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6月。数寄和の展覧会は、「西川芳孝展 絹に描く2」
展覧会ご案内DMには、一羽のカラスが描かれています。 タイトルは、「食べる」です。 今日から、6月。 五月最終日だった昨日の夕日があって、夜があり、そして今朝がやってきました。 DMの、描かれたカラスをじっと観ました。 子どもの頃の記憶を辿ります。童謡のカラスは、山にいます。 山、山、やま、………。 幼いころ、山で出会った川を渡るのに、どうしましたか。 「泳ぎます。」と、言いたいところですが、少し流れは速そうです。 石から石へと、飛びます。 丸太をかけて、渡ります。 他にもいろんな方法があるかも知れません。 誰かが道案内をしてくれて、覚えたことと、 自分で、気づいてやってみたこと。 大人になるまでに、歩いてきた道のり。 いっぱい歩いて大人になりました。 いっぱい食べて生きてきました。 いっぱい食べて、この生命があります。 鳥というと、人とは違い、空を飛びます。 西川さんの描かれた鳥のカラス。 この画面では、羽を広げず、「食べる」のです。 なんだか、不思議です。絵描きによって描かれたカラス。 数寄和のギャラリーの壁面には、 かつて若山卓さんのカラスの絵が展示されました。 若山さんの描かれたカラスは、若山さんが育てたカラスでした。 「優しいカラスですね。」と、観る人たちからの言葉でした。 カラスという、童謡にもなっている身近な鳥。 ♪夕焼け小焼けで日が暮れて~♪童謡「夕焼小焼」は、作詞中村雨紅、作曲草川信。 この草川信の代表作には、作詞北原白秋の「ゆりかごの唄」もあります。 この時代には、たくさんの童謡が生まれたようです。 同じ大正時代の童謡「七つの子」作詞野口雨情、作曲本居長世にも、カラスが出てきます。 果たして、カラスという鳥、現代の私たちにとって身近でしょうか。 若山さんの描かれたカラスを観るまでは、 「…渡れるかな?」と感じた、 山で初めて出会った渡らなければいけない川のような存在だったような気がします。 6月の展覧会で観ることのできる、西川芳孝さんの描かれたカラス。 さて、どんな出会いとなるでしょうか。 たいへん、楽しみにしています。 数寄和大津ギャラリーに、西川さんが居られる日は、おそらく6月最終日と7月最初の日のようです。 6月5日から始まる東京展。 東京展会期の6/5と6/6は数寄和も参加している「西荻茶散歩」が開催されいてます。 展覧会の詳細につきましては、 数寄和ホームページか、 数寄和大津ホームページをご覧いただけると有難いです。 http://www.sukiwa.net ♪素敵なコメントを早速いただきました、ゴーヤババさまへと…読んでくださる方々へ♪ 昨日(6月1日)は、晴天。朝からよいお天気だったのですが、夕方、京都で大雨に出会いました。 傘が必要な、雨です。 どんな傘を買おうか?と思い、水玉の折りたたみであり、晴れた日には日傘になるものを購入しました。 大雨がもたらした、らぶりぃな傘との出会いです。 これからの季節、雨が急に降ることも多いですね。そして、陽ざしの強い日も多くありそうですね。小さな折りたたみの傘は、鞄の中にしのばせておくのに丁度よい大きさです!(笑) ゴーヤババさま、コンサート、とても楽しみにしていました。 聴くという参加でしたが、やはり音楽っていいですよね。 静けさがあって、美しい音色、快いリズム、そしてハーモニーがあり…。 来年も、行きたいな♪と思っています。 コメントを拝見して嬉しくなりました。よいトスを下さったゴーヤババさま!有難うございます。 私の、お伝えしたいことを、もう少し話させてください♪ 音楽も、美術も、日常と少し違うとも言えますが、日常の切り口が違うように感じます。 こんな喩えで、どうでしょうか…。同じ野菜を、素材を活かしながら、シュワッチしゅわっちと…切り口がビックリするほど美しい料理人の包丁さばきと…。 そういうと、昔であったお話に、このようなものがありました。 …詩人が、旅の途中にある町に滞在することになります。 そこで知りあい親しくなった人に、聞きます。「この町のよいところは?」。 質問する詩人は、町との出会いの日から詩をいくつか作っています。 問われた人は、問われることで、自問自答しはじめます… どうでしょうか? 音楽を学んでいるなかで、出会う世界の美しさ。 その音楽を生で聴くことで、日常の雑音の多い空間とは違った音に出会います。 言葉も、美しい詩と出会うと、日常とは違った美しいことばの世界に出会います。 では、日常ってなんでしょうか。 世界の捉え方、人によって違いますね。日常も、それぞれ違います。 けれども、話すこと、観ること、感じること、人と人とのコミュニケーションで、共感すること、違いを感じること、それぞれが、つながりあって世界が丸くなるように思います。そう、地球は、まるく、美しい星ですからね。 平面作品が並ぶ、数寄和のギャラリーの空間。 静かな空間です。 作家の制作した作品と向き合っていただけます。 西川さんのカラスを描かれた作品「食べる」は、絹に描かれています。 この、絹。紙とは違い、織物ゆえの、光沢があります。 展覧会では、紙に描かれた作品もございます。手すきの紙、織物の絹と、それぞれの味わいがあります。 どちらも、人類の歴史・文化芸術と関わりながら、発達してきた素材だと思います。 現代若手作家の西川芳孝さんが、絹と、紙と、どのように向き合ったか、どうぞ、御高覧くださいませ。 皆様のお越しをお待ちしております。(あ)
by 555sukiwa
| 2010-06-01 13:39
| すきわ日和
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