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すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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自分のものにすること、手放すこと。そして虎耳草♪

「小澤基弘」展(ギャラリー唐橋さん)
「木代喜司」展(ギャラリー恵風さん)
初日オープニングパーティーに参加させていただきました。そして数寄和では、「とらかい?」会の書き初めでした。
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「手すきの紙と遊ぶ」展の最終日。
若手作家の織田涼子さんと、如何に自分のカラダと上手に付き合うか?話ながら、私はアレクサンダ―・テクニークを少し学んでいて……、
そこへ、高田学さんのご友人が来られました。
「えっ??」まるで、一緒に話していたように、何故か、この方は、アレクサンダー・テクニークの話をし始められました。
そして、書で試すと面白いという話。「えっ??」
織田さんと私は、書についてもお話する事がありました。
織田さんと私は乗り易いタイプ♪「えいっ!!えいっ!!お~♪」なんだか、「とらかい?」会がボンヤリできつつ…なった日でした…。
筆使いのことや、手すきの紙のこと…関わって下さる若手作家さん達の学びの場が出来る事は、大賛成の数寄和のあ♪なのです。
名まえは、なぜか「とらかい?」会となりました♪
2010年の干支。
千里の道を一日で行って還れる寅。
きっと私たちの「とらかい?」会も一年後には、とっても成長していることと思います。

作家の織田涼子さんが、看板の私の絵をみて、上手くなった♪と誉めてくれました。
やっぱり自分のものにしようと思うと何度も何度も描かないといけないのです。
そして、次に進む為には、手放すことです。
…そろそろ字を書きたーい気分なのです♪
自分のものにすること、手放すこと。そして虎耳草♪_f0203477_14121435.jpg
とらかい?会の書き初め会では、五体字典(楷書・行書・草書・篆書・隷書)で「寅」と「虎」、それぞれの字を調べました。
そして、言葉もどんなのが良いか考えます。
虎は自分の子を非常に大事にするようで、大事なモノや貴重なモノを喩えて「虎の子」といったりしますね。
虎は一日の間に千里の道を行き、また戻ってくることができると言われ、勢いが盛んな様子を「虎は千里往って千里還る」というようです。この場合、嫁入りの日などには、帰って来ないようにトラの日を避けます。無事に還ってきて欲しいと願うような場合に、還ってくるトラが余計に重宝がられるようです。
ただでさえ強い者が更に威力をつける「虎に翼」も、良い言葉ですね。 
いったい何を書かれるのか愉しみにしている私でしたが、なんと!絵描きの方々は、ドラえもんや、足の絵や、虎に似ている虐の崩した字を見せてくれます。(大笑い)さすがは、柔軟な方々です♪
今回参加の作家の織田涼子さん、前田恭子さん、そしてアレクサンダー・テクニークを学んでおられるジュンコさんも、それぞれ愉しく遊び、学んだ後、ステキな書を披露して下さいました。
「とらかい?」会の愉しい報告も、すきわ草子の楽しい記事としますので、宜しくお願い致します。

♪♪オープニングパーティーに参加させて頂いた二つの展覧会についてのお知らせです。
☆小澤基弘「我が心のオレゴン」展はギャラリー唐橋さんにて、
1月11日~2月7日迄
http://karahashi.sakura.ne.jp/ 
☆木代喜司展は、ギャラリー恵風さんにて、
1月12日~1月24日迄
http://keifu.blog86.fc2.com/

先生方のお言葉をお聴きしながら、なんとコミュニケーションを上手くとられる方々なのかと感心します。
気配りや、思いやり…。
ステキな大人であること。
大切なことですよね。
仲良くして下さっているギャラリー唐橋さん、ギャラリー恵風さん、ギャラリーさんからも教えていただいています。
こんな風にステキな方々とお会いできると私も努力しようと素直に思えます。

自分のものにすること、そして手放すこと。
どちらも、大切な気づきであり、課題です。

作家の方々は、自分のものとなった何かを技法として制作に活かされています。
そして、ギャラリーは、同じく現代に生きる皆様の生活空間で活かしていただけるように、作品の一つ一つの展示を大切に、工夫させていただいております。

作家の方々も、ギャラリーの私たちも、展覧会を開催しながら、作品を手放すときを楽しみにしております。
どうぞ、ギャラリーに足を運んでいただき、自分の為の一つの作品と出会ってください。

数寄和東京では、「中世の影と光 アイヌール・キュチュキュヤルチュン」展開催中です。
http://www.sukiwa.net/
どうか、宜しくお願い致します。
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付記…補足です♪
虎耳草ってご存知ですか?
ゆきのしたの漢名で、雪の下は、鴨足草など他にも色々な名で呼ばれるようです。
ユキノシタというと、冬でも雪の下で枯れずに残っているから、こう呼ばれるようになったと記憶していましたが、雪に見立てたという説もあるようです。垂れ下がった花弁を舌に見立て(雪の舌)たという説もあるようです。
また、襲(かさね)の色目の一つである雪の下(雪の下の紅梅のこと)。表は雪を表わす白、裏が紅梅を表わす紅色というはなやいだ配色です。
ユキノシタとトラ。どちらもパワーがあるように感じます。
by 555sukiwa | 2010-01-13 14:16 | すきわ日和
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