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すきわ草子


「急がば回れ」勢多の唐橋に程近い数寄和大津の物語をつづります。
by 555sukiwa
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メモ帳

「鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言」を、京都シネマで観てきました。

「木のいのち木のこころ」という本を、随分昔に読んだことがあります。
宮大工の棟梁の西岡常一さんのご本で、
読むとなんだか心が清らかになるような本で、
この人がご出演の映画ということで、
数寄和大津ギャラリーの休みの昨日、拝見してきました!!
おススメです!!
「鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言」を、京都シネマで観てきました。_f0203477_1535114.jpg

このブログの画像は、もちろん映画のものではありません。

宮大工の大村棟梁の仕事を今年の1月26日の大雪の日に拝見させていただいたときに撮らさせていただいたものです。

…去年のいつ頃だったでしょうか。今頃だったかな??
近江八幡の賀茂神社の宮司でもある、高校時代の恩師の岡田裕正先生から、
「平成27年に創建1275年の式年で、神社のお社を奈良時代からのやり方で、宮大工の大村さんに建ててもらおうと思っていて…」と、電話がありました。
それから何度となく、大村棟梁とお会いする機会をいただきました。
それから何度となく近江八幡 賀茂神社の話題を、このブログすきわ草子にアップしています。

最初の先生からのお電話で、「宮大工」「古式に則った」「お社を建立」「みんなの神社」等のそれぞれが素敵に響いたのは、
やはり、この宮大工の棟梁の西岡常一さんのご本を読んで嬉しく感じた経験があるからだと思います。

昨日、大雨の中を、映画館へと向かい、
映画を観て、ちゃんとした仕事をするって、凄いことや!!
人って凄いなと、
つい最近筆を持って書いた「人生感意気」という言葉を思い出し、
なんだか生きているってことがたいへん愛おしいことだと思うのでありました。

人生感意気
功名誰復論
(人生意気に感ず、功名誰(たれ)かまた論ぜん)
魏徴の「述懐」の五言古詩の最後からですが、意味は、
「人生は男同士の意気に感ずるもの、功名などは問題とするにあたらない。」
「人生とは、意気に感ずるもの。誰に功があるかなどとは、問題とするところではない。」
とありますが、どんな風に感じられますでしょうか。

わたしの師匠が、よく言います。「小手先ではいかん!!」「カタチを追うのではない!!」と、言います。
大きな紙に書いた「人生感意気」をみると、
汚く仕上がっていて、この10年…生きてきたな♪(10年と言えば、一昔ですからね!)って、なんとなく笑いが込み上げてきました。
「人生感意気やな♪」なんとなく、嬉しくなってきます。

さて、映画に話は戻り、また私の現在に来て、戻り…ややこしいのですが、
映画の中の、宮大工 西岡常一さんの言葉を聞きながら、
当たり前のことですが、言葉はその人なりなのだと、思いました。
その人だから出てきます。
その生き方をしている人だから出てきます。
そうある人だから出てきます。
だから、一言に重みがあります。
同じ言葉を言っても、言う人により重みは違います。
また聴く人により重みは違います。
もし、誰かに酷いことを言われて傷になっている人がおいででしたら、よく考えてください。
その人、どんな人でしたか?
この人の生き方って素晴らしいとおもう人の言葉を胸に刻んで
生きましょう♪
「鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言」を、京都シネマで観てきました。_f0203477_1553687.jpg

かつての恩師である岡田裕正先生と、このところお会いできる機会があり…言葉柔らかに、自分の体験を話されます。
きっと、これらは私の宝物になっていると思います。
おそらく今このときに先生からお聞きしていることが、これから10年、15年と生きているなかで活かされるように思います。
そう言えば、久しぶりに再会させていただいた大事な行事のなか、「教え子です」とご紹介いただきましたときには、先生らしい温かな響きでたいへん嬉しく有り難く感じました。

書の師匠から「人を磨け」と言われますが、
書くことや言葉を発するということは、
私そのもの(私自身)が、そこに現れるのだと思います。

宮大工であり木との付き合いが深かった西岡棟梁が、映画の中で、いっておられたように
その土地から、その木が生まれ育つということを想うと、
裾野の方ではありますが言葉にこだわってきたわたし…
関わっている私としては、
その人から、言葉が生まれ育つように思います。
「人生感意気」も筆で書くと、その人なりがでます。
機械では出ない、その人なりの味がでます。
…ちゃんとした仕事をしよう!!と、思います。

皆様も、ぜひ映画「鬼に訊け」をご覧ください。
そうして生きるとはどういうことか考えてみてください。

皆様も、ぜひ近江八幡の賀茂神社のお社が出来上がるのを、楽しみにご参加してください。
賀茂神社HP http://kamo-jinjya.or.jp/

…そうそう、映画で念仏尺という近江の曲尺がでてきました!!
畳に京間とかありますが、前に、もっと、いっぱいの物差し(尺)があったと聞いたことがあります。
宮大工であり近江の近江八幡(賀茂神社)の仕事をされている大村棟梁に今度、念仏尺についてお聴きしよう!!と思います。(麻田有代)
「鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言」を、京都シネマで観てきました。_f0203477_1564152.jpg

☆数寄和からの展覧会のお知らせです。
・小島徳朗展
6月29日~7月22日まで数寄和大津ギャラリーにて
小島徳朗展を開催します。
(休み 7/7 ・7/15 毎週火曜日)
営業時間は、午前11時~午後6時です。
第1・第3金曜日(7/6・7/20)は午後2時~午後9時までとなります。
ぜひお越しください。

・「田中明子展」のご案内
公募展「ギャラリーへ行こう2010」で
数寄和賞を受賞した田中明子さんの展覧会を開催しております。
ぜひご高覧ください。

数寄和(西荻)
会期 = 2012年 7月1日(日)~ 7月22日(日)
時間 = 11:00~19:00 無休
住所 = 東京都杉並区西荻北3-42-17 ツインハイツ1F
TEL 03-3390-1155
http://www.sukiwa.net/index.html

☆[数寄和の夏季特別企画のお知らせです。
「ギャラリーへ行こう 2012」についてです。

開催趣旨

作家の卵が創作活動を続けていくには、
ギャラリーが価値の定まっていない作品に発表の機会を作ること、
そして多くの人が自分の目で見て気に入った作品を購入すること、
双方が必要だと考えています。
作家を志す方々に小品の意欲作を発表していただく機会を作りました。
夏季特別企画 「ギャラリーへ行こう」です。今年で第三回となります。
多くの魅力ある作品が集まり、活気ある展覧会になることを願っています。

実施概要

会期: 前期 2012年 8月4日(土) - 8月12日(日)
     後期 2012年 8月18日(土) - 8月27日(月)
※ 会期中、数日間休みをいただくことになると思います。

会場: 数寄和 東京都杉並区西荻北3-42-17 ツインハイツ 1階
    数寄和大津 滋賀県大津市神領3-2-1
*東京と大津の展示替えを行います。

詳細につきましては、数寄和ホームページをご覧ください。
http://www.sukiwa.net/artnews/2012/0723/Gallery2012_entry.html
宜しくお願いいたします。


それから…
気になる絵や書はありませんか。
軸装や額装にして、お家に飾ってみませんか。
屏風や襖絵なども、ぜひ、数寄和にお手伝いさせてください。
お気に入りの作品と会える喜びを味わいに、数寄和ギャラリーへと、どうぞ、足をお運びください。いつも皆様の愉しんでいただける展示をしております。お待ちしております。

日本の伝統を大切にし、そして現代の美しい空間づくりをお考えの皆様。
アナタのお家のお気に入りの空間づくりのお手伝いを数寄和がします。
どうぞ、宜しくお願い致します。

☆数寄和Sukiwaホームページ
http://www.sukiwa.net/
…追伸です。Facebook、はじめました。
「額表装&Gallery 数寄和」で、検索してくださいね。
「鬼に訊け 宮大工 西岡常一の遺言」を、京都シネマで観てきました。_f0203477_1574177.jpg

7月20日は、おそらくイベントをします。
VTS(対話型鑑賞)とギャラリートークをします。
詳細は決定次第お知らせします。
どうぞ、宜しくお願いいたします。
また、VTS(対話型鑑賞)は、3人以上でお越しの際にご希望であれば体験してください。
宜しくお願いいたします。(数寄和 麻田)
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大切なお知らせのお知らせです。

・数寄和大津の氏神さまである近江国一之宮建部大社の公式サイトが公開となりました。
http://takebetaisha.jp/
スペシャルコンテンツ「日本武尊物語」があります。拝見してみてください。

・近江(滋賀)御猟野之杜 賀茂神社
1300年の日本の馬の魂が宿る神社です。
賀茂神社ホームページ
http://kamo-jinjya.or.jp/
ブログすきわ草子にて先日の足伏走馬(あしふせそうめ)♪
http://www.sukiwa.net/otsu/otsubbs/news/2012/050701/index.html
・おうみだより♪(近江八幡・賀茂神社の地鎮祭に参列してまいりました♪)
http://www.sukiwa.net/otsu/otsubbs/news/2012/062501/index.html

・パントマイムといえば、伝三Fさん。
ヨネヤマママコさんの御弟子さんだった伝三Fさん。
今年は、伝三Fさんのパントマイムがたくさん楽しめます。
七夕の7月7日午後7時7分から、京都・法然院にて「蜘蛛の糸」が伝三Fマイムでご覧いただけます。
ご予約先FAX0798-70-7269
ブログすきわ草子に関連記事あります♪http://www.sukiwa.net/otsu/otsubbs/news/2012/070102/index.html

・7月7日夜は、大阪でも楽しいイベントがあるようです。
私の元に声は届いてくるでしょうか。
「渡っていくか、声!!」
詩人の今野和代さんからのお知らせを頂戴して、やはり、皆様にお伝えしておこうと思います。

数寄和からのお知らせでした。
ご覧いただき、有難うございます。(数寄和 麻田)
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by 555sukiwa | 2012-07-04 15:10 | ふるさと
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