをできるのである。
二足歩行を始めた人は、頭(知恵)手によって、多くの働きをするのである。
けれど、このわたくしの心は、一つでありたい。
歩くべき方向は、その人の進むべき道である。
蓮の上に仏様の姿。
朝焼けのような、夕焼けのような、仏様の衣がまぶしい。

訪れた13日は、連休明けで、美術館などは、お休み。
ギャラリー名芳洞blancの方と、そして白土舎の方と、お話しをした。
(温かく力強い話ぶりに、多く頷きました。有難うございました。)
美術の世界を取り巻く人は、実にたくさん居る。
作家、評論家、美術館の人、新聞や雑誌の美術担当の人…多くのモノやコトがそれぞれ動きながら世界は回っている。
人々が、それぞれの自分の仕事と向き合いながら、この世界の、この瞬時がある。

歩こう、歩こう♪
いくつかの顔をもちながら、アイラブユーの心をもちながら♪
歩こう、歩こう♪ (つづく)


f0203477_1550279.jpg
山下和也展「mirror image」
9.29(火)~10.18(日)
ギャラリー名芳洞blanc

山下和也さんのブログ「よもやま解体新書」
http://blog.goo.ne.jp/kazuyajack/

ぴあ中部版10月22日号に記事がありました♪
[PR]
by 555sukiwa | 2009-10-14 15:52 | すきわ日和 | Comments(1)

そして、聴こえたアイラブユー♪その2

アサヒビール大山崎山荘美術館へ、大野麻里さんと。
京都たくたくで、パスカルズのライブ。
♪もうすぐさ♪…ムーンリバー♪
それから、ピッグノーズのマスターと再会した!!




f0203477_15461760.jpg


大野麻里さんの鳥展その2は、11月27日から12月10日。岡山は倉敷の蟲文庫にて。JR倉敷駅南口より徒歩20分♪画像は、大野麻里さんの鳥作品と、鳥DM♪

麻里さんが、音楽好きの私に、「今度、パスカルズのライブご一緒しませんか?」と誘ってくれた。

今、私は、ハワイ語で太陽の意味を持つ「la」展のDM配りのお仕事中。
夕方なら、お誘いライブに行ける!麻里さん、行きましょう♪
二人でアサヒビール大山崎山荘美術館にも、行く。
仏像や、大津絵が並んでいた。
掛物のデザイン。
大山崎駅で、夕焼けをみた。
ライブ、間に合いますように…

ギリギリに駆け込んだ、京都たくたく。
(えっ!!久場さん…!)
「2年前から、ピッグノーズ、再開したよ。おいでよ。浅川マキのライブも再開した。…この間、浅川マキのライブ終わったところ。浅川マキ、おいでよ」
「私も人生いろいろあって♪」
「そりゃ、人生さ、いろいろあるよ」
「このDM、たのんでいい?…今度、行くね♪」

ライブが、始まった。
ぱすかるずの音楽、なんだか、愉しい。

アンコール曲は、大好きな…ムーンリバーのカバー。
♪もうすぐさ♪

楽しかったライブの帰り。麻里さんの問いかけ、浅川マキって??
「雪が降る。あなたは、来ない。雪がふる…。」
「わたし、すきです!!」
「(笑い)今度、ピッグノーズに飲みに、行こうよ♪」
「行きましょう♪」

この世に、音楽や、お酒があって、そして、何より心通わす人がいて、良かった、良かったの月夜♪
お月さま、人間って……ちと、酔った~~
…ことばは、そう、言葉は、真顔で、言おうっ♪ことばに、拘るのなら。(つづく)
f0203477_12272388.jpg

[PR]
by 555sukiwa | 2009-10-14 15:47 | すきわ日和 | Comments(1)

そして、聴こえたアイラブユー♪  その1

「ウィリアム・ケントリッジ―歩きながら歴史を考える
そしてドローイングは動き始めた…」
京都国立近代美術館 10月18日迄
「民藝と仏教美術―柳宗悦のこころうた―」
アサヒビール大山崎山荘美術館 10月25日迄
f0203477_15415276.jpg


「愛ある眼 谷川徹三著、谷川俊太郎 詩・編」この夏、読んだ。この中に、このような一文があった。
…仏像が肉体的に生活の中に入り込んでいる。これは人間三十をこえなければ、本当にはわからない感情であることを、その後私は知ったのであるが、しかしそれによって私は、美の秘密というものに大きく眼を開かれたのである。…

今年の夏は、伝三Fさんの、マイムを観に、京都国立近代美術館へ、出向いた日があった。その時に、ウィリアム・ケントリッジの展覧会のチラシを手にした。
光と影。
マイム、演劇、影絵、映画、そして、ホール、美術館、ギャラリー。光と影を意識したものは、実に多い。
光と闇。音と闇。光と音。
多くの人が、色んな入口から、考えること。
朝の光。夕日。夏の太陽。春の朧月。
音楽からの、文学からの、美術からの、また、それぞれの組み合わせからの、問いかけと応答。


…人は、観るということで、思考する傾向が強く、また多くある。
音による影響。音に対する反応。
(音の進化した言葉に対する反応は、どうなんだろう?)

…実に多くの音が、氾濫しながら、世界は回っている。
それぞれの場で、別々の音とありながら。
また、一つの音を意識しながら、それぞれの動きをもちながら…。

ウィリアム・ケントリッジの展覧会では、その世界を、改めて感じさせられる。多くの映像。問いかけ、そして応答。

鏡が、あった。左右の壁に裏表になった絵があった。
左の壁と、右の壁が、2枚の鏡によって、立体に見える。

鏡が、あった。左右の壁に裏表になった絵があった。
そこに、文字があった。
2枚の鏡によって、読みとれた文字。

平面の中にある、立体。立体の中にある平面。
問いかけと、そして…そして…

ウィリアム・ケントリッジの展覧会は、凄いと思う。
時間が許せば、2日間は、観ていたい。

この展示へ行くまでに、1Fでは、「プレイルーム。2009」。
京都国立近代美術館の大きな窓が、なんだか、きらきらとしている。大きな窓と、光。あいうえおの積木や、回転する椅子や、心を奪われた。

そして、ウィリアム・ケントリッジ展の出口では、コレクション・ギャラリー。日本画「モノクロームの世界」墨による作品が並ぶ。

凄い空間演出だった。

世界では、多くのものが、それぞれ個体として、そして、共鳴しあいながら、動いている。
(つづく)
[PR]
by 555sukiwa | 2009-10-14 15:44 | すきわ日和 | Comments(0)


最新のトラックバック
http://venus..
from http://venuspo..
http://while..
from http://whileli..
http://www.v..
from http://www.val..
第1回三井寺句会完了!!!
from Ban'ya
瀬田の唐橋へ 数寄和で揮毫
from Ban'ya
「鳥」 「風」
from magnoria
ライフログ
検索
うずら卵
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧