すきわ草子 |
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奈良県立美術館では、「平城遷都1300年祭特別展 會津八一のうたにのせて―奈良の古寺と仏像―」が開催中。紅葉の美しい奈良の町並みを歩きながら、そっと、ほとけさまと呟いてみます。
たくさんのお寺がある奈良。 人の祈りや願いが、カタチとなった、ほとけさま。 ほとけさま。 生まれることは嬉しいことに感じ、なくなることは悲しいことに感じるのは、どうしてだろう? 無から生じたのなら、無にかえる。 …でも、でも、でも…それなら…さまざまな思いが生じるのが、人である。 會津八一のうたと書は、石に刻まれて歌碑として在るのだけれど、石もまた、風化する存在なのだと、やわらかくあたたかな字から、感じる。…いのちの星(地球)のかけらである石に刻むことが、たいへんと豊かなカタチのように感じる。 そのやわらかさやあたたかさゆえ、石に刻まれた字からうたがやさしく風のなかを響くように感じる。 古都のなかを、風のように、うたが流れる。 會津八一のうたと書は、八一が少年のころであった良寛さんのうたや、青年になって初めて訪れた古都奈良の、祈りや願いと重なり合いながら、生まれたようにおもう。 …何かが生まれるということは、そういうことなんだろう。 うたも、書も、仏像も、音楽も…そして、絵も。 身体も心も、そして精神も、つき動かされた、そのような物事の中で、感動をよぶ(響きを伝えるといった方が良いかも知れない)何かが誕生するのだとおもう。 風のなかで 葉の色づいた木と あうと 紅葉だ とおもう 桜の字には きがあるのに 紅葉には きがない はるからあきへと ときがたったね… はる・なつ・あき・ふゆ―はな、あふ、ゆき、つる… ことばあそびをしながら かぜにあう… そう、 あきにはもみじ そうして、 あき・ふゆ・はると めぐるきせつに かぜがふく (あ) ☆数寄和からのお知らせです。 お家に眠っている絵や書はありませんか。 軸装や額装にして、お家に飾ってみませんか。 いままで以上にステキな空間ができます。 もちろん、これから、お気に入りの作品に出会うためにギャラリーへと足を運んでいただくのも、楽しいひとときだと思います。 日本の伝統を大切にし、そして現代の美しい空間づくりをお考えの皆様。 アナタのお家のステキな空間づくりのお手伝いを数寄和がします。 ☆そして、やはり数寄和(すきわ)からのお知らせです。 西荻在住の詩人、田中庸介さんの詩人の聲を12/22(水)に西荻の数寄和にて開催いたします。 プロジェクト「La Voix des Poe`tes 詩人の聲」 天童大人プロデュース シリーズ第583回 見ていくように、歩いていくように 出演 田中 庸介 詳細につきましては、数寄和(すきわ)ホームページにてご確認くださいますよう、どうぞ、宜しくお願い致します。 数寄和(すきわ)ホームページ http://www.sukiwa.net/
by 555sukiwa
| 2010-11-28 15:01
| かたち
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