すきわ草子 |
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あっ!白川静先生のご本がある…
あっ♪吉田加南子先生もご執筆されたみたい… 「生誕100年記念白川静読本(平凡社)」が出版されています。 紅葉のような手。 赤ちゃんの手をそう呼ぶのは、どの時からだろう。 進化の過程で、手を自由に使えるようになったひと。 さて、手をどう使いましょうか。 白川静先生のなされたお仕事、質の素晴らしさ、そして量も含めて、凄いと感じる…いや、唸る人も多いことと思います。 本屋さんで、あっ!と思い、手にしました。 吉田加南子先生のご執筆された4ページをまず拝読しました。 文字の魅力、言葉の魅力が書かれた文章は、感慨深く、吉田加南子先生のお人柄に触れます。 「フランス詩を書く―書を遊ぶ詩を愉しむ」展においても、 言葉や文字の魅力を、詩人の眼から、お伝えくださった吉田加南子先生。 吉田加南子先生のお仕事のおひとつが、天来書院発行「愛のフランス詩集―作品に書きたい言葉―」であります。そして「フランス詩を書く」展が2年前の春に開催され、多くの方々に、書の魅力、詩の魅力、表具の魅力を味わっていただくこととなりました。 言葉の魅力、文字の魅力は― 天から降りそそぐ一粒の雨水たちが、 山の清水をつくり流れ出し、 谷を渡り、 やがて大きなおおきな海へと成る様に似ています。 海と呼ぶ、そのカタチは、あおい地球の7割であり、動きある波であり、生まれるところであり、大きな魚も小さな魚も自由に泳ぐことのできる空間であります。シーラカンスも存在しうる、竜宮城もあるかもしれないと想わせる空間でもあります。 ―人が、どきどきすることに、すてきな一語との出会いがあります。 ひとつひとつの文字は、一冊の本のなかで、意味が、深まったり、広がったり、輝いたりしています。 それは、海の世界に似ていますが、また、似ていなくて、硬い石に刻むことのできるものであります。 文字が伝わってきました。 感慨深い一冊の本と出会える人生は、なんと豊かなのでしょうか。
by 555sukiwa
| 2010-04-21 14:55
| ことば
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