すきわ草子 |
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近江に都があったことがある。
豊かな水。水路であった淡海(おうみ)。 天智天皇の后の倭姫王の歌が万葉集にある。 淡海という言葉が歌にあるー 天皇の大殯(おほあらき)の時 大后の御歌一首 いさなとり 淡海の海を 沖放けて 榜ぎ来る船 辺付きて 榜ぎ来る船 沖つ櫂 いたくな撥ねそ 辺つ櫂 いたくな撥ねそ 若草の 夫の命の 思ふ鳥立つ 飛鳥から近江への遷都が行なわれ、誕生したのが大津京。 此処では初の戸籍「庚午年籍」の編成などの政治改革が進められたそうです。 日本書紀天智十年(671)夏四月の丁卯の朔辛卯の日 漏剋を新しき臺に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す。始めて漏剋を用ゐる。 日本最初の時計を用いた日は、現在の6月10日にあたるようです。 天智天皇の詠まれた歌は百人一首にも有りますから、 ご存じの方も多いと思います。 秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は露にぬれつつ 天智天皇が大津宮で崩御されると、 その皇位継承をめぐって大友皇子と大海人皇子との間に壬申の乱がはじまったのです。 大和と近江を主戦場とした戦いの最後の決戦が瀬田の唐橋で行われたと聞きます。 近江の朝日の美しさ。 なぜだろう? そういうと、前に近江に何がありますか?とご質問をいただいたことがあり、 琵琶湖があります。と御答えしたが、 今、近江に何がありますか?というご質問をいただいたら、何があると答えるだろうか? 美しい朝日ももちろん、近江にあります♪ 大好きな映画「イル・ポスティーノ」は詩人パブロ・ネルーダをモデルにしていた。 ある小さな島に訪れた詩人が、仲良くなったこの島で生まれ育った若者にきく。 この島の美しいものについてである。 同じ景色でも、詩人の心をもって、見渡すと、美しいものがいっぱい目の前に現れてくる…この映画をみていると、美しいものは心が生み出すもののようにも想う。 …そうこの近江といえば、わたしにとっては、近江一之宮建部大社あたりは、小学校の通学路でもあり、いっぱいの思いでがあるところであります。 リコーダー吹きふき歩いた坂道や、 ごぉーごぉーびゅうびゅう風にあおられている竹藪近くを歩くとバケツが飛んできて台風を体感したり…、 俳句というものを習った日には皆で指を折りながら、出来たそれぞれの新作をゲラゲラ笑いながら発表しあって歩く道であったり、 本日の寄り道に大きな恐ろしそうな顔つきの犬がいて、 どうやって逃げるか?目をあわなさいように!!!なんてドキドキしながらその場を遠ざかり、その後、恥ずかしいやら可笑しいやらで、一緒に頑張った友と共に替え歌つくり大笑いして恐ろしい犬を心のなかでは退治していたり等々…などなど… そうそう、たいへん美しいともいえる!! 様々な思い出ある近江の地なのである。 そう、わたしのこころに思い出をいっぱいおうみの地であるのである♪~ 日本語では、おいしい!を美味しいと書く♪ 近江の美味しいものも知っているし、知りたいとおもう。 わたしの心は詩人♪~なんだと、今も近江をおもうと元気になる♪ わたしにとって、いっぱいいっぱぁーい美しいものが言えるこの地なんだけど、 もう忘れているけれど 大人になるまでには、 悔しかったり、悲しかったり、辛かったり、やりきれなかったり…おそらくそんな感情もいっぱいあったとおもう。 そう、たとえば、近江は冬は寒い。 これは、辛かったり、やりきれなかったり…の感情を生む力がある。 けれども!そう、けれども…冬。 辛かったり、やりきれなかったときに、 冬だからこそ観れる美しい景色をみると、冬は辛いだけの季節ではないとおもうのである。 詩人のココロをもってこの近江の地の味わっていこう♪ …いやいや近江だけではなく …近江を愛した松尾芭蕉さまは伊賀のお方であっても近江を愛し、近江に眠っておられる… そう、芭蕉さまのように歩くその場を愛そう。詩人の心をもち、詩人の眼をもち、歩いてみよう。 すると美しいものが心のなかの宝物としていっぱいいっぱいになる。 そうそう詩人の心は広いのである。 詩人の心は、美しいのである! 詩人の心はまるで…そうまるで母なる湖の琵琶湖のようですね♪ともおもう。 美しいものが此処にある。 そう改めておもう今日この頃である。(麻田有代) ・数寄和大津の氏神さまである近江国一之宮建部大社の公式サイトが公開となりましたのでお知らせします。 古事記のなかにもヤマトタケルさまのお話があります。 建部大社さまのHPスペシャルコンテンツ「日本武尊物語」があります。拝見してみてください。 http://takebetaisha.jp/ 第三日曜は氏神建部大社さまの参道にて勢多市があります♪ 数寄和大津もいます♪2月は17日ですよ♪ http://www.shigaquo.jp/sp56/ ・近江(滋賀)御猟野之杜 賀茂神社 1300年の日本の馬の魂が宿る神社です。 私にとっては、恩師が宮司をされている神社でもあります。 現在、お社を建立中。 皆様の神社となるよう、皆様にお呼びかけ中の賀茂神社です。 詳細は、 賀茂神社ホームページ http://kamo-jinjya.or.jp/ ぜひ、禰宜さんのお話に耳を傾けてくださいね♪ホームページをぜひぜひご覧くださいませ。 この神社の境内。大きな木々の中を歩くと、歩く前とでは少し違う身体となっています。心も少し変わっています。ぜひ賀茂神社へお出かけください。 では、数寄和からのお知らせです。 好きなことば、好きな絵が書かれた色紙をすぐに掛けられる色紙掛軸は、すぐれもの。 現在数寄和大津ギャラリーでは、「軸装273×242」展を開催中。 今展、数寄和大津へ足をお運びいただく皆様には、 亀井武彦先生・唐仁原教久先生・藤枝リュウジ先生の作品を存分に味わっていただきたいとおもい、作品を引き立てる色紙掛軸とともに展示されています。 http://sukiwa.net/wordpress/archives/1015 ぜひ、お越しください。お待ちしております。 さて。数寄和の2月の展覧会は 「春の調べ」 http://www.sukiwa.net/otsu/gnews/image/2012/122701/index.html たいへん楽しみにしております、展覧会です。 素敵な絵を皆様にご覧いただこうと、4人の作家の方々は、心を込めて、制作中♪ 芽吹く春を一足先に皆様にお届けする展覧会「春の調べ」。 ぜひ、お越しください。 一枚の絵をもっともっと味わいたい方々のために対話型鑑賞会も予定しております。 古来より日本では歌好き茶好きという方々がおられたということを想いながらー …絵好きにもさまざまあるだろうと思う今日この頃です。 ひとり静かにゆっくりと絵を楽しむために、気に入った絵を買って自分の部屋に飾るひと。 家族の大事な思い出となる絵を楽しみたく、家族団らんの部屋に飾るひと。 大事なお客様をもてなすために客間や玄関に飾るひともおありですね。 地球の上には実にたくさんの絵があり、よい絵だと聴くと、まず足を運ぶー絵を愉しむために人々とともに絵を観る空間へと足を運ぶひとがおいでだろうと思います。 作家の眼を通して心を通して頭を通して手を通して 出来上がった作品の一枚の絵。 その絵をみることが、どんなに人生を豊かにすることかを、 絵を味わいながら感じていただけたらな♪と思います。 皆でワイワイからはじめようと思う人、ぜひ対話型鑑賞会へ♪ 絵数寄人になってくださいませ♪ それからそれから… 気になる絵や書はありませんか。 軸装や額装にして、お家に飾ってみませんか。 屏風や襖絵なども、ぜひ、数寄和にお手伝いさせてください。 お気に入りの作品と会える喜びを味わいに、数寄和ギャラリーへと、どうぞ、足をお運びください。いつも皆様の愉しんでいただける展示をしております。お待ちしております。 日本の伝統を大切にし、そして現代の美しい空間づくりをお考えの皆様。 アナタのお家のお気に入りの空間づくりのお手伝いを数寄和がします。 どうぞ、宜しくお願い致します。 ☆数寄和Sukiwaホームページ http://www.sukiwa.net/ …追伸です。Facebook、はじめました。 「額表装&Gallery 数寄和」で、検索してくださいね!
by 555sukiwa
| 2013-01-25 17:16
| ふるさと
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