すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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森の気 細川貴司展、終了いたしました。

西荻の数寄和からはじまり、数寄和大津へ。
緑が目にまぶしい五月が終わる頃、この展覧会も終わります。
森の気 細川貴司展、お越しくださった皆様、有難うございます。
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季節に合った、木々が伸び、花が咲き、果実が実ります。
数寄和大津の植え込みの花や木。
展覧会中は、あんまり、ゆっくりと見ていなかったら、
いつの間にか、
いっぱい花がついています。
花好きの母が、今日、何々が咲いたね。とか、言ってくれることで
気づくこと。
人って、ひとりで生きていませんね。
展覧会中でも、お越しくださる方が、時々、この木何の木ですか?とお尋ねいただくことがあり、
これは、エゴノキ、これは、、、とか、お話しながら、あらためて、木や花を観ている事もあります。

絵もやはり。
絵を観る方とおはなししながら、改めて、観ています。
そう観えはるんやな。とか、そうそう。とか、、、。

今展は森の気。
まるで、森の中にいるような時間をすごしていたようにも思います。
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薔薇二曲(北原白秋)
一  
薔薇ノ木ニ
薔薇ノ花咲ク。

ナニゴトノ不思議ナケレド。

二  
薔薇ノ花。
ナニゴトノ不思議ナケレド。

照リ極マレバ木ヨリコボルル。
光リコボルル。

一昨年、細川貴司先生の、御作品を拝見させていただいた時には、
薔薇の花がギャラリー内にいっぱいに咲いていました。
なんて、ロマンティックな御作品だろう♪と思いながら拝見しておりました。
片隅には、宝石箱か、宝箱のような、箱も展示していました。

それから2年たちました。
絵を描く人は、おさなごのような成長をされるようです。
たった2年の間に、
作家のなかに森が育っていました。
制作された森の絵。
森の気が、絵を観る人たちに、訪れます。
絵をみて、元気なひとが、話されます。
「よい時間を過ごさせていただきました」
「素晴らしい絵ですね」

絵を観ることの、この豊かさ。
森の絵をみて、森の気を感じれるシアワセ。


展覧会に足をお運びいただきました方々、どうも有難うございました。

素晴らしい御作品を、細川貴司先生、有難うございました。
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今夏も、ギャラリーへ行こう!を開催いたします!
まずは、
「ギャラリーへ行こう2016 作品募集」
応募受付期間 7/21(木) – 23(土)必着

数寄和は東京都杉並区西荻窪と滋賀県大津市にギャラリー店舗を持つ表具・額装店です。

作家の卵が活動を続けていくためには、ギャラリーがまだ価値の定まっていない作品に

発表の機会を作ること、多くの人が自分の目で見て気に入った作品を購入すること、

双方が必要だと考えています。

制作者と鑑賞者をつなぐ公募展「ギャラリーへ行こう」は今夏で7回目となります。

さらに活気ある展覧会となるよう、魅力的な作品をお待ちしています。


詳細は、表具・額装とギャラリーの数寄和ホームページをご覧ください。
http://www.sukiwa.net/
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by 555sukiwa | 2016-05-28 17:37 | すきわ日和 | Comments(0)

森の気 細川貴司展 はじまりました!!

素晴らしい絵が並ぶ、展覧会です。
ぜひ、お越しください。
昨日は、オペラ歌手の安田旺司さんが、お声を響かせてくださいました。
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絵がならんでいる。
それが、日常の、ギャラリーの空間。

一枚の絵があること。
そこには、絵を生み出した、作家がいて
そこには、絵をみる、ひとびと。
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そこ?
いやいや、此処です。ここに絵があります。
そして、人の笑顔や、語らいや。
数寄和大津ギャラリーは、10年、ここ瀬田の唐橋東詰と近江一の宮建部大社のちょうど真ん中あたりで、
企画展を開催しながら、現代を生きる作家の方々の制作した絵を皆様にご覧いただいてきました。
昨日からは、細川貴司先生の制作された、素晴らしい御作品が、まっしろなギャラリーの壁面に並んでいます。

そして・・・です!
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オープニングチャリティーコンサートを、開くことを、展覧会初日にさせていただくこととなりました。

芸術文化が、あって、ひとびとの、語らいが、豊かになります。
喜びを共有すること。
不安のなかにもある、喜びを共有すること。

オペラ歌手の安田旺司さんからの、ご提案で、熊本への応援としてのチャリティーコンサートです。

作家の細川貴司先生、素晴らしい御作品を有難うございます。
真っ白ではない壁。
作家が制作した素晴らしい作品。

お越しくださった方々は、
絵を楽しみ、
歌をたのしみ、
そして、熊本への応援もしてくださいました。
お集まりいただきました方々、有難うございました。

さて。
本日も、朝から、ドアを開ける方々とともに、絵について、
住みやすい町づくりについてなど、
語りながら、、、

よい一日を過ごしたいと思います。

どうぞ、皆様も、足をお運びいただき、
「森の気 細川貴司展」を、体感してください。

展覧会は、27日までです。(火休)
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森の気 細川貴司展

数寄和大津 5/14 (土)-5/27 (金) 13:00-18:00 火休

自ら削り出した木材に描かれる森の気配。
木の魅力に寄り添い制作する細川の新作を
ぜひご覧ください。

展覧会初日(14日)と、15日、作家の細川先生おいでです。

展覧会の詳細は、
表具・額装とギャラリーの数寄和ホームページをご覧ください。
http://www.sukiwa.net/
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by 555sukiwa | 2016-05-15 12:55 | すきわ日和 | Comments(0)

森の気 細川貴司展 14日より、はじまります!!

連休中、みなさま、如何お過ごしですか。
数寄和大津も7日8日とお休みさせていただきますが、
いよいよ14日より、細川貴司展がはじまります!!
ぜひ、お越しください。
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展覧会のタイトルは、森の気。
森っていう漢字は、木がみっつ。
人の生活する場に近い木立を林と呼び、
木々が深く茂ったところ、人の入らぬ樹海、原始林を、森と呼んでいた。
神の気配を感じるようなおこそかな様子を、森厳という。

森の木は、、、、
杜の木が、ご神木であるように、人の人生よりも、ずっと長い。
地球といっしょに生きてきたから、すっかり根を張っている。
そう、森の木は、気(エネルギー)に、満ち溢れている。。。

そうそう、3年ほど前に、木の詩をさがしてみたのです。
木の楽器を吹いていたこともあって、木が好きなので、
詩を探してみたくなったのです。
みなさんにも、ちょっと、紹介してみたい。
ステキな木の詩。ひとつ、ふたつ、、、。

「木」  田村隆一


木は黙っているから好きだ
木は歩いたり走ったりしないから好きだ
木は愛とか正義とかわめかないから好きだ

ほんとうにそうか
ほんとうにそうなのか

見る人が見たら
木は囁いているのだ ゆったりと静かな声で
木は歩いているのだ 空にむかって
木は稲妻のごとく走っているのだ 地の下へ
木はたしかにわめかないが
木は
愛そのものだ それでなかったら小鳥が飛んできて
枝にとまるはずがない
正義そのものだ それでなかったら地下水を根から吸いあげて
空にかえすはずがない

若木
老樹

ひとつとして同じ木がない
ひとつとして同じ星の光のなかで
目ざめている木はない


ぼくはきみのことが大好きだ
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田村隆一の「木」は、国語の教科書にも、載っているようですし、
現代詩文庫の、続々田村隆一詩集にも入っていると思います。

・・・じつは、谷川俊太郎の詩「生きる」が入っている「うつむく青年」の中にも、「木」というタイトルの詩があって、
わたしは、この「木」という詩も、ずっと気になりながら、生きてきたのです!(笑)
たいそうですが、心を持っているということは、そういうことだと思います。
人が生きていくのに、詩も絵も、、、芸術はとてもとても大切です。



                   谷川俊太郎



木がそこに立っていることができるのは
木が木であってしかも
何であるかよく分からないためだ




木を木と呼ばないと
私は木すら書けない
木を木と呼んでしまうと
私は木しか書けない




でも木は
いつも木という言葉以上のものだ
或る朝私がほんとうに木に触れたことは
永遠の謎なのだ




木を見ると
木はその梢で私に空をさし示す
木を見ると
木はその落葉で私に大地を教える
木を見ると
木から世界がほぐれてくる




木は伐られる
木は削られる
木は刻まれる
木は塗られる
人間の手が触れれば触れるほど
木はかたくなに木になってゆく




人々はいくつものちがった名を木に与え
それなのに
木はひとつも言葉をもっていない
けれど木が微風にさやぐ時
国々で
人々はただひとつの音に耳をすます
ただひとつの世界に耳をすます 



谷川俊太郎さんの木、いかがでしょうか。
「木」のイメージが、詩人の言葉から、どんどん広がっていきますね。

絵と詩には、共通するところがあって、
そう、つまり、人の暮らしとは、少し違ったところにあるように感じます。
だからこそ、やはり、人にとって・・・
生物であり、動物でもあり、それでいて、二足歩行の人にとって
とても大切な役割をしているように思います。
二足歩行の人は、見ることが大好きなのです。
目たす人で、見という漢字ができているんですよね。

・・・人の入れないところという、
その森を、家に飾って、毎日、見る。
なんだか、ワクワクしませんか。
その中には、入れないのだけど、その絵を見るなかで、心がおもうこと。
森のこと、木のこと、絵のこと、この絵を生んだ人のこと、、、さまざまな事を心が思うのではないでしょうか。

こんな事をブログに綴りながら、
いま、ふと、玉手箱を思い出しました。
ぜったい開けてはいけないのに、渡された箱のことが、子どもの頃は、よく解らなかったのです。
なんで、開けたらいけないのに、渡すの???????
多くのひとは、私と同じように、??????だったのではないでしょうか?
森が在ること。
森の絵があることで、森があることを思い出します。
同じ地球の上に、森があること。
根っこを地球に張り巡らした、木々。
神々しい、、、聖域の森。
観て、その気を感じながらも、、、そこには入っていけない。
入らなくても、森は、見ているわたしに、存在しています。
それが解るから、それを開けてはいけない。が、わかるような気がします。
森は、美味しいだけではなく、いのちに必要な空気ができるところ。
森は、地球に根を張り巡らしながら、生き物たちの家であり、、、
絵をみながら、感じる、何か、たいせつなこと。
絵には、そのような、役割があります。
物事をひとつの見方だけではなく、違った見方があることに気づいたり。
絵は、素晴らしいのです。

14日からの展覧会「森の気 細川貴司展」へと足をお運びください。
きっと、目からうろこの出来事があるように思います。
作家は、14日15日とおります。

そうそう、言い忘れておりました!!
画像を観て頂くとお分かりかと思いますが、細川先生は、木に絵を描いておられます。
なぜ、木に?と疑問に思った方、ぜひ、作家とおはなしください。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

「森の気 細川貴司展 」

数寄和   4/22 (金)-5/1 (日) 11:00-19:00 無休
数寄和大津 5/14 (土)-5/27 (金) 13:00-18:00 火休

自ら削り出した木材に描かれる森の気配。
木の魅力に寄り添い制作する細川の新作を
ぜひご覧ください。

展覧会初日(14日)と、15日、作家の細川先生おいでです。

展覧会の詳細は、
表具・額装とギャラリーの数寄和ホームページをご覧ください。
http://www.sukiwa.net/
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by 555sukiwa | 2016-05-06 16:52 | すきわ日和 | Comments(0)

サツキですね!(ふじです♪♪)

一度ものぼっていない、おうみふじ。
おうみふじって、いつから、おうみふじというのかな。
藤の美しい季節です♪
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「いづれの山か天に近き」と問はせたまふに、ある人奏す、「駿河(するが)の国にあるなる山なむ、この都も近く、天も近くはべる」と奏す。これを聞かせたまひて、

  会ふこともなみだに浮かぶわが身には死なぬ薬もなににかはせむ

 かの奉る不死の薬に、また、壺具して、御使ひに賜はす。勅使には、つきの岩笠(いはかさ)といふ人を召して、駿河の国にあなる山の頂に持てつくべき由仰せたまふ。嶺(みね)にてすべきやう教へさせたまふ。御文、不死の薬の壺並べて、火をつけて燃やすべき由仰せたまふ。その由承りて、つはものどもあまた具して山へ登りけるよりなむ、その山をふじの山とは名づけける。その煙(けぶり)いまだ雲の中へ立ち上るとぞ言ひ伝へたる。(竹取物語より)

日本一高い山の富士山。
フィリピン海プレート・ユーラシアプレート・北アメリカプレートという3種類のプレートがぶつかり合う境界付近に位置。
さらにその下に東側から太平洋プレートが沈み込んでいるらしい。
この4つのプレートが相互に関わることで現在の富士山の姿があるという。

富士山は活動を続けている山で、まさに「不死の山」です。

万葉集にも登場する「なまよみの 甲斐の国 うち寄する 駿河の国と」の
「よみ(黄泉)」と「かい(卵の意味)」が、「ふじさん」に結び付きます。
甲斐の国は不老不死の神仙の地で、「死者のよみがえる地」と考えられていたのです。
その国に境を接する霊峰「不死」。

ここは、木花咲耶姫をまつった浅間神社信仰やニニギノミコトの天孫降臨伝説もありますね。
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なぜ「ふじ」と発音するのでしょう?
アイヌ語で火の山を指す「ふんち」「ぷし」。
朝鮮語で火を意味する「ぷっと」「ぷる」。
マレー語の素晴らしいを指す「ぷし」。
古代日本語で斜面や垂れ下がりを指す「ふじ」。
おわんを伏せる「ふせ」など、諸説あるようです。

記録で最初に登場する奈良時代の常陸国風土記には「福慈」
万葉集では「不尽山」「不士能高嶺」「布二能嶺」
「富士」と書くのは平安時代初期の続日本紀あたりからのようです。
「不二(二つとない)」などとも書かれます。

画像より。
これは、富士山ではありません!が、、、
近江富士(三上山)は 高さ432mで、
なだらかな稜線を描くその美しい姿から、近江富士と呼ばれています。
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画像より。
上は、現代日本画家の斉藤典彦先生の描く、はるやま、なつやま、あめやま、ふゆやま。
下は、現代日本画家の高田学先生の描く、三上山。

日本一の山の富士山だけではなく、山はそれぞれに美しくそれぞれに歴史があり人の歴史との繋がりがあって奥深い。

日本画家が、山の絵を描くということは、山にそれだけの魅力があるから。

近江富士(三上山)には、かならず、登ろうとブログを綴りながら、おもう。

どんな花が咲いているだろう。
どんな石があるだろう。
どんな風が吹くのだろう。
どんな空をみることができるだろう。
出会えるものに、感謝したい。
でも、、、やはり、大百足には、会いたくないな。と、おもう。(笑)
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森の気 細川貴司展

数寄和大津 5/14 (土)-5/27 (金) 13:00-18:00 火休

自ら削り出した木材に描かれる森の気配。
木の魅力に寄り添い制作する細川の新作を
ぜひご覧ください。

展覧会初日(14日)と、15日、作家の細川先生おいでです。
宜しくお願いいたします。

展覧会の詳細は、
表具・額装とギャラリーの数寄和ホームページをご覧ください。
http://www.sukiwa.net/
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by 555sukiwa | 2016-05-02 17:47 | おと | Comments(0)


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