すきわ草子 |
カテゴリ
以前の記事
メモ帳
|
「手すきの紙と遊ぶ」展。まず、東京から始まりました。ご存知のように、数寄和のこだわりのひとつである手漉きの紙。 日頃、ギャラリーに展示されている作品の多くは、この手すきの紙を使って制作されたものであり、一人ひとりの作家の方々が、その時の制作に合った手すきの紙を選ばれます。 そして、今展は、数寄和にご縁のある、手すきの紙とこれから向き合っていこうという若手作家の方々のグループ展です。 さて、初日は、ギャラリートーク、詩人の田中庸介さんと作家の方々のトーク、オープニングパーティーと盛りだくさんの催しでした。 若手作家の方々のお話は、制作に対する真っ直ぐな気持ちがあり、数寄和スタッフも背筋が伸びました。 田中庸介さんの視点を通した絵、若手作家の方々とのトークでは、作家・作品がクローズアップされて、楽しいものでした。詩人の愛する絵。絵描きがこだわった何か。 ギャラリートークに参加していただいた作家の方々と田中庸介さん。そして吉田加南子先生も数寄和東京にお越しくださり、輪の広がりを感じます。 作る人と見る人、また、場や時が大きく関わりながら、作品が、育ちます。 展覧会は、始まったばかりです。 どうぞ、足をお運びください。 後記というのではなく…富士山が新幹線からみえたので、付録文です♪ 十三夜の日に 本社スタッフへメールを送る。 作家にメールを送る。 懐かしのスタッフにメールを送る。 「今宵は十三夜ですよ。」 あなたにおくる、糸電話のような、もしもしメール。 …恋しかるらん、今日の月影。 新幹線の窓から、富士山がみえる。ガラスのこっちと外が何かで、つながるということ。 メールでふじさんと打つと絵文字が出た。 不二山とも書くという富士山が、在る。私を広がる景色へとつなぐ山と、そして絵文字!! そう、京都と東京をつなぐ、新幹線の旅なのだ!! …東京の空をみた。東京には空がないと言った智恵子さんをおもう。ほんとうの空をおもう。目の前に在る、空をおもう。 …東京の、空。東京の。月をみていたあなたの気持ち ―をおもう。 空に橋かけた日。 (「智恵子は東京に空が無いといふ」 ―高村光太郎 智恵子抄 あどけない話から)
by 555sukiwa
| 2009-11-08 12:10
| すき!和
|
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
うずら卵
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||