すきわ草子 |
カテゴリ
以前の記事
メモ帳
|
節句は、伝統的な年中行事を行う季節の節目となる日。三月の最初の巳の日。
この日は、中国では、上巳の祓があったようです。日本では、その後、桃の節句となり、流し雛が、現在の雛祭りとなったそうです。 桃の花は、春の季語です。 人生には、節目があります。 節目を感じながら、やはりまだまだ先へと延びるようにと、吉祥の模様があったり、行事があったりするように思います。 長寿のシンボルの亀。 邪気を祓い不老長寿を与える植物とされてきた桃。 知恵者の福フクロウ。 子どもの頃から親しんでいる多くのものには、様々な紋様や、物語があるように思います。 鳥獣戯画の模写をしました。 サルや、ウサギ。 画。平面だから出来ること。 伝わること。 墨。墨色だから出来ること。 伝わること。 筆。弾力のある毛先があるから出来ること。 伝わること。 いろんなことを、どんどん試しながら学んでいければ…と思います。 日本の風土にあった、それぞれのもの。 どのように、使うか。 ☆お知らせです。 現在、京都マンガミュージアムでは、仏師が彫る鳥獣戯画の世界~彫刻で再現する国宝「鳥獣人物戯画」展が開催中です。立体化した鳥獣戯画。麻田耕民による、木彫り作品。 ☆数寄和東京では、 「薄氷 及川聡子展 絹に描く1」開催中です。 3月4月と、数寄和東京では、愉しい取り組みがございますので、お知らせいたします。 「紙を漉く、字を書く、詩の朗読を楽しむ 開催のご案内」 詳細は、数寄和ホームページをご覧ください。 この企画シリーズの最後を飾るのは、 「詩人の聲」 プロジェクト La Voix des poetes ― わけのわからないものとの闘い2 ― 天童大人さんプロデュース シリーズ第471回 出演は、数寄和東京にもふらっと遊びに来てくださる詩人の田中庸介さんです♪ 4月4日(日)14:30からはじまります。 詩ときくと、ウキウキする私もおそらく数寄和東京にいることでしょう。 ☆数寄和大津では、「薄氷 及川聡子展 絹に描く1」3月13日より始まります。 初日は、作家の及川聡子さんも数寄和大津においでです。 この日は、琵琶湖に春の幕開けを告げる「琵琶湖開き」予定日です。(毎年3月第1又は2土曜日に大津港を中心にセレモニーが行われます。) どうぞ、足をお運びくださいませ。 (付記)3月5日 詩とは、何か? 最近、電車の中で、涙が止まらなかった日がありました。 弦楽器でいうと、弦が切れたようでした。 生きている私は、そこから、少しだけなんとか進むと、詩とあいます。 どんな詩か?と聞かれると難しいのですが、私の愛する大阪の詩人倉橋健一先生は、自分の言葉を持つ事の大切さを教えてくださいました。 倉橋健一先生の詩集に書かれた言葉…まだ、時間はあるだろう…、励まされた日がありました。 人の一生には限りがありますが、まだ少し私にも時間はあると思います。 光と闇。白と黒。 墨で表現することは、光と闇を意識化することのようにも思います。 白から黒への距離は長いとも、短いとも言えます。 美しい手すきの紙は、まばゆい光の世界。 その上に私の見ているモノの、影があります。 私の、影があります。
by 555sukiwa
| 2010-03-03 14:49
| すきわ日和
|
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
うずら卵
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||